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こんな画像で申し訳ありません。  投稿者: 元古書店主 投稿日:2016/04/03(Sun) 21:15 No.10200

古いフィルムを整理していたら中学生ぐらい(もしくは小学生高学年?)の頃に、自転車でわりと近所だった足立光学を見に行った時の物が出てきました。

当時はこの屋上の小型のドームが気になって、カタログ請求の際に尋ねたところ「小さすぎて狭いので現在は使用しておりません。」と言う回答でした。





Re: こんな画像で申し訳ありません。   もも - 2016/04/03(Sun) 21:58 No.10201

こんばんわ、ももで〜す。
おお〜ハーフサイズのカメラでの撮影ですね。
ワタシもオリンパスのペンEE2使ってましたよ。




Re: こんな画像で申し訳ありません。   ガラクマ - 2016/04/03(Sun) 22:37 No.10202

garakuma.gif 写真。アートですね。




Re: こんな画像で申し訳ありません。   元古書店主 - 2016/04/03(Sun) 23:19 No.10203

みなさんどうも。
プリントしたものが行方不明でデジカメで撮影してパソコンで反転させただけなので、かなり見苦しいと思います。カメラは多分当時持っていたキャノンの「ダイアル35」というゼンマイ巻き上げのハーフサイズカメラだと思います。

当時、埼玉県の新座市というところに家族で住んでいまして、自転車で30分ぐらいのところに足立光学がありました。

結局、中を見ることはできませんでしたが、瓦屋根の普通の民家の庭にトタンの波板の二階建てくらいの建物があって、その上に2m弱位の小型のドームが載っていました。

玄関と表の袖看板に「足立光学」と書いてあって、訪問はしなかったものの外から眺めておりました。

その後ウチは数年後に足立区に引っ越すのですが、何故か今度は「スリービーチ」の近所でした(笑)




Re: こんな画像で申し訳ありません。   ガラクマ - 2016/04/05(Tue) 22:04 No.10204

garakuma.gif  元古書店主様。貴重な情報ありがとうございます。
足立光学って不思議です。

 日本の反射望遠鏡ってのは、1921-22年に山崎正光氏が天文月報で米国ハンスラック氏の研磨法を紹介したり、中村要氏がイギリスのカルバー氏らと情報交換などによって京都大学から、関西中心に進化し、少なくとも戦前においては、関西の反射望遠鏡。関東の屈折望遠鏡って言う構図で、望遠鏡文化が広がっていったと認識しております。

五藤光学の反射望遠鏡は、当初関西から鏡をもらってきたと思いますし、日本光学は昔は放物面鏡を作る技術を持ってなかったともききます。

 いつから、どのようにして関東の反射望遠鏡ってできたのでしょう?
足立光学のルーツを知りたいものです。




Re: こんな画像で申し訳ありません。   元古書店主 - 2016/04/06(Wed) 21:29 No.10208

ガラクマさま

本当に関東方面の反射望遠鏡と言うのは不思議ですね。関西には西村や関西光学等の老舗があったのでしょうが、こちらは五藤光学や東京光学、日本光学と屈折関係ですね。

やはり中村要氏の流れで木辺氏やその弟子の苗村氏の伝統なのでしょうか?
私の1学年上の先輩が(CX-150の所有者だった)一時期、三鷹光器に勤めていたのですが反射鏡は木辺鏡や苗村鏡、大型のものでは彗星の池谷氏に頼んでいたそうです。

手元のカタログ等を見ても、他にこちらで反射鏡と言うと「東京オプチック」や「清原光学」ぐらいしか見当たりませんでした。ダウエルにうかがった際には板の間に研磨機が据え付けてあったので、小型の反射鏡ぐらいは製作していたかもしれません。

中学生時代に反射鏡を自分で作る際に、東京の練馬区中村橋に「キャメラヤ」という写真店を営業されてた永田さん(多分もう故人だと思います)という方に指導して頂いたのですが、戦前戦中にニコンでレンズ枠等の機械作業をされていたそうで、やっぱり当時のニコンでも反射鏡は製造していなかったと言っておりました。

