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古スコ広場 
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横浜学園さんの47cm(?)反射望遠鏡  投稿者: ガラクマ 投稿日:2019/11/15(Fri) 23:52 No.12081
garakuma.gif  停滞気味のこのBBSに小ネタをひとつ。

以前、どっかで書き込んだかもしれませんが、歴史的な望遠鏡が朽ちており、数年前から回収を画策しております。

望遠鏡に関しては、添付写真(クリックで拡大)と、いるか堂書店さんのサイトにお詳しい話がありますが、謎は少し残ります。
http://irukafu.starfree.jp/D010/boueki-haku.htm

ただ、素性というか成立ちがよく分かりません。
ご存じの方、ご教授お願いいたします。

(ただ、横浜学園様にお問い合わせはご勘弁お願いいたします)

[管理者修正]





Re: 横浜学園さんの47cm(?)反射望遠鏡   エド - 2019/11/17(Sun) 21:43 No.12082

小ネタどころか、すごい大ネタではないでしょうか?

戦後、焼け跡からたった3年半後にこんな立派なミニ万博的イベントを開催した横浜市の
復興力というか、ヤル気には驚きました。

その鏡(鏡筒)は、戦前イギリスから輸入されたようですが、
当時、“鬼畜米英”ですので、表立って天文台として仕立てられず、
どこかに安置されていたのでしょうね。
赤道儀が戦中、金属の供出に出されなかったとしたら、それも貴重です。

その貿易博、予想以上の大盛況だったにもかかわらず、かなりの赤字を横浜市がかぶることになり、
望遠鏡も横浜市内の私立女子高に買取ってもらったと読めます。
その女子高の経営者、校長、担当教官に理解と情熱があったことは確かでしょう。
一時在校されていた大女優、原節子さんからの寄付もあったかもしれません。

どんな朽ちた姿でも現存しているなら“有形文化財”ですね。
もともと誰が輸入したのか?が知りたいですが、
たぶん公共(学校)の機関だったと想像しますが、、、
*それにしても超極薄ミラーですね*




Re: 横浜学園さんの47cm(?)反射望遠鏡   ガラクマ - 2019/11/18(Mon) 00:37 No.12083

garakuma.gif 望遠鏡に対し、少し、検索してみると
「日本のグランドアマチュア天文家」で玉青さんが、いろいろ検証されているようです。
検索してみてください。

また、こちらにもお詳しい情報がありました。
https://double-cluster2018.amebaownd.com/posts/5487472/
ただ、架台が西村製か否かは、少し引っかかります。
当時、ブラッシャーのコピーを作っていたのは間違いないらしいですが。

エドさんのおっしゃるように、横浜の博覧会は気になります。
他に、どんなものが出展されてたのでしょうか。




Re: 横浜学園さんの47cm(?)反射望遠鏡   青色つきこ - 2019/11/19(Tue) 23:41 No.12084

みなさま、こんばんわ。

「天文年鑑」1957年版に「国内天文台だより」という記事があります。
その中に、以下の記載がありますので、ご紹介しておきます。

 
横浜天文館 (横浜市野毛山遊園地内)
 ニュートン式18吋反射望遠鏡(400倍)、6吋屈折望遠鏡(625倍)があるが、現在
 閉鎖中で一般に公開していない。(野毛山遊園地報)




Re: 横浜学園さんの47cm(?)反射望遠鏡   ガラクマ - 2019/11/20(Wed) 00:18 No.12085

garakuma.gif  青色つきこさん。皆様。ありがとうございます。

 以前、ご紹介したかどうか忘れてしまいました。
再掲かもしれませんが、2017年の写真を添付します。

今回、UPさせて頂いたのは、2017年以降、再度訪れようと思っているからです。
口径は18インチ(約46cm=カルバー46p)か、それを越えた47cmかはたまた50cmか、
赤道儀は、西村製かブラッシャーか。どっかの流用か、新設か?
それによって歴史も変わるかもしれません。

だいたい、リンスコットさんというのも、不勉強でよく分かりません。





Re: 横浜学園さんの47cm(?)反射望遠鏡   - 2019/11/20(Wed) 22:50 No.12086

Linscott Ramsgate という名前?が

http://www.justfurfun.org/astrohtml/calver.htm

に出ています。(下のほうのミラーに記載されています。)

Linscott と Calver でgoogle検索かけると


Science, Time and Space in the Late Nineteenth-Century Periodical ...
https://books.google.co.jp › books
For instance it is only when the debate over astronomical glasses between George Calver and Mr Linscott introduces personal correspondence into the English Mechanic that the editor interjects. When Calver reveals he has told Linscott ...


