05068663
古スコ広場 
天体望遠鏡、特に古スコの為の掲示板ですが、まあ適当にどうぞ

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★五藤望遠鏡〜その2★  投稿者: (^0^)コメト 投稿日:2019/04/07(Sun) 16:36 No.11768   HomePage
utyuujin1.gif 『五藤望遠鏡  投稿者: Stew 投稿日:2019/03/27(Wed) 04:18 No.11703』
が長くもなったんで、ここいら辺で切り替えますネ。m(_ _)m
次は青色つきこさんからでつ。↓ではどうぞ。

Stewさま、みなさま、こんにちわ。
実用新案(3310569)について、説明を追加します。
実用新案では、対物レンズ径42mm 焦点距離981.057mm です。
第1レンズは、青板ガラスです。
第2レンズは、F2です。
実用新案では、フラウンフォーファ・タイプを改良したものと
記載されています。
リトロー・タイプとは、記載されていません。
実用新案と量産品には、相違があると考えます。
              青色つきこ aoiro tukiko




Re: ★五藤望遠鏡〜その2★   ガラクマ - 2019/04/07(Sun) 21:51 No.11769

garakuma.gif コメトさん。切り返しありがとうございます。
みなさん。こんばんは。

確かに、青板ガラスを使った色消しレンズと、リトロー型のレンズは区別しないといけません。
ただ、児玉さんからは、この青板ガラスを使うアイデアは五藤光学のものだけ、とお聞きした覚えがありますが、昭和30年代前半の天体望遠鏡には、案外見つけられます。例えばカートンのDEUS1型とか↓
http://yumarin7.sakura.ne.jp/carton/DEUS1.html

ルーツは、「ブラッドレーのF:50の望遠鏡」を手本とした戦時中に作った五藤光学が作った青板単レンズの20cmF50(焦点距離10m)の超望遠レンズかもしれません(星空夢より)。

以下、今回のお話に対し、光学にお強いAbbebeさんから、コメントを頂いております。
**********************************************************************************
五藤光学の実用新案はR2=INF(平面)で、そうすると中間の空気層(空気レンズ)が凸レンズになるので玉同士の周辺部での突き当てのみで配置可能で錫箔が不要になるという内容ですが、これもリトローというのかどうかは良く解らないです。コマ収差は後述のリトローよりも更に悪いですね。実はリトローの定義は良く解らなくて、ヤーキスのR1=-R2、(R2とR3は異なる)も吉田先生はリトローと言っています(R1=-R2=-R3もリトローと言っている)。中村要氏、木辺成麿氏のリトローはR2=R3(R1と-R2は異なる)で、この場合双眼鏡サイズなら玉同士を接着してしまうので箔は不要ですが、φ100程度以上では接着は不可能なので箔は必要だと思います。(木辺氏の本の記述にはR2=R3として、3ヶ所、紙のシートを挿むとあります)




Re: ★五藤望遠鏡〜その2★   Stew - 2019/04/07(Sun) 21:59 No.11770

Blue Rodentsさん、Rodさん、そしてみんな。 おはようございます。

「ブループレートガラスはクラウンガラスの一種なので、色消しレンズの材料になりますが、特別なデザインでした。」

この最後のレンズ設計をありがとうブルーローデントさん。 デザインは、f / 20学校望遠鏡と同じ青い板ガラスデザインです。 設計は青い板ガラスのためのアッベ分散数と屈折率数を含みます。

屈折率はクラウンガラスです。 1.5233

アッベ数はクラウンガラスです。 58.8

ガラスは 'K'タイプですが、私はSchottやOharaの名前を見つけることができませんでした。

青い板ガラスはBKガラスタイプに似ています - BK7 - アッベ64.2、屈折率1.5168

デザインは同じ半径の比率 - R1 - 1、R3 - 2.8、R4 - 6を持っています。 R2フラット 1955年からの最初のレンズデザインと同じデザイン。フラウンホーファーではありません。 改善は作るために低コストかもしれません。




Re: ★五藤望遠鏡〜その2★   Stew - 2019/04/07(Sun) 22:09 No.11771

Blue Rodentsさん、Rodさん、Galakumaさん、そしてみんな。 またおはようございます。

五藤光学設計はLittrowとCooke Doubletの特徴を持っています。 両方の変形です。 LittrowのデザインはフラットR4です。 五藤デザインはフラットR2です。 クックダブレットはコマのない狭い視野を持っています。

