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1979年日本消費者協会のテスト  投稿者: ガラクマ 投稿日:2022/03/16(Wed) 11:01 No.12989

図書館で、面白い情報をみつけております。
1979年。国産天体望遠鏡の花盛り。システム型への移行が行なわれていく直前の6cm屈折望遠鏡たちのテスト結果です。
以下、抜粋

**********************************************************

屈折式天体望遠鏡 買う時にはご注意
商品テスト8銘柄評価Aは1つだけ   構造に問題、説明も不十分

 最近、子どもたちの間にも宇宙への関心が高まり、望遠鏡の売上が伸びているため、日本消費者協会は屈折式天体望遠鏡八銘柄について性能、使いやすさテストを行った。結果は総合評価でA(すぐれている)だったのは一銘柄だけで、二銘柄は構造、機能にに問題があり×評価になった。

 テストしたのは小学校高学年から中学生向けとして売られている赤道儀式で、対物レンズの口径が6cmのもの。価格は五万三千円から七万二千円。性能総合評価でAだったのはビクセン(ポラリス60L)で、B(普通)だったのはエイコー(ST610)ケンコー(KE60)ミザール(マリナー型)カートン(T620)の四銘柄。C(やや劣る)はアストロ(S5型)。×問題ありはコスモ(HKT252)とケプラー(KT6000)だった。

 天体望遠鏡は部品が分解されて箱に入っており、自分でくみたてないとならないのに、全体的に組立方法や取扱い説明、表示などが不十分で不親切なのが目立った。とくに表示面では本体に型番などが明記されていなかったり、本体と箱との表示が違っていたり、ファインダーの倍率表示がないなどで八銘柄中六銘柄が×評価だった。組み立て、分解の説明が比較的よく、やりやすかったのはカートン。

 構造、機能面で問題のあったのはコスモとケプラーで、重要な対物レンズの固定が悪くガタついていた。さらにこの二銘柄とケンコーは外観上、成型不良や加工不良個所があった。

 使いやすさでは、ファインダーはビクセンが視野が広くて明るく一番見やすく、エイコーが他銘柄に比べ見難かった。赤道儀はビクセン、ミザールが使いやすく、ケプラーが劣っていた。望遠鏡を支える三脚は、安定感があり、長さや調整もしやすいビクセン、コスモが良かった。アストロはネジが取れてしまった。接眼レンズの交換はケンコーとコスモがスムーズにでき、エイコーとケプラーは固定が少し甘かった。焦点合わせ安さはエイコーが一番よく、カートンが劣っていた。

  (以下 略)

*****************************************************

ケプラーやコスモが1079年に、存在していたとは思っておりませんでした。
両社の望遠鏡以外は、当時のカタログ画像がありますので、添付します。





Re: 1979年日本消費者協会のテスト   ひぽぽたます - 2022/03/18(Fri) 10:31 No.12990

kaba.gif これは面白い記事ですね。
毎年、行っていたのでしょうか?
現在でも、実施して欲しい内容と感じます。
そうなると、とても良いと極めて悪いの両極端な評価結果になるのかな?
(一流と言われているメーカーと粗悪メーカー)
但し、今はOEMが多くなっているので、比較評価の意味が薄れているかもしれませんね。

だいぶ前の天文●イドの冨田氏レポートや、お鏡探偵団の記事を思い出しました。
広告収入の問題があると正直な記事は書き難いところはあるとは思います。
しかし読者に、より正確な情報を発信してこそ専門誌の存在意義があるのではないだろうかと、しみじみ思いました。

PS:最近天文●イドが面白くなくなっている様な気がしていますが、皆様、如何でしょうか?




Re: 1979年日本消費者協会のテスト   (^0^)コメト - 2022/03/18(Fri) 14:33 No.12991   HomePage

utyuujin1.gif ガラクマさん、皆さんこんにちは

なるほど。。消費者協会の目で見れば間違いの無い評価とも取れます。
なにせ、遠慮するとこが有りませんから。。(^0^8
『暮らしの手〇』的な論評であるように思います。

また、「玩具にそこ迄は求めない」とする方も居て、一理あるのですが、
幾ら何でもおもちゃじゃあないよなぁ。。ご同輩!(^0^;
今では輸入門のが主流となり、これはほんと玩具のレベルに取れます。

〇ガに限らず、この手の趣味の雑誌は薄くもなって見る影無し!(~ ~;
しかも自社の広告ばかりで、中身も無くなっており、これじゃーなぁ。。
やはり、ネットの発達が紙離れを起こしており、資源の確保には貢献か?