[PDF] Title 故中村要氏の鏡玉作品硏究 Author(s) - 京都大学学術情報リポジトリ
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp › bitstream › tnk000150_365
總じて云へば,故人は日本の Calver に .... 取り方等,申分がない、僅か端2煙が負であるから,所謂 Calver 型と云ふべ .... Linscott. 神戸射場氏の所有になる,口径31擁, F290​糎のもので, 稍. 子材は勿論 Cast disk であった.故人も試験した事のない鏡で,作後40 ...

などが引っかかってきます。京都大学学術情報リポジトリの方にはLinscott鏡のテストの話が出ていました。




Re: 横浜学園さんの47cm(?)反射望遠鏡   (^0^)コメト - 2019/11/21(Thu) 11:27 No.12087   HomePage

utyuujin1.gif ガラクマさん、皆さんこんにちは

こんだけ赤道儀を傾けて設置するの、初めて見ました。(^0^8




Re: 横浜学園さんの47cm(?)反射望遠鏡   もも - 2019/11/21(Thu) 20:09 No.12088

ガラクマさま、みなさま。
こんばんわ、ももで〜す。
う〜ん、傾いた・・・ように見えますけど〜




Re: 横浜学園さんの47cm(?)反射望遠鏡   ガラクマ - 2019/11/21(Thu) 23:42 No.12089

garakuma.gif 原さんの情報は貴重ですね。ただ全部確認できてないですが、
カルバーとリンスコット、同じ鏡に銘があるというのは、どういうことでしょう?

どこでみたか分からなくなってしまいましたが、当時はカルバーが最高で、リンスコットはアマチュア用であったと・・
ところで、この写真を見ると、焦点距離158pということで46cmにとっては約F3。
当時フーコーテストとか、満足な検査ができなかったと思いますが、こんな短焦点が精度よくできたのでしょうか?
筒の太さも40-50cmくらいに見えます。口径を計ることが楽しみです。

コメトさんは。どこが傾いているとおしゃっているのでしょうか?




Re: 横浜学園さんの47cm(?)反射望遠鏡   (^0^)コメト - 2019/11/22(Fri) 07:41 No.12090   HomePage

utyuujin1.gif ガラクマさん、皆さんおはようございます。

http://www.justfurfun.org/astrohtml/calver.htm
↑HPで、傾いているのは、この2つの赤道儀です。
正確には設置する緯度による補正をピラーと赤道儀間に施したと
なるのでしょうか。(^0^8
時々見ますが、ここ迄になると異様な感じしません?





Re: 横浜学園さんの47cm(?)反射望遠鏡   青色つきこ - 2019/11/23(Sat) 22:05 No.12094

みなさま、こんばんわ。

天文月報にも野毛山天文台の記載がありました。





Re: 横浜学園さんの47cm(?)反射望遠鏡   ガラクマ - 2019/12/11(Wed) 20:32 No.12122

garakuma.gif 遅くまで解体にご参加頂いた皆様。ありがとうございました。
なにぶんいっぱいいっぱいでしたので、満足な測定や調査ができる時間がなく、申し訳ありません。
そこで分かったことは、鏡径が約46cm。有効径は44cm程。
不思議なのは、五藤光学製の運転時計に「1959」。昭和34年でしたら、電動モーターにならなかったのでしょうか。
その前についていたものが残っていたらいいのですが。





Re: 横浜学園さんの47cm(?)反射望遠鏡   くろがね - 2019/12/11(Wed) 23:08 No.12123

zou3.gif 横浜学園の望遠鏡 昭和32年頃の新聞に払い下げの記事が出てました。
探すと出てこないのですが、内容は博覧会終了後も 野毛遊園地の施設の一環として
一般公開していたものの 施設の老朽及び来館者の減少により昭和30年10月閉館
以後放置状態だったものを横浜学園が横浜市に払い下げを希望したところ
昭和31年の暮れに払い下げ認可 翌年1月横浜学園に展示物と付属(観測ラダなど)と一緒に来たそうです。

ただ新聞には、18インチ 反射 6インチ屈折ツアイスと書かれていたので、
品物が正確に伝わっていたか不安でしたが、 リ−スコットと書かれていたボ−ドで
一安心(笑

