それで私は、昨年名寄で低緯度オーロラを撮影した知人に電話しました。 低緯度オーロラの情報入ってますか? 「道内各地の天文台では、全天カメラや特定波長の計測器を向けて調べているけど、少なくとも昨晩はどこも観測したとの話は無かったようだね。」 「少なくとも名寄天文台では、高度5度から上の範囲では、オーロラの波長を感知しなかったと言っていた。」 「今回のフレアは気流が南から北に押し上げられているので、北海道では不利な条件だと聞いているよ。」 「NHKでは名古屋の小出さんに検証してもらっているけど、断定はしてない記事になっているよね。僕らは5か所に確認依頼をかけて4か所から正しいとの評価をもらったので、報道に流したけど、今回は1か所でしょ?微妙なところだね。」 低緯度オーロラといっても動くので、僕らは動画で撮影したのが決め手になったけど、今回は魚眼レンズの静止画なので、その点が弱いなあ。」 とのことで、NHKの報道には、正しいとも間違いとも断定できませんでした。感触的には限りなく間違いに近いのでは?というニュアンスです。
オーロラには窒素由来の輝線があるそうなので、それが確認できれば確実とのことでした。近年は都市光で純粋な夜空が汚れているので、赤い色だけで判断は出来ないとのことです。
注) 写真は夜の小樽港です。オーロラと関係ありません。(笑 |