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ムーンウォッチャー  投稿者: ガラクマ 投稿日:2018/09/20(Thu) 00:31 No.11336
garakuma.gif 1957-59年あたりに、ムーンウォッチ計画に中学生、高校生で参加された方は、まだお元気なお年だと思いますが、なかなか身近でお会いすることがありません。
当時は凄いエネルギーだったのでしょうが、懲りて天文からみなさん遠ざかってしまったのでしょうか?
不思議だと思っております。

みなさんの中で、または身近なお友達でいらっしゃいますか?

******************************************************

 アメリカがロケット観測などを含む第三回国際極年を提案し、国際学術連合(ICSC)は国際地球観測年として世界各国が協力して地球物理学の諸問題を調査する国際科学研究プロジェクトを発動した。期間は1957年7月から1958年12月。日本は南極観測を提案した。
 国際地球観測年においては、アメリカの威信にかけ人工衛星打上げの準備が行われた。
その人工衛星の軌道観測の為、スミソニアン天文台に本部が設置され、人工衛星の飛行状態だけでも大気の影響など貴重な情報が得られるため、精密な観測用に新たに設計された12台のベーカー・ナン・シュミットカメラの設置が計画された。

 ただ、それで観測するには人工衛星をだいたいの位置を知り、概算の軌道計算が必要であった。人工衛星の補足について世界中に目的や方法が示され、天文関係者を中心に各国で観測班が組織された。1957年8月においては、アメリカ77、ブラジル4、チリ4、南ア4、ペルー3、カナダ2、オーストラリア2、台湾2、ニュージーランド2、スペイン2、コンゴ-、コロンビア、コスタリカ、キューバ、フランス各1、その他英、西独、イタリア、パキスタン、フィリピンで計画中。に対し、日本は63と、アメリカに次いで多かった。
この活動をムーンウオッチと呼んだ。

方法は、広い視野の小型望遠鏡(ムーンウォッチャー)を東西、または南北に視野角を重ねながら少しづつずらせた方向に向け、どこからくるか分からない衛星を待つ。という人海戦術、それも根気がいる作業であった。具体的には、毎日新聞、読売新聞、朝日新聞の後援をもらい機材(ムーンウォッチャー)を導入し、各地の公共天文台や学校、アマチュア天文同好会等で作ったグループのメンバーが寄り観測するものであり、中学生、高校生の参加も多かった。
観測は、衛星が太陽の光を反射して、かつ暗い対象でも見やすい日没直後か早朝日の出前になる。方法としては、南北(子午線方向)か東西に一列に望遠鏡を並べ、夫々の望遠鏡の視野が少し重なる程度にずらした複数以上の望遠鏡を設置し、夫々の望遠鏡の観測者が視野の中心に見える線(例えば子午線方向に望遠鏡を設置した場合、天頂と地軸の南北を結んだ線に合わせたレチクル)を通過した時間を正確に測定する。測定にはJJY(ラジオ電波にの
る時報)とテープレコーダーを利用し、観測者の声と同時に記録し、測定した。
 ムーンウォッチャーはできるだけ広角で暗い星までよく見えるような低倍率の望遠鏡が適していた。また、当初対象としていたアメリカの人工衛星は、肉眼では見えない暗いものと予想されていた為、ある程度の集光力が必要で、口径3-5cm以上で5-10倍前後の視野角が広い望遠鏡が適しており、国内ではアストロ光学、日本光学工業、五藤光学研究所、日本精工(ユニトロン)等のメーカーで専用機が開発された。同じく世界中でも同等の望遠鏡が開発された。   

ところが、実際は、ソ連のスプートニク1号がアメリカより早く特に予告も無く突然1957年10月4日に打ち上げられた。スプートニクの打上は全世界に衝撃を与え、スプートニクショックと呼ばれ、アメリカが先導した各国の観測チームはスプートニクを観測することとなった。アメリカのメンツは潰れ、スプートニクの技術は当時のアメリカをはるかに凌駕し、危機感を持ったアメリカとソ連との間で宇宙開発競争が過熱することとなる。地球観測年前から始まる宇宙開発競争とともに第一次宇宙ブームが始まった。

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Re: ムーンウォッチャー   (^0^)コメト - 2018/09/20(Thu) 11:06 No.11337   HomePage

utyuujin1.gif ガラクマさん、皆さんこんにちは

久し振りのガラクマ御大尽のスレ立てデツ。(^0^8
台風被害ありましたら(きっとあったナ)お見舞い申し上げます。m(_ _)m

(^0^)は会報原稿の較正が終了し、DVD焼き。。となりましたが、
CDストレージが壊れ、外付けを買いましたがこれが不良品。(安物はイカン!)
代替えを捜していて、まだ処置出来てませんで会報の発行が遅れるカモ。。

ムーンウォッチですが、この時代は大まじめに”観測”してたんですネ。(^0^;
望遠鏡も各社から発売されていて、時代に乗り遅れまいとするやる気の姿勢満々。
理振法でも指定されていたら学校毎に観測隊が出来たかも。。

ところで、ガラクマさん関連の川崎天文同好会さんとかではアマチュア観測の
開祖であり、三鷹とセットでやっていたとか聞きますので関係者が多いのでは?
スークーさん経由で貴重な体験談が聞けるかもしれませんヨ。(^0^v

※真剣な観測者達の後ろの白い丸筒が望遠鏡に見えてしまうのは、(^0^)だけ
かいな?
また、指導教員と見受けられる方の白衣がなんとも科学者でつ。化学者かも。。




ベーカー・ナン・シュミットカメラ   ガラクマ - 2018/09/20(Thu) 22:42 No.11340

garakuma.gif コメトさん。皆様 こんばんは。

いつもはコシヒカリ、あきたこまち、オオセトの中から2〜3種類のコメを作るところ、コシヒカリだけにしたので、もう終わりました。ちょっと他の事をしておりました。
台風は大丈夫でしたが、関係なく母屋の雨漏りがひどく、修繕要ではあります。

さて、本題の方ですが、お詳しい方はおいといて、ちょっと追加でご説明します。
まずは、このムーンウォッチ計画の目的というか、本核的な観測をするベーカー・ナン・シュミットカメラですが、これもすごい。
 
 アメリカの衛星は、これが世界12カ所に設置されるのを待って打上る予定で、それに合わせてムーンウォッチ計画として、世界中に軌道計算の為の元となる観測を依頼したわけですが、まだ1台目ができたかどうかという時期にソ連が打ち上げたもんですから、ムーンウォッチ自体が困ったことになりました。
 だいたい、数日の観測の結果で軌道計算ができ、ベーカー・ナン・シュミットカメラが捉えられたら軌道検証が完了し、その後は精密観測に移る予定だったんですが、カメラができてないので軌道検証ができず、いつまでたっても終了しません。終了が無く永遠(ではないですが)に観測をしないといけない事態になったんですが、「や〜めたっ」ってこともなく、熱心に観測を続けるグループが多く、特にスミソニアン天文台が満足に軌道計算してくれないものですから、東京天文台で軌道計算までしていたようです。

その問題の、ベーカー・ナン・シュミットカメラですが、全世界12カ所(ニューメキシコ、フロリダ、ハワイ、スペイン、日本(三鷹)、南アフリカ、インド、イラン、ペルー、アルゼンチン、アンティル諸島、オーストラリア)に計画、最終的には設置されたんですが、スプートニクに遅れるのは仕方なしとしても、当初の計画1958年1月頃には全台設置完了の予定に対しても大きく遅れ、国立天文台(三鷹)には、5号機が納入されたのが1958年3月。困ったものです。

仕様としては、
口径       500o
焦点距離(F値)  500o(1.0)
フィルムサイズ     300×50o
光学構成補正板 (レンズ3枚)+反射鏡(球面)
極限等級固定撮影 6.6等(角速度42分/sの場合)
    追尾撮影 11.6等(同、追尾誤差10%とした場合)

撮影手順と時間を正確に記録しながら、一回の観測でA→B→Aと撮影

A. 固定撮影・・・衛星は線状に、背景の恒星はほぼ点に写るが、途中シャッターが閉じ、衛星の位置をマーキングする。
B. 追尾撮影・・・衛星は点だが、恒星が線に写る。途中シャッターが閉じ、恒星の位置をマーキングする。

三鷹に納入されたものは、今は姫路の科学館にあるとのことです。

高速で動く人工衛星を、コンピュータも速くない時代に追尾するというのは手ごわい作業だったと思います。
架台も動きやすそうに作っておりますが、実際動いている状況をみたいものです。
銀塩カメラの時代、300×50oという変形サイズのフィルムを現像しないと分からない、というのも今では想像しにくいものです。

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Re: ムーンウォッチャー   ガラクマ - 2018/09/21(Fri) 20:50 No.11345

garakuma.gif  さて問題のムーンウォッチャーですが、日本天文学会と日本天文研究会、東亜天文学会、生駒山天文研究会にはじめオファーが出たのですが、それぞれ別々に望遠鏡を開発して、自分たちのグループに配布したようです。

〇日本天文学会   (「日本アマチュア天文史」P212-218 冨田弘一郎氏)
 毎日新聞より100万円の援助を受け、旭川(堂本義雄)、仙台(吉田正太郎)、東京(加藤藤吉)、豊橋(金子功)、名古屋(山田博)、高松(三沢邦彦)、金光(藤井永喜雄)、中津(中野繁)、福岡(坂上務)、長崎(佐藤隆夫)に観測班を結成した。とのこと。
望遠鏡は、日本光学に作ってもらったものを使ったようです。

〇東亜天文学会&日本天文研究会   (読売新聞より)
 東亜天文学会(山本一清)が大阪読売新聞社、日本天文研究会(神田茂)が東京読売新聞社から資金提供を受け、東京、真鶴(神奈川)、上諏訪、新潟(堤沢三郎)、高岡、富山、静岡、宮崎、高知、金屋、大津、広島、大阪、四日市、橿原、京都(2)、諫早 他で組織されたとのことです。
望遠鏡は、科博の村山技官、九段高校大崎教官、向島工業高校の井上教官らが設計し、アストロ光学で製作されたMT-3型が配られたようです。

〇生駒山天文研究会     (朝日新聞より)
 調査中ですが、京大の堀井三郎氏の設計で視野10度、倍率7倍、口径5cmのアストロMT-4に似た望遠鏡を開発したようですが、MT-4そのものになったかもしれません。
朝日新聞は、他に宇宙旅行協会(原田三夫)の後援も行ったようです。

望遠鏡(ムーンウォッチャー)に関しては、ここまでがスプートニクに間に合ったようで、五藤光学やユニトロンは間に合わなかったようです。

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Re: ムーンウォッチャー   青色つきこ - 2018/09/22(Sat) 08:45 No.11349

ガラクマ様、みなさま、こんにちわ。

 Moon Wacthについては、天文月報1958年4月号及び5月号で各地の観測班の活動
が報告されていますし、5月号には広瀬秀雄氏「ベーカー・ナンのシュミット
カメラ」が掲載されています。
 前スレのアストロ光学関係で既に読んでいましたので、Moon Wacthも楽しく読
んでおります。

 天文月報1958年5月号の旭川班の報告の中にL字型望遠鏡、K字型望遠鏡という
のが出てくるのですが、L字型望遠鏡は日本光学製のことかと思いますが、K字型
望遠鏡がよくわかりません。
 K字型望遠鏡は旭川班には1957年8月下旬に大部分が到着していたとのことです。
 K字型望遠鏡は卓上架台が付いているものを指しているのでしょうか。???

 ちょっと疑問に思っているのが、アストロのMT-3及びMT-4ですが、単に50mmと
広告やカタログに記されていますが、有効径なのかレンズ径なのか。
 もしかして、レンズ径?????
 天文月報1958年2月号のアストロ光学の広告にはMT-3及びMT-4の他に天体望遠鏡
S-5型(口径とは記載がないですが、単に62.5mm)、H-3型(79mm)となっていま
す。有効径は、S-5型が60mm、H-3型が76mmです。




Re: ムーンウォッチャー   エド - 2018/09/22(Sat) 11:46 No.11351

青色つきこさま 皆様 こんにちは〜秋雨ですね〜

最近、視野の中をツーっと横切る人口衛星にドキッとすることが度々ありますが、
それだけ多くの衛星が回っているといるということでしょうか。

専用の望遠鏡を各社がそんなに揃えていたなんて驚きました。
要求される倍率と視野が、双眼鏡のものとほぼ同じだったことから、
光学系はほぼ双眼鏡からの流用で間に合い、短期間で製作できたのではないかと想像します。
口径5センチf180mm前後とはまさに双眼鏡の対物です。

ニコンの接眼部のつくりは流石に高級です。
精光の角度読み取りは6センチ赤道儀の目盛環の流用に見えます。

気が付くのは、天頂プリズムを使用したタイプと、対物の先にミラーを付けて光路を折り返したのと
2タイプあります。
(日本は前者、米国は後者が主流?)
天頂プリズムタイプの鏡筒が“L字型”というのはわかりやすいですが、
先端にミラーを付けたタイプは、Kの字を左回転で倒すとミラーで反射した光路を表現しているように思えます。
いかがでしょう?




Re: ムーンウォッチャー   ターレット - 2018/09/22(Sat) 18:16 No.11354

ガラクマ様 皆様 こんにちは。
トイスコっぽい古スコには、なぜか胸がときめきます。
最近国内ではあまりお目にかからないので、もっぱらEBAYで楽しんでいます。
先日、ムーンウオッチャーらしきものが出ていましたので、
よく見るとメイドインジャパンの文字が。
デザインもシンプルでよかったのですが、アッという間に高騰して銀河の彼方に〜。
タイトルが1960スペースシャトルとなっていましたが、
シャトルは1981〜なので、どうも年代が合致しません。
ガラクマ様のムーンウオッチャー紹介写真と同世代なのか、どなたかご存じないでしょうか?。
EABYの記事は問題がありましたら、削除願います。





Re: ムーンウォッチャー   ガラクマ - 2018/09/22(Sat) 21:33 No.11355

garakuma.gif みなさん。こんばんは。

ターレットさんのご紹介の望遠鏡持っております。ただ、オンボロで欠品アリですが、確かヤフオクで落としたかと思います。
謎のブランドで、わたしも分かりません。たぶんケルナーだとは思いますが、50度以上の視野角があり、よく見えます。

L型、K型、確認はできませんが、少なくとも対物ミラー型のアメリカ製に対し、国産は天頂ミラーまたはプリズムで接眼レンズ前で曲げるというのを提唱した冨田先生は、それらをL型と称していたようです。

レンズ径ですが、たぶんほとんどは普通に言う有効径だと思いますが、あまりに広角狙いの低倍の為、射出瞳径が7oを越えており対物レンズからして有効最低倍率以下となり、その辺を先に添付した一覧表に示しておりましたが、有効最低倍率以下とういのも覗き易さ、開口率とかで有効かもしれません。

この手の望遠鏡は、ムーンウォチャー、サテライトテレスコープ、(同)トラッカーとか、いろいろな呼び方があり、アメリカではマニアも少なからずおります。
https://www.cloudynights.com/topic/502528-project-moonwatch/
(めくっていくと、実は私も参戦しております)
このおじさんとかは、凄いです。
https://www.youtube.com/watch?v=344OZGKup2E&t=27s

トイスコっぽい古スコではありますが、村山先生でしたっけ。確かムーンウォッチャーで彗星発見されたんじゃなかったのかと?
(↑どなたか、チェックお願いいたします)
五藤光学のなんか、対物はトリプレットセミアポです。

他にも、持っておりますが、おいおいご紹介いたします。

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Re: ムーンウォッチャー   ターレット - 2018/09/24(Mon) 10:59 No.11365

ガラクマ様、早速のお答えありがとうございます。
サテライトをシャトルと勘違いし、お恥ずかしい限りです。
ムーンウオッチャーは鏡筒も個性的ですが、架台に各社の工夫が見られますね。
中でも紹介動画の五藤製は、台座三脚を含めて素晴らしいです。
アナログ時代のセオドライトやトランシットを彷彿とさせます。

測量機器は格安でヤフオクに出ていますので、ムーンウオッチャーに再生出来ないかとレトロっぽいのを数台購入しましたが、
インナーフォーカス式なのとレンズ径が最大で40ミリくらいなので、未だに実現できてません。

たまに輸出専用メイドインジャパンのトイスコがeabyに出てくると、旧友に会えたような気がして不思議であります。
里帰り品は湿気がすくないのか、レンズのカビやホコリは素性が良く、再生も簡単のような気がします。

収蔵品のトイスコの紹介記事、楽しみにしています。




Re: ムーンウォッチャー   ガラクマ - 2018/09/24(Mon) 23:06 No.11370

garakuma.gif トイスコというか、コンパクトなのによく考えられた望遠鏡って、興味湧きます。
先にリンクしたCludynightsの1ページ目に出てくるのを、ebayで以前おとしました。
塩ビ鏡筒や光学系なんかたいしたことないですが、ミニチュアのように目盛環や水準器がついているのが楽しいです。

ちなみに塩ビ鏡筒は、昔大一光学さんの専売特許だったらしく(ミザールさんもありましたが)、ニチメン実業さんからSKILCRAFT社の輸出されてたらしく、関係あるかもしれません。

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Re: ムーンウォッチャー   ガラクマ - 2018/09/26(Wed) 21:34 No.11373

garakuma.gif 実は、こちらの関係もあって、まとめておりました。
https://wwp.shizuoka.ac.jp/sess/  (一般公演4が私の発表)

当日は、アストロMT-4を持っていき覗いてもらいました。
最後の写真のMT-1は、写真だけです。





Re: ムーンウォッチャー   ターレット - 2018/09/27(Thu) 10:11 No.11374

ガラクマ様、資料公開ありがとうございます。
アストロのムーンウオッチャー、GOTOとは又違った良さがありますね。
月刊星ナビ10月号に、このオーテピアの記事が載っていました。
一般講演をされたそうで、講演聞きたかったです。
(アストロの現物も見たかったー笑)
この高知未みらい学館には関勉氏コーナーがあり、コメットシーカーがのぞけるようです。
四国のこの秋は、大塚美術館〜天体望遠鏡博物館〜高知みらい科学館経由、
ムーンウオッチャーをしながら、カツオのタタキで仕上げでしょうか。




Re: ムーンウォッチャー   (^0^)コメト - 2018/09/27(Thu) 11:16 No.11375   HomePage

utyuujin1.gif ガラクマさん、みなさんこんにちは

なるほど。。ムーンウォッチの配列が最初の説明の写真では
違和感があり、どして?と思っていたんですが、ガラクマさんの
講演資料で納得でした。(^0^;

また、世界中でそれぞれの観測姿勢とセッティングに個性?
があるので、面白いなぁ。。
特に、立位でやってるのはそれぞれに専用架台を用意しており、
余裕のある方、当事国の開催であるので熱心でつ。(^0^8

これと同時にベーカー・ナン・シュミットカメラに着いてた
円錐フードの案内望遠鏡も世界中に配布され、日本には土田喜直氏の
自宅とか堂平天文台に(同架で当たり前)配置されました。
これを見るなら未だ堂平天文台に在るので見れます。(^0^v

当時は連日の如く航空便で観測要素が送られて来たとかで、驚き!
土田氏の自宅に赴くと、お庭に設置された円錐フードの望遠鏡は
X溝サポートの自作架台に鎮座し、回転軸の設置精度は秒オーダー
であるとおっしゃっていました。




Re: ムーンウォッチャー   ガラクマ - 2018/09/27(Thu) 23:03 No.11376

garakuma.gif ターレットさん。(みなさん)
ありがとうございます。是非おいで下さい。
ただ、度々のお願いですが、事前にご連絡くださいね。
本業(会社員)に日曜百姓に道楽の大学院生で、博物館の知恵袋となりたいと土日は(自費での)遠征も多く、ほとんど登館しておりません。
可能な限り、合わせて登館いたします。

高知は楽しかったです。関氏のコメットシーカーありました。ただイメージが違いました。いろいろ改造されてきたからかもしれません。山崎氏の展示が少なかったのが少し残念。
当日は、大雨で高速道路閉鎖、JR運休で、大変な2日間でした。予讃線の多度津駅まで何人か地道で送って帰りました。

コメトさん。堂平天文台に在るんですか。見たいものです。
私が知りたいのはソ連製のベーカー・ナン・シュミットカメラです。これも堂平に情報が残っているのではないでしょうか?
どういう経緯で日本に送られてきたか、冷戦時代日本は敵国であったはずです。
http://prc.nao.ac.jp/prc_arc/arc_news/arc_news023.pdf
http://prc.nao.ac.jp/prc_arc/arc_news/arc_news033.pdf
http://prc.nao.ac.jp/prc_arc/arc_news/arc_news034.pdf




Re: ムーンウォッチャー   (^0^)コメト - 2018/09/27(Thu) 23:50 No.11377   HomePage

utyuujin1.gif ガラクマさん、みなさんこんばんは

堂平天文台に在るのは接眼部に少し改造が施されているように見受けました。
今風の接眼部に適合するようにしたか、または(^0^)の間違いかも。。
確かにドーム階下には未だにコート釜とか木箱が幾つか在り、あれかなぁ。。?
又は、法月に移管され。。とあるので、そこにあるかもネ。

そうなんですか。。ソ連製のベーカー・ナン・シュミットカメラと他国製が
有ったんですか。。(^ ^;
そうなんでしょうネ。この架台を見れば姫路のとは異なるようです。
これらは一体どこに在ったのか?初耳、初目ばかりで驚きます。

冷戦時代になぜ旧ソ連?とも思ってましたが、そのネーミングからは
原産地が旧ソ連と思ってしまいます。8^0^8
これはマクストフとかシュミットとか八木アンテナとかとの敵国でも
発明者に敬意を表する業界に感じるのでつ。ドオ?




Re: ムーンウォッチャー   - 2018/09/28(Fri) 22:01 No.11378

ベーカー・ナン シュミットカメラはアメリカ ハーバード大天文台のベーカー氏(Baker)、架台設計がナン氏(Nunn)でロシアとは無関係です。ナン氏の所属がハーバード大なのか架台製造したBollor-Chivens社なのか分かりませんが、、、、3枚玉の色消し補正板と人工衛星追尾架台のセットであの名前です。書籍によっては発注元の名前でスミソニアン追跡カメラとも呼ぶ事があるそうですが、ほとんどこの表記は見かけません。
ロシア製の方の光学系が記載なく分からないのですが、異なるものでしょう。




Re: ムーンウォッチャー   ガラクマ - 2018/09/28(Fri) 22:29 No.11379

garakuma.gif なるほど。ソ連製のはベーカー・ナン・シュミットカメラとは、言ってなかったですね。
みなさん。申し訳ございません。思い違いしておりました。
ソ連のは7枚のレンズを使った屈折系でした。
どちらにしても、どういう経緯で日本にあるか知りたいものです。




Re: ムーンウォッチャー   - 2018/09/28(Fri) 22:57 No.11380

7枚レンズ?!それはそれで面白そうですよね。1957年なら西側ではコーティングは普及し始めて数年は経っているけど当時のソビエトでは???ノンコートのカメラレンズだと3群以下でないとフレアが多くて困るので貼り合わせ面が4面はあるはず。ゾナーレンズの大型かも?




Re: ムーンウォッチャー   ガラクマ - 2018/10/01(Mon) 22:26 No.11383

garakuma.gif 中〇氏の回答を心待ちいたしておりますが、アーカイブ室新聞に無かったら、情報ないかもしれません。

手持ち最後のムーンウォッチャー?。
「TAIYO」って、Kalimarより安っぽいです(視野が狭い)。分かりませんね。輸出用と思います。





Re: ムーンウォッチャー   青色つきこ - 2019/04/26(Fri) 00:20 No.11859

みなさま、この望遠鏡、気になりませんか。
何なの、これは。といった印象です。

奥川機械は、輸出専門のメーカーです。
大洋商会=TAIYO でしょうか。





Re: ムーンウォッチャー   ガラクマ - 2019/04/26(Fri) 21:02 No.11863

garakuma.gif 良く見つけられましたね。
これ本当にムーンウォッチャーとして作られたかは疑問の思っております。
こんなチャチィ三脚では、水平どころか、真上に向けてもこけてしまいます。三脚はムーンウォッチャーとしては落第です。

奥川機械工業さんが輸出していた望遠鏡、全容が知りたいですね。




Re: ムーンウォッチャー   青色つきこ - 2019/04/28(Sun) 21:28 No.11866

みなさま、こんばんわ。

奥川機械工業(有)の広告は、先の人工衛星観測用の他は、3吋天体望遠鏡くらいでしょうか。
1966年の広告では、「あなたの教室にも宇宙の眼を」に加えて「入門者用天体観測・
地上観測各種望遠鏡専門製作」が記されています。
輸出専門から国内向けにも力をいれるようになってきたのでしょうか。





Re: ムーンウォッチャー   エド - 2019/04/29(Mon) 01:00 No.11867

皆様 こんばんは。

奥川機械工業鰍ヘ(財)日本望遠鏡検査技術協会の昭和56年の製造者名簿にも載っていますね。

マークは○にK、または○にOとなっています。

また、「板橋工業50年のあゆみ」という板橋産業連合会刊(S57年)にも載っていますので、
ハレー彗星頃(または円高不況)までは営業されていたと思います。

常盤台で第二工場まで持ってらしたということは、個人会社とはいえそれなりの生産量があったはずですが、

その割には不思議に知名度のないメーカーですね。

会社の場所は常盤台1丁目ですが、中板橋駅からほど近いところです。(上板さんがご存知かも?)

マルKまたはマルoマークの小型屈折鏡の情報を米国から待つしかないのでしょうか。




Re: ムーンウォッチャー   まき - 2019/04/30(Tue) 00:39 No.11868

偽物だとは思いますが、こんなの持っています・・・





Re: ムーンウォッチャー   Stew - 2019/04/30(Tue) 04:58 No.11869

ガラクマさん、そして皆さん。 こんばんは。

日本の衛星観測望遠鏡はアメリカの多くの人によって集められています。

マキ氏はTecnar衛星望遠鏡を持っています。 それはSwiftによって米国に輸入されました。 以前に所有していた2つが表示されます。

私の唯一の衛星スコープは今日本精工の衛星スコープです。 日本でしか販売されていない可能性があるため、米国では唯一のものと思われます。 彼らが米国で非常にまれであるように、Unitronバージョンはほんの少しだけ集められます。





Re: ムーンウォッチャー   青色つきこ - 2019/04/30(Tue) 10:36 No.11870

みなさま、こんにちは。

人工衛星観測用望遠鏡は、小さくてかわいいです。
小さな彗星捜索用の望遠鏡に思えてしまいます。
目的は違いますが。

野口産業合資会社の学校向けの望遠鏡を載せておきます。
接眼鏡はエルフレ20mmでしょうか。
実物を見たことはありませんか。

Stew様、アメリカにおける1950年〜1960年の光学産業、光学製品の輸入、
天体望遠鏡メーカーについて、インターネットで読める論文はないでしょ
うか。
無料で読めるものは、ありませんか。
1951年頃から、日本からアメリカに天体望遠鏡が輸出されていきます。
アメリカでの需要がなければ、日本からの輸出もなかったと思います。
日本精光研究所の小林栄道氏も、アメリカ側の望遠鏡の輸入元が見つから
なかったら、ユニトロン望遠鏡を作らなかったかもしれません。
(小林栄道をご存知ですか。)
私は、小島修介氏について、調査しています。
小島氏も、アメリカ側の望遠鏡の輸入元が見つからなかったら、アストロ光学(株)
を設立しなかったかもしれませんし、その後の日本の天体望遠鏡の設計も変わって
いたかもしれません。
タスコ、メイフラワー、ラファエル・ラジオからアストロ光学の製品が販売されてい
ます。タスコ、メイフラワー、ラファエル・ラジオは、どういう会社なのでしょうか。
直接、アストロ光学と取引していたとは思えませんが。間に輸出入の専門会社が入っ
ていたと考えます。
Stew様、何か情報はありませんか。

私の名前の「青色つきこ」が、正しく翻訳されていません。
Blue.ak と呼んでください。

 Nickname : Blue.ak





Re: ムーンウォッチャー   Stew - 2019/04/30(Tue) 20:07 No.11871

Blue.akさん、そして皆さん。 こんばんは。

ニックネームの翻訳が悪いのが残念です。 うまくいけば、それは今良くなっています。

Moonwatch望遠鏡よりはるかに広いので、私は別のスレッドで提示する文書を持っています。




Re: ムーンウォッチャー   Stew - 2019/05/01(Wed) 01:37 No.11884

Blue.akさん、そして皆さん。 こんばんは。

私は小道英道を知りませんでした、そして彼が日本精工(日本セミツ研究所)を始めたことを。 事業はまだ働いています。





Re: ムーンウォッチャー   青色つきこ - 2019/05/01(Wed) 15:01 No.11885

Stew様、みなさま、こんにちわ。

Public Skies を紹介していただき、ありがとうございます。
Public Skiesは知っていましたが、分量が大きく、読まずに
いました。翻訳するのには時間もかかるので。

今回、Stew様が日本語に翻訳してくれましたので、改めて読
めました。
翻訳ソフトは、すばらしいです。

日本精光研究所は廃業し、業務は行っていないと思っていました。

Dear Stew, Thank you.



どなたか、現在の日本精光研究所について御存知な方がいらしたら
書き込みをお願いします。




Re: ムーンウォッチャー   ガラクマ - 2019/05/18(Sat) 20:34 No.11908

garakuma.gif 日本精光の元社員という方はいらっしゃるらしいですが、昔のことをよくお知りの方はいらっしゃるのでしょうか。
お話をお聞きしたいものです。

話は変わって、今日つでもあって姫路科学館にムーンウォッチプロジェクト時代のベーカー・ナン・シュミットカメラを見に行きました。
実物を見るのも、姫路科学館も初めてです。
カメラは1957年製。電子計算機も危うい時期に、人工衛星を飛ばしたのもあっぱれですが、それを追尾しようとした望遠鏡もあっぱれです。
コントローラーユニットはなかったですが、クロックユニットの中身はトランジスタと抵抗のみ。凄いです。

姫路科学館のプラネも、人によるフル解説でムーンウォッチプロジェクトの熱意を感じました。





Re: ムーンウォッチャー   スークー - 2019/06/02(Sun) 07:19 No.11924

遅レスすみません。
押し入れの奥にしまったものをやっと発掘しました。

「人工衛星観測用星図」です。

1枚目を見るだけでは、ただの青焼きベクバル星図なのですが、
拡大したものをご覧ください。日本語で表記されています。

新聞社主催で国内各地にアマチュアの観測班が編成されたときに配給されたもの、とのことです。

私がずっと以前どこかで実見したものには、朝日だったか毎日だったかの新聞社のクレジットが入っていたのですが、これにはありません。

私は知人からもらっただけで、詳しい由来等がわかりません。
ご存じの方はぜひお教えください。





ムーンウォッチャー   kiwi - 2020/02/06(Thu) 19:37 No.12151   HomePage

dosei.gif

ムーンウォッチャー
これも奇妙です
ムーンウォッチャー
わからない
CPPIパリ

あなたはどう思いますか

https://youtu.be/9lBiCyLHRIU

ムーンウォッチャー CPPI PARIS





ムーンウォッチャー   kiwi - 2020/02/06(Thu) 20:10 No.12152   HomePage

dosei.gif

ムーンウォッチャー

私は2または3を持っています ムーンウォッチャー
リンクもご覧ください

https://youtu.be/WnSJjruwX2M

見てくれてありがとう



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