宇都宮貞子の“山村の星日記” 投稿者:
NGC1999 投稿日:2010/04/17(Sat) 16:30 No.4913 |
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皆さんこんにちは
野尻抱影の星三百六十五夜の初版本(昭和30年)には、“更科にて”という前書きで、宇都宮貞子の“山村の星日記”が挿入されています。 初めこのことを知らなかったので、他の文章のイメージと違うし、また抱影は望遠鏡を持っている筈なのに、なぜ「いつの年も北東から上って来るヴェーガを見ると、目を見はらずにはいられない。肉眼でもこんなに美しいけれど、望遠鏡だったらどんなにと思う。」(5月28日 昇る織女)と書くのか、不思議に思っていました。 宇都宮の文章は、女性らしいみずみずしい感性にあふれ、大変魅力的ですので、ある意味では、初期版本の価値を高めているようにも感じます。(後の昭和44年には、抱影の新稿に置換えられていますが、野尻-宇都宮のコラボも捨てがたいものだったと思います。) さて宇都宮は、多くの著作を残しているようですが、“山村の星日記”的な表題の本は、どうも見あたりません。どなたか、星関係の書籍をご存じありませんか?
画像は、昭和30年版と56年版です。
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