1959年の銘の運転時計は、恐らく五藤さんが、据え付け 再整備したと思われるので
その時の印でしょうか・・・

余談ですが、桜木町にあった神奈川県青少年科学館の五藤15センチ屈折も最初は重錘式の
運転時計でしたが、のちに電動式に交換されました。

どうも失礼しました。




Re: 横浜学園さんの47cm(?)反射望遠鏡   ガラクマ - 2019/12/11(Wed) 23:43 No.12124

garakuma.gif くろがね様。情報ありがとうございます。

18インチということなのに、口径47cm(カルバー46pを越えたことにしたい為?)とか、写真のボードの様に18吋とあるのに口径480oとか、50cm(四捨五入?)とか、いろいろな表記があり、ほんとは18インチかな?とわずかな疑問があったのですが、払拭できスッとしております。
6吋屈折の説明も、今ついているのと違いますが、それ以前のボードでしたら間違いかは分かりません。

ところで、横浜市役所で現在、貿易博覧会の資料を公開しているようで、見てきたらよかったと後悔しております。
https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/yokohamashi/gaiyo/shishiryo/riyouannai.files/0012_20190926.pdf
どなたか、お近くで気が向いた方がいらっしゃったら、いかがでしょうか。

[管理者修正]





Re: 横浜学園さんの47cm(?)反射望遠鏡   ガラクマ - 2019/12/22(Sun) 21:42 No.12128

garakuma.gif あらたに情報頂きました。ありがとうございます。著作権が切れているはずですが、念の為活字におこしました。
昭和24年の100万円は、現在の価値で3000-5000万円くらいと推定されます。
毎日新聞の記事は、そんなものがデパートで売っていたのかすこし疑問ではあり、またまたいろいろ間違っていそうなところもあり、信用しにくいところもありますが、ある時期のことがまとめて記載されており、興味深いものです。
ご参考に。

**********************************************************

毎日新聞横浜版 1958(昭和33)年1月19日
きのう横浜学園へ 屈折式に直せば日本一の折紙 生徒の観測に再び陽の目

この望遠鏡は大阪のあるデパートで売りに出ていたのを去る24年春、市が修理費とも約百万円で購入、同年開かれた貿易博覧会に展示物として出したあと26年4月野毛山遊園地が開園と同時に園内の天文館に納められ小、中、高校生や街の天文愛好家たちに主として塀援護の夜間に利用されていたもので、カールツアイス製の鏡面をもった十八インチのニュートン式反射望遠鏡と六インチの屈折式の二基があり、反射式の方は屈折式にしたら日本一であるとまで折紙がつけられている。
ところが宣伝せぬまま次第に利用者が少なくなると市では維持、管理上面倒であるとして三十年十月にはこの天文館を閉鎖してしまった。そして閉鎖後の同館は隣接の天文参考館ともどもたびたび盗難にあって幾多の望遠鏡の部品のほか参考品もなくなり、雨漏りまではじまる始末。
やがて昨年7月からの国際地球観測年が始まる前後からこの死物化した天文館をなんとかしてはという声が天文愛好家や学園関係者たちの間に起こり、横浜学園では昨年四月市に天体望遠鏡の払下げを申請した。
高校、中学を合わせて女子ばかり約二千人の生徒をもつ同学園には理科教育推進のための新たに鉄筋コンクリート三階建の立派な理科教育館を建てる計画があり、また数年前東京理科大の天文館をつくったという理科の桐山教官がいるので、この理科教育館の屋上にドームをつくり、これにこの天体望遠鏡を収容して天文の特別教室にしようと言いうのだった。
しかしその後、市からはなんの連絡もなく、払下が決まったのは昨年の年の瀬に近いころ。そして手続きその他の関係からきのう十八日はじめて横浜学園への引渡しが行なわれ、横浜学園待望の二基の天体望遠鏡は参考館に残っていた数点の天文資料とともに同日午後三時にはトラックで同学園校庭に運び込まれた。学校では天文館を完成のうえ一般の利用にも供したいといっている。
   横浜学園の話 修理その他に時間を要するし、天文館ができるのは年末ぐらいにあろうが、
小さいほうの望遠鏡は四月の日食観測には使えよう。