五藤デザインを単にユニークと呼び、五藤デザインの名前を使用する必要があります。

60mm f / 20(40mm)と75mm f / 17.3のデザインに違いがあります。 75mmはBK7を使用していると思います。




Re: ★五藤望遠鏡〜その2★   青色つきこ - 2019/04/07(Sun) 23:00 No.11772

Stewさん、みなさん、こんにちわ。

実用新案にはショット、オハラの名前は出てきません。

五藤氏には「青板ガラスで10m望遠レンズ」という論考があります。
(「科学朝日」1950年3月号 )

その中で、五藤氏は青板ガラスがK5又はその類似の製品に似ている
と記述しています。
また、青板ガラスは、製造会社、製造時期により屈折率にバラツキ
があるとも記述しています。
平均すると 屈折率1.523、アッベ数58.9
青板ガラスの製造メーカーは、指定していません。

K5及びその類似の製品には相違があることも記述しています。
ショット K5         屈折率1.522、アッベ数59.6
チヤンスパーソンス K5相当品 屈折率1.525、アッベ数58.8

五藤氏は、記述しています。
「青板ガラスは、ショットのK5に似ている。」

                 AOIRO TUKIKO




Re: ★五藤望遠鏡〜その2★   Stew - 2019/04/08(Mon) 00:23 No.11773

おはようございます。 特に白つきこさん。

私は、K5が青い板ガラスの特性にはるかに近いことに同意します。 後藤が教育用望遠鏡を作っていた青い板ガラスを誰が作ったのか知っていますか?




Re: ★五藤望遠鏡〜その2★   Stew - 2019/04/08(Mon) 04:33 No.11774

おはようございます。 特に白つきこさん。

Cloudy Nights ATMの眼鏡技師は、これらの結果を使ってOSLOを通して40mmのデザインを実行しました。 軸上の色はフリーです。 軸位置から離れるとコマ収差が増加します。 私が上に示した最初のOSLOの結果と非常によく似ています。





Re: ★五藤望遠鏡〜その2★   Stew - 2019/04/08(Mon) 07:26 No.11775

皆さん、こんにちは。

これはもう一つの教育型望遠鏡です。 モデル1024は昭和47年(1972)の日付である。 それは私の最後の学校の望遠鏡です。 日本の1973年の学校法は同じお金のためのより多くの望遠鏡を持つように変わりました。 だからもっと安くした。 このモデル1024は管および他の部品がすべてプラスチック製です。 レンズは光学的にとても良いです。 いくつかの部品が壊れて修理されています。

望遠鏡に比べてマウントが高品質です。 マウントは滑らかで、ノブを除くすべての金属製です。

この望遠鏡は、すべての接眼レンズ、対角プリズム、太陽の投影、ケースがありません。 私が持っている他の五藤望遠鏡とは違うので、それは私にとっては悲しいことです。





Re: ★五藤望遠鏡〜その2★   Stew - 2019/04/08(Mon) 08:16 No.11776

こんにちは、ガラクマさん。 みなさん、こんにちは。

五藤 Model 202は私が以前に示したEros望遠鏡でした。 それは「最高の光学」タイプの望遠鏡です。 私は他の最高の光学望遠鏡をいくつか持っています。

これはタイプ201光学望遠鏡です。

左側の望遠鏡は1958年のHy-Score Model 451です。右側の望遠鏡はほぼ同じ日付の五藤Model 201です。

マウントはユニトロン(日本精工)タイプに似ています。 どちらが最初に来た?





Re: ★五藤望遠鏡〜その2★ エロス号   ガラクマ - 2019/04/08(Mon) 22:09 No.11777

garakuma.gif Stewさんの投稿が盛んで、ついていけておりません。

ところで、エロス号(Eros)は不思議なモデル名です。
架台のスタイルが全く違っても、同じエロス号です。
1200oより良く見えます。ウラノスと同じ鏡筒と思います。





Re: ★五藤望遠鏡〜その2★   青色つきこ - 2019/04/08(Mon) 22:27 No.11778

Stewさん、みなさん、こんにちわ。

青板ガラスを五藤光学に供給していたメーカーについては、私は、わかりません。
計算結果は、中心像のまとまりは良いですが、周辺のコマ収差は大きいですねぇ。
青板ガラスの特質に着目したユニークな望遠鏡です。

