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皆さん、ご無沙汰しております。 星の世界に戻ってくるのは半年ぶりです。まだ仕事が続いていて忙しいのですが、少し時間がとれるようになりました。 正月に、クワッドバンド・ナローバンドフィルターなるものを見つけ、アメリカから直輸入しました。なんでも、Ha,Hβ,O3,S2の4波長のバンドパスが4nmで、それ以外は完全にカットしてくれるというものでした。最初のロットがすぐ無くなり、4か月たって2番目のロットが出ました。 天文改造していない、10年前の全くのノーマルのカメラに取り付けて、撮影したのがこの画像です。結果は期待どおりで、輝線波長のみが写り、散光星雲にぴったりということが分かりました。もう一般カメラを天体改造する必要は無いと感じました。(カメラのフィルターはもともとHaやS2は通過するようになっているので何も問題ないのです。むしろ赤成分が抑えられているので、バランスが肉眼に近くて良いと考えています。)
データ M8 2019年4月21日 望遠鏡 高橋製作所 FCT-100+レデューサーF4.5 口径100mm、焦点距離450mm 撮像装置 Canon EOS-1Ds mk3 架台 高橋製作所 システム90S MTS3SDI+ 追尾装置 ASI290MM PHD2オートガイド 撮像ソフト Sequence Generator16bit FITデータで記録 現像ソフト Pixinsight 露出時間 10分 6フレーム スターアライメント処理の上 アベレージ合成 撮影場所 札幌市内 自宅裏庭 |
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