今となっては、足立光学の出自をご存知の方は見つからないのではないでしょうか。

こちらのブログに少しだけ「足立光学 足立英一氏」の記述がありますね。
http://blogs.yahoo.co.jp/kyainbabu77/42436504.html




Re: こんな画像で申し訳ありません。   ガラクマ - 2016/04/07(Thu) 21:23 No.10209

garakuma.gif  元古書店主様。リンクいただいたサイト参考になります。
同じ文書を読んだことがあると思いますが、記憶に残っておりませんでした。
ただ、ダウエルについては吉岡兄弟からのルーツを聞いております。

確かに、関東で古い反射望遠鏡と言えば、足立光学くらいしか思い当たりません。
東京オプチックは知りませんが、清原光学も怪しく思います。

足立光学と言えばネコ足ですが、最近金属製ネコ足もあることを知りました(残念ながら画像がありません)。

日本ミネルヴァって会社も、メイン関東で戦後反射望遠鏡作ってましたが、短期間で消えてしまいました。こちらはもっと謎のメーカーですが、また別の機会に・・・





Re: こんな画像で申し訳ありません。   NGC1999 - 2016/04/08(Fri) 21:43 No.10210

左の反射経緯台ですが、この足が”金属製ネコ足”ですね。     

過去のスレッド「足立光学をしみじみ語る」
http://yumarin7.sakura.ne.jp/10chbbs/mtbbs.cgi?mode=past&no=491
の[2]に目撃情報が有りました。(一部修正)




Re: こんな画像で申し訳ありません。   ガラクマ - 2016/04/09(Sat) 22:03 No.10211

NGC1999さん。金属製のネコ足の画像見つけました。こちらです。
N氏から画像頂きましたが、本物は拝見したことがありません。





Re: こんな画像で申し訳ありません。   NGC1999 - 2016/04/09(Sat) 23:06 No.10212

おお、これですか・・こんなのが、あったとは!




Re: こんな画像で申し訳ありません。   元古書店主 - 2016/04/10(Sun) 21:01 No.10213

おおすごい、初めて見た。金属足(しかも丸パイプ)なにか昔の理科の実験器具を連想します。
カタログに載っていたネコ足の方は、たしか玄関の脇に架台だけ置いてあるのを見た記憶があります。今考えると、天頂付近を見るのに適した三脚だったんですね。




Re: こんな画像で申し訳ありません。   Shinba - 2016/04/12(Tue) 20:27 No.10215

わたしゃ垂直微動棹の支持部が前後に調整可能になっている(ように見える)とこに
感心しました。この機構は初めてみたような気がする。
ちょっとしたとこだし、うまく決めていれば不要にも思うけど、この三点支持フォーク
使ってるときに、今考えると、あったら良かったような気がします。

粗動のときに高度角に応じて自動的に出入りする機構なら近代的三点支持機構になるような。
常に垂直微動棹が垂直ぐらいだと微動が使いやすいかも。




Re: こんな画像で申し訳ありません。   Shinba - 2016/04/12(Tue) 20:45 No.10216

まだ良く見ると、取っ手の向きが前後で90度変えてあるのにも興味を覚えます。
ちょっとイメージしてみると、フォーク架台に載せるときなんとなく載せやすい
ようにも思います。
後部は重量を持ち上げる。前部はフォークに載せるために前後に動かしやすいよ
うに手の向きを考えてるのかな。
考えすぎか・・・。




Re: こんな画像で申し訳ありません。   ガラクマ - 2016/04/12(Tue) 23:05 No.10217

garakuma.gif Shinbaさん。見るところがエンジニアですね。
低高度ではフォークを伸ばし、天頂近くでは短くするのが前提の作りのように見えます。
たぶん伸ばした状態では、天頂には向かないかもしれません。

ネジ一本まで、手の込んだ作りです。




Re: こんな画像で申し訳ありません。   もも - 2016/04/13(Wed) 15:57 No.10218

こんにちわ、ももで〜す。
それでも、この形の反射経緯台を見るといつも思うのですが〜
フォークのオフセットぶん、重心が三脚のセンターからずれますよね。
この金属猫足のもかなり張り出してるので〜
ふとしたときに転倒しそうで怖いです。
大概は耳軸より先端が重くなるようにすると思うので〜
天頂付近に向けて、三脚の間に鏡筒がくるときに一番不安定になりそうです。