学生通信 1959(昭和34)年2月15日
“天文台”を新設   市の天文センターに   横浜学園

横浜市磯子の横浜学園高校(女)に、こんど全国でも珍しい“高校天文台”が完成した。新築した鉄筋コンクリート3階建の理科特別校舎屋上に、赤銅色の天文ドームがそびえている。
ドームは直径五メートル、内部の広さは二十平方メートルで、この中にニュートン式反射望遠鏡(口径四五センチ、四〇〇倍)と重錘式屈折赤道儀(口径15センチ、六二五倍)を備え、ハンドル操作で望遠鏡をのぞかせるスリットを開閉でき、ドームごと回転させ自由に観測方向をかえられるもの。
屋上には、ドームとならんで気象観測室があり、風速計、風向計、自記気圧計、自記湿度計、雨量計から日射計まで完備、さらに天文参考館には、日食原理や星雲写真、気圧配置図などの資料も展示してあり、階下には階段教室、実験室、写真暗室、薬品室まで備えている。
 この天文台建設を機に、同学園天文部(部長松野典子さん)では理科担当の桐山正男先生をリーダーにこれから継続して太陽の黒点や遊星の動き、日食、月食、星食などの観測をすすめるほか、近くに住む“町の天文家”とタイアップして「夜の星座を観る会」を催し一般公開する計画もたて、また将来は小型プラネタリウムも設備して“ハマ”も天文センターにしようとはりきっている。
[管理者修正]




Re: 横浜学園さんの47cm(?)反射望遠鏡   ガラクマ - 2020/01/12(Sun) 00:15 No.12137

garakuma.gif みなさん。こんばんは。
なんか、夫々のスレッドに進行担当者ができたみたいで、まあ、このスレは私一人で行きます。

やっと本日、裏面の銘を確認する為ミラーセルを分解してみました。
大きく真ん中をくり抜いた平面に、円筒形サポーターと押さえが一体式になっているセルですが、これは五藤光学製でしょうか?、それとも西村製?、現代的です。
外そうとしたら16個ほどあるマイナスねじが電食によって3個固着しており、むりやりドリルで粉砕しこじ開けました。

残念ながら、ミラー裏どころか、どこを探しても銘や、当時の情報はありません。
ただ観察している時に、気がつきました。何か違う!
確かめるために、キつキツにしてあったサポーターから時間をかけてミラーだけにしてみると、なんと・・、側面からみると2枚のガラスを張り付けたものでした。
これって、20世紀初頭の技術レベルでは仕方がなかったものでしょうか。
安くできそうとは思いますが、磨くのが大変そうです。





Re: 横浜学園さんの47cm(?)反射望遠鏡   - 2020/01/12(Sun) 22:23 No.12138

板ガラスの製法は以下のリンク先に紹介ありますが、
https://glass-wonderland.jp/cms/wp-content/uploads/2019/05/g33-010.pdf

馴染みのあるピルキントン社フロート法は普及は1960年頃からですから、それ以前のロールアウト法でしょうか?たしか25〜30mmくらいが上限だったと思うので、このガラスを光学密着(研磨平滑面同士を密着貼り合わせ)したのか、加熱アニールで溶融圧着したのか?面倒な話です。

鋳込みで作れば一発で厚手ができますが、脈理が多く後で歪んだりする事が多いので嫌ったのかもしれません。
昔のパークスやクルターなどのアメリカ製のミラー(厚み30mmくらいまで)は裏面が細かい波状でロールアウト法。厚手のミラーは裏面が砂地っぽい不均一な凸凹で射込みで作った様子が見えました。




Re: 横浜学園さんの47cm(?)反射望遠鏡   ガラクマ - 2020/01/13(Mon) 00:51 No.12139

garakuma.gif 原さん。ご紹介、解説ありがとうございます。
貼り付け方法には、確かに興味があります。
はじめに気がついたのは、ミラー内に異物があったとこで、ひょっとして貼り付けてるのではないかと端面をみたらやっぱりと、苦労して裸にしました。

ただ、上側の端を持って持ち上げようとすると、剥がれませんが、なにか頼りない感じがしました。
バルサムの様なもので接着しているのではないかと感じました。





Re: 横浜学園さんの47cm(?)反射望遠鏡   青色つきこ - 2020/01/13(Mon) 13:11 No.12140

みなさま、こんにちわ。

記事No.12089で、ガラクマ様が、
「カルバーとリンスコット、同じ鏡に銘があるというのは、どういうことでしょう?」
と記されておりますが。

リンスコット鏡は、欠点があって、所有者がカルバーに再研磨を依頼したのではないでしょうか。

木星観測で有名な(私には)ピーク氏も再研磨させています。(貼付画像参照)