ps)ガラクマさん、揚げ足取って失礼ですが、下から2行目の1079年は
1979年か1969年なんでは?どお?m(_ _)m




Re: 1979年日本消費者協会のテスト   ガラクマ(管理者) - 2022/03/18(Fri) 20:59 No.12992

garakuma.gif  6cmの屈折赤道儀って、親が子供に買ってやるというスチュエ―ションにはアリがちと思いますが、すでに知識ができた中・高生になると、なかなか選ばなかった機種だと思います。同価格帯に10p反射とか、ちょっとお金出したら8p屈折。写真が撮りたかったら、もっと頑張ってタカハシ。という感じだったでしょうか。

 ちなにに、今選ぶとしたらみなさんどれでしょう。
マニアの気分でしたらS-5型でしょうが、今見るとケンコーもかっこいいですね。カートンももちろん好みです。
ビクセンは少しデザインが苦手でしたが、極軸望遠鏡も使えるシステム型(筒が取り替えられる)赤道儀というのは、当時進んでましたね。




Re: 1979年日本消費者協会のテスト   もも - 2022/03/18(Fri) 23:17 No.12993

ガラクマさま、みなさま。
こんばんわ、ももで〜す。

今、このなかから選ぶとしたら?
そうですね〜
ファインダーが2脚のモデルが格好いいなあ。
で、架台が埃で白くなる縮緬塗装じゃないエイコーかな?




比較:1981年の記事   ガラクマ - 2022/03/20(Sun) 21:24 No.12995

 もう一つ、参考まで。
書く人が、違うとこんなに違うものかと
1981年、某新聞

************************************************************
 
 スペースシャトルの打上成功で、宇宙がグッと身近になった。
天体望遠鏡は筒型の1500円から10万円近いのまで、いろいろある。
紹介する4種は、空に興味を持ち始めた小学校低学年向け。星をながめ、方向を知るのには十分という。
 屈折光線による屈折式と、凹面鏡で反射させる反射式の2種があり、屈折式は性能がよく、反射式は値がはらない(小田急百貨店調べ)。
写真奥には、屈折式16,000円、三脚の長さは68センチ、重さ2.3キロ。集光力32倍。この倍率は、例えば50倍なら、500mのものが10mに見えるという表示のきまり。
右のは屈折式12,000円。木の三脚87cm、重さ1.6キロ、51倍。
左のは屈折式8,000円。35倍
中のは反射式5,000円、高さ20cm40倍。手軽に持ち運びできる。

********************************************************

相当ツッコミできる文章です。集光力と倍率が混同されておりますし、写真は不鮮明ですが、反射望遠鏡は下を向いています。
データから類推すると
奥のは、集光力から4cm屈折。ただ、16,000円もする4cm屈折は知りません。
右のは、5cm屈折
左のは、卓上型屈折経緯台。35倍は、今度は集光力ではなく、本当の倍率でしょう。
中のは、以前話題の卓上反射経緯台ですね。

 同じ素人でも。消費者協会と、今回の小田急百貨店+記者のレベルの違いが知れます。
ちなみに、識別検査画像のような写真や、曖昧なデータから機種特定できますか? マニアに向けたクイズのような記事です。





Re: 1979年日本消費者協会のテスト   じゃんく王 - 2022/03/22(Tue) 17:31 No.13001

king.gif 暮らしの手帖の商品テストに望遠鏡をテストした記事がないか探しましたが見つかりませんでした。
かわりといってはなんですが1984年夏号(#91)に双眼鏡をテストした記事がありました。
8X20あたりの2万円前後のダハ双眼鏡8種です。6頁の記事に要領よく比較されています。

大雑把に双眼鏡の正しい使い方の説明があって、それぞれ使い勝手と視野分解能の比較があります。
カタログ比較のような数値を並べた表はありません。見掛け視野やアイレリーフの数値もありません。
画像左にあるグラフが視野分解能の実測比較です。総評としてひとつ選ぶとしたらニコンかペンタとあります。
分解能のテストではケンコーも健闘しています。メーカーから届いた個体ではなく一般流通品を暮らしの手帖社が
自費で集めた個体ばかりなので一般ユーザーが購入する場合の1ケースとして受け取れます。

記事は双眼鏡は生活に必需品ではないがあれば楽しめるいい道具であると締めくくっています。
こういった視点では天体望遠鏡の商品テストは無理なんでしょう。また双眼鏡は比較要素が限定されるので
評価しやすいと思いました。バードウォッチングなど自然観察のお供としてフィールドスコープくらいなら
商品テストに出てきても良いかもしれません。(過去に記事があったかどうかは不明です)



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