           AOIRO TUKIKO




Re: ★五藤望遠鏡〜その2★   ロッド - 2019/04/09(Tue) 00:49 No.11779

青板ガラスについて。
これは本来はレンズ用ではなく、ビルの窓ガラスなどの素材です。
光学特性としてはクラウンガラスですが、緑の着色が強くて光の透過率が悪いです。
ちょっと見た感じでも、厚さ10mmで50%ぐらいに暗くなるような感じです。
レンズの材質として有用なのは、ごく薄い場合ですね。
五藤の60mmが青板なのに75mmがBK7なのはなるほど納得です。

私は過去に反射鏡の研磨が趣味だったので、
川村氏の著書を参考に東京都内の職業別電話帳を調べました。
すごく面白い情報が満載(1980年頃)で、各種の丸い整形されたガラス材が販売されていました。
写真用の引き伸ばし機のコンデンサーレンズがφ115の分厚い青板ガラス製だったので、そういう需要が多かったのだと思います。
また、コルキットのような(私の地方ではプリンス工作キットでした)望遠鏡工作キットの対物レンズは、青板の単レンズが大半でした。子供たちにはアクロマートは高嶺の花でした。
大量に売れた商品だったので、レンズ用の青板ガラスの需要はとても多かった時代でした。

青板ガラスは、反射望遠鏡の素材としては案外優秀でした。
ウィルソン山の254cm反射鏡は青板ガラスなんですよ!!
青板というのは日本固有の呼び名のようで、正式には「ソーダガラス」なのでしょう。
パイレックスなど低膨張ガラスが用いられるようになったのはパロマ山の508cm以後でした。

我々が使用する小口径では青板ガラスでもまったく支障ありません。
(とは、パノップ光学社長の弁)
私はパノップ光学からガラス材を買っていました。大阪の日本特殊光機(NTK)の板ガラスをCUTした物に比べてガラスが柔らかく、まるで蝋のようでした。なのでちょっと不安でした。
これは丸く整形(インゴットガラス)された光学用の青板ガラスなのでした。ちゃんとアニールされているとはパノップ光学の弁。
たぶん引き伸ばし機用のコンデンサーレンズと同じ素材だったのでしょう。
研磨して40年後の今でも、とても良い状態を保っています。不安は解消されました。
田阪一郎氏が1950年代に作った33cm鏡は経年変化で自然に割れたという話でしたので。

木辺氏の著書によれば、
むしろ青板のほうが研磨した面のツヤが良いので極限等級が上がるとか、惑星のデティールが良く見えるとか言われていましたが、これは伝説のような話で1960年以前の事です。
私は今でもそれを信じているので青板ガラスを愛用しています。
ただ自分で実際に研磨した経験では、20cm以上ではパイレックスでないとダメです。
研磨熱が去るまでに時間がかかり、正確なテストができません。
時間がかかるとピッチ盤の状態が変化してしまうので、正確な研磨が継続できなくなってしまいます。
結果として、大口径の青板では精度の良い反射鏡を作るのが難しいです。

いろいろ書きましたが、
結論として;五藤光学の青板レンズは良いと思います。まさにエポックメイキングです。
ただし、一般の青板ガラスの製品には細かいスダレ状の脈理があるんですよね。
精度良く研磨してあっても脈理があってはダメです。
ちょっと見た感じではわかりませんが、高倍率での惑星面のコントラストが劣るはずです。
そういうのが問題にならない、写真鏡のシュミット補正板の素材ガラスには利用されていました。

※翌日、細かい所一部訂正しました。





Re: ★五藤望遠鏡〜その2★   Stew - 2019/04/09(Tue) 02:45 No.11780

こんにちは、ガラクマさん。 みなさん、こんにちは。

「エロス」はギリシャの神の名前です。 「ゼウス」ブランドはギリシャの神々と他の天文の名前(リラ、ダイアナ、彗星、アポロン、天王星)のテーマを確立しました。 五藤氏は「Zeus」という言葉で「Zeiss」という言葉を演奏していたと思います。 顧客にZeissの品質と類似性を考えさせる。




Re: ★五藤望遠鏡〜その2★   Stew - 2019/04/09(Tue) 03:03 No.11781

Blue Rodentsさん、Rodさん、そしてみんな。 おはようございます。

Rodさん、青い板ガラスの使い方を