Telescope Makers 1960という以下のものも面白いですょ。

https://www.britishpathe.com/video/telescope-makers/query/coulsdon





Re: 横浜学園さんの47cm(?)反射望遠鏡   青色つきこ - 2020/05/10(Sun) 11:20 No.12320

みなさま、こんにちわ。
ガラクマさま、こんにちわ。

Mr.Linscottについては、1887年のJounal誌に広告を載せています。
EM誌上(1892年)では、Mr.Holmes(1839-1919;2007年に回帰したホームズ彗星の発見者)とMr.Calver(1834-1927)の間で論争?を交えていますので、彼らと活動時期が重なります。
但し、管見の限りでは、生没年はわかりません。

EM誌を、もう少し詳しく見ていったら、情報があるかもしれません。
1889年のEM誌にはMr.Linscotの著述がありますので併せて添付しておきます。

1949年の五藤光学研究所でのメンテナンスには、小島修介も関係していたのかもしれませんが。これまた、不詳。





Re: 横浜学園さんの47cm(?)反射望遠鏡   ガラクマ - 2020/05/11(Mon) 20:24 No.12321

garakuma.gif 青色つきこ様
いつもながら、凄い情報収集力です。
リンスコット氏の文章と、広告でずっと身近になったような気がします。

ちなみに、やっと天界にレポートが載りました。添付します。

Download:12321_1.pdf12321_1.pdf





Re: 横浜学園さんの47cm(?)反射望遠鏡   青色つきこ - 2020/05/11(Mon) 22:36 No.12322

みなさま、こんばんわ。
ガラクマ様、こんばんわ。

「天界」に載りましたねぇ。
1949年に五藤光学研究所でメンテナンスをしているし、リンスコット氏についても
興味が再燃したので、もう一度、調べてみました。

非会員の方もレポートが読めますので、掲載ありがとうございます。

中村要「反射望遠鏡の来歴(2)」『天界』1926年6月号にMr.WithやMr.Linscottの記述
があります。中村氏の著作は、情報量が多く非常に参考になります。

Mr.Linscottが反射鏡を販売したのは、遅くとも1887年から、止めたのは1910年頃。

改めて、ささべ氏が取り寄せたリンスコット鏡は、古ものですねぇ。





Re: 横浜学園さんの47cm(?)反射望遠鏡   ガラクマ - 2021/04/10(Sat) 21:05 No.12707

garakuma.gif  その後も、なぜに六甲星見臺にあったものが、戦後こつ然として大阪のデパートで売られることになったのか、それに関して有力な情報を頂きました。
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/repository/81012658.pdf
こちらの先生と、天文古玩の角田氏と情報をとりながら、というか先生が主体的に調査頂きました。
公開されていることで、情報の利用も許可頂きました。

それに対し、角田氏のブログです。
https://mononoke.asablo.jp/blog/2021/04/10/9365776

写真の一番右が、話題の望遠鏡です。左のカルバー2台も人気です。





Re: 横浜学園さんの47cm(?)反射望遠鏡   青色つきこ - 2021/05/02(Sun) 14:30 No.12749

ガラクマ様、みなさま、こんにちわ。
ささべ氏については、角田様、ガラクマ様、青木様の調査がありますが、若干の補足をしたいと思います。

ささべ氏は、1916年に三井物産株式会社に入社しました。

ささべ氏は「太陽活動の消長と長期気象予報の可能性に就て(未定稿)(一)」『天文』第1巻
第1号 天文読書会、1938年 で次のように記しています。
“私は1916年の春以来、職として海上運送業に従い、今日まで日常最大の関心事は、海上
運賃高低の先見込如何に在つた。”
続けて、本未定稿の執筆理由を述べています。
ささべ氏は、船舶部に長く籍を置き、1935年より三井物産株式会社船舶部長代理の職にありました。(「大衆人事録」1940)

その後、大洋興業株式会社取締役に就いておりますが、引き続き、神戸に在住していたのでしょう。
1944年1月には、上海倉庫信託株式会社取締役として上海に赴任しています。但し、実際には、もっと前かも知れませんが、
公式には1944年1月6日付けで移転です。
なお、ささべ氏は終戦まで上海にいたのかもしれません。

敗戦により三井物産も解体され、多くの新会社ができますが、ささべ氏がどうなっていく
のかは、現時点ではわかりません。



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