Re: こんな画像で申し訳ありません。   元古書店主 - 2016/04/13(Wed) 22:53 No.10219

ももさま。

むかし自作のフォーク式経緯台で、垂直微動棹のところに重りを付けていた方がおられた(もしかしたら彗星捜索家の方?)のを見たことがありますので、そういう心配はあると思いますです。




Re: こんな画像で申し訳ありません。   ガラクマ - 2016/04/13(Wed) 23:06 No.10220

garakuma.gif 確かに、三脚の足が出ている間の方向で、真上に向けるとちょっとピンチかもしれません。

 固定三脚の場合は再現性があるので、こけないとずっとこけず、こけそうになると、またかって感じで予想できるので、伸縮三脚よりはまだ少しましではあるとは思いますが。

ネコ足はフォーク架台の突出しを小さくしても足と干渉しない工夫とは思いますが、金属ネコ足望遠鏡の写真を見ると、フォークをそんなに横に張り出さなくても・・と言いたくなりませねね。




Re: こんな画像で申し訳ありません。   YUKKA - 2021/10/28(Thu) 17:05 No.12909

皆さま、初めまして。YUKKAと申します。

足立鏡を最近入手いたしまして、足立光学について、少し調べています。

(有)足立光学レンズ製作所及び、足立英一氏について、戦後の資料としては天文雑誌等での広告もあり、
情報をある程度追えるようです。戦後の資料では所在地は武蔵野市となっていることが確認できます。

戦前の情報について、
1932年天界133号
「東京大久保天文クラフの25糎反射赤道儀」として、グラフが掲載されています。

グラフの解説には「東京市外大久保附近に居られる會員須山小嶋足立諸氏が獲起して今春組織された天文倶樂部は西大久保希望社屋上に此の25センチ機を中心として活躍してゐられる」とあります。

また、同号には通信として西大久保の希望社4階屋上に25センチ反射赤道儀が設置されたことを機として「大久保天文倶楽部」が組織されたことが、会員 須山正躬氏、小嶋時久氏、足立英一氏 の三氏により報告されています。

1936年天界189号
服部博氏「初めて望遠鏡を購入せられる方々の爲に(I)」によると、
本邦において一流の反射鏡を研磨せられる方々として以下の5氏が挙げられております。

木邊成麿 氏(京都帝大花山天文藁)、
山時正光 氏 水澤緯度観測斯、
足立英一 氏 東京市淀橋區西大久保3の12 (足立光學レンズ工作所)
上野攻吉 氏 東京市牛込區通寺町 (五藤光學研究所々員)
坂本鑒四郎氏 岡山市古京町2

このことから、少なくとも1932年頃より1936年頃まで足立英一氏はの淀橋区西大久保に居住されていたと思われます。

なお、望遠鏡を製造・販売している者として、

足立レンズ製作所 前五藤光學研究所工揚に居た氏が獨立したもの、レンズの製作

ともあります。社名が少々異なっておりますが、戦後の足立光学において、レンズの製作販売も行われていたことを考えると、この2社は同一であり、足立英一氏は五藤光学研究所工場のから独立された方なのではないでしょうか。




Re: こんな画像で申し訳ありません。   YUKKA - 2021/10/28(Thu) 17:16 No.12910

希望社屋上の25センチ反赤については、その後を調べていますが、
希望社が1933年に解散し、土地社屋は伊勢丹が取得したとあり。
また、1936年作成の射場氏のリストにおいても、行方不明となっており、それ以上の情報はありませんでした。




Re: こんな画像で申し訳ありません。   青色つきこ - 2021/10/29(Fri) 07:31 No.12911

みなさま、こんにちわ。
YUKKAさま、こんにちわ。

参考までに、戦前の足立光学の広告を載せておきます。
戦前のものは、これしか見たことがありませんが、もっとあると思います。

因みに、広告の中の反射望遠鏡は25cmなので、これかもしれません。

射場氏の望遠鏡リストが、どのように作成されたのか。
こちらも興味が魅かれるところです。

足立英一氏は、名前は出てきますが、よくわかりません。

今後の調査に期待しております。





Re: こんな画像で申し訳ありません。   NGC1999 - 2021/10/29(Fri) 19:29 No.12912

みなさんこんばんは

YUKKAさん、足立英一氏について、「天文夜話(五藤斉三著 昭和五十四年発行)」のP77〜80に記載がありましたので、一部をご紹介します。

「中村要氏と共に、当時反射鏡作りの三羽烏といわれた人に、上野皎吉氏と足立英一氏がいる。この三人は東京に集まると私の家に尋ねて来て、よく反射鏡の話をしたものであった。足立英一氏と上野皎吉氏は後に私の会社に入社された。足立氏は、そう長くは在職していなかったが、上野氏は、第二次世界大戦をはさんで、前後十数年在職していた。上野氏は普通の曲面を磨く研磨機を使いこなす事によって、オーバーハングという反射鏡手磨きのテクニックを巧みに使い、二次曲面の鏡を作る方法を、しきりに研究していた。」

「足立氏は、下関市で金物店の長男として店を継いだ人であるが、これも反射鏡気違いで、店の片隅で反射鏡磨きをし出すと、店に買い物客が来ても返事をしないことも多い程の熱中ぶりで、遂に店の維持が困難になり、私立梅光女学校の物理の講師となった。一方、音楽に理解があり、ピアノの調律を内職にしていたとの事であるが、その女学校校長の推薦により、東京代々木の希望舎長・後藤静香氏の許に天文台を作る計画があるとの事で、大きい反射鏡を作る約束で上京した。ところが三十センチを作ったところで、その希望舎が園長と園女の愛情関係から、崩壊したため、私の研究所へ入所された人である。反射鏡は中々良いものを作られた。」

「足立英一氏も変わり者銘々伝の一人である。また奥さんも、まことにのんきな方であって、男と女一人ずつお子さんがおられたが、娘さんの方も、いくつになっても嫁にやらず、また息子さんも嫁を貰わずに、反射鏡の助手をいつまでもさせていた。昭和四十七年に亡くなったとの事であるが、今は息子さんが五十六歳、娘さんが五十四歳で、相変わらず二人とも独身で反射鏡の八インチまでを作っておられるそうである。よく天文雑誌に小さな足立光学の広告を見かけることがある。」

とありましたので、とても面白い人だったようです。




Re: こんな画像で申し訳ありません。   YUKKA - 2021/10/30(Sat) 00:41 No.12913

青色つきこ様
NGC1999様

戦前の足立光学について、情報ありがとうございます。

   金物店経営
   梅光女学校にて物理講師

1932 希望社への望遠鏡設置
1933 希望社の崩壊
   五藤光学に在籍
1935 足立光学レンズ工作所の公告
1936 射場氏リスト

1972 死去

いくつもの新しい気づきがありました。

射場氏リストにおいて足立光学製造と思われる MAKER Adati は5基ありますが、1基は下関梅光女学校の8インチ反経です。
他は若松中学校(福岡)七高(鹿児島)と九州が2基、残り2基は元希望社のものです。
中村要氏が亡くなられたのが1932年であることから、三羽烏とされていたのはそれ以前でしょうし、西の3点は東京に転居される前の作品なのかもしれませんね。

希望社の崩壊から足立光学としての公告までの期間を考えると、五藤光学に在籍していた期間は本当に短そうです。
五藤光学で技術を学んだ後独立されたのかと思っていましたが、そうではなかったという点も驚きです。

没年が1972年ということも、足立光学の公告がその後も掲載されていたことから、息子さん、娘さんへの代替わりがあったことになります。




Re: こんな画像で申し訳ありません。   YUKKA - 2021/10/30(Sat) 00:58 No.12914

射場氏リストについて
MAKER Adati の5基のうち梅光女学院、七高は戦災に逢っていることから、現存していないと思われます。
希望社の2基については、射場氏リストに足立英一氏が協力していることから、
リスト作成時において所在不明となってしまっているものと思われます。
若松中学校(現福岡県立若松高等学校)の1基については、不明です。

また、光学製作者として(A)となっているものが足立英一氏のようですが、MAKER Adati以外に1基挙げられており、TOKYO Mr H.Hattori氏所有の西村製作所製8インチ反赤となっています。
こちらについては、服部博氏所有の21センチ反赤ではないかと思われますが、「初めて望遠鏡を購入せられる方々の爲に(I)」において、ご本人が21p鏡は坂本氏、10p鏡は足立氏の製作と記述されていますので、リストが間違っているものと推測します。




Re: こんな画像で申し訳ありません。   青色つきこ - 2021/10/30(Sat) 10:24 No.12915

みなさま、こんにちわ。

私は、まだ読んいませんが、足立英一の著述に
足立英一 「8cm反射望遠鏡の部品の自作と組立」『天文と気象』1961.4
があります。どなたか、お読みになった方は、いらっしゃいますか。
どんな語り口調なのか、興味があります。

私もこの機会に読んでみようと思っていますが、まだ先のことになります
ので、ご存知の方がいらっしゃれば。




Re: こんな画像で申し訳ありません。   - 2021/10/30(Sat) 21:10 No.12916

足立英一氏 「8cm反射望遠鏡の部品の自作と組立」『天文と気象』1961/04の記事、手元にコピーがあります。反射望遠鏡自作となると、普通はミラーの研磨が主体になるところですが、この記事ではセルの作り方や接眼筒の作り方が主体です。でも、金属加工が前提だったり、素人がこれを参考にするのはハードル高いです。せめて当時の金物屋や水道工事屋で入手できる物品(塩ビ管のJIS規格は1954にはあって販売されていたし、、スパイラルダクトの規格も古かったはず)を示してくれないと厳しいと思う内容です。主鏡セルの構造例は
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f1014836229
に出ている足立光学製セルと類似構造です。ハードル高い。旋盤屋に発注するには図面の書き方から学ばねば無理ですから。
今だったら100円ショップ+DIYショップで入手できる材料限定で、具体的商品名や規格名を書くくらいしてあげないと中高生には無理じゃなあぁぁぁぁ・・・と思う内容。

これ以外にも1961年の他の月の号で、屈折望遠鏡の作り方を書かれておりますが、筒はブリキ屋で丸めてもらうという方法で、これもハードル高い。昔から塩ビパイプ/スパイラル管/ボイド管はあったはずなのに・・・
各2ページで端折っているとはいえ、辛い内容です。

ついでですが、足立光学は「足立光学レンズ製作所」なんですよね。でもレンズの話題が少ない(高価だったし)。
でもそれっぽいのが添付写真の先日入手した謎のレンズ。コスモスさんで長年使用してきたが出所不明品。有効径125mm、レンズ外径130mm、焦点距離1500mmです。
出処候補として、ダウエルはレンズ径120mmで焦点距離は1200mmと1600mmで異なる。
西村製作所は有効径125mmを作っていたが焦点距離1875mmで異なる。
ユニトロンは有効径127mmで焦点距離2000mmで異なる。
エドモンドはレンズ外径128mm、焦点距離1900mmで異なる。
足立はカタログでは有効径125mm、レンズ外径130mm、焦点距離1500mmでぴったしカンカン!!
でも、カタログには該当口径のセル写真がなく、決め手に欠けるという状況。





Re: こんな画像で申し訳ありません。   青色つきこ - 2021/10/30(Sat) 23:24 No.12917

みなさま、こんばんわ。
原さま、記事の説明、ありがとうございます。
足立英一氏は、別の視点から、書いているんですねぇ。
おもしろそうですねぇ。




Re: こんな画像で申し訳ありません。   tomo - 2021/11/05(Fri) 08:00 No.12918

皆様、おはようございます。
足立鏡のサインが、二種類有ります。
E.で始まるのが英一さん?
Aで始まるのは?
どなたか教えてください_(._.)_
私みたいに、✒️忘れられたのも有りますが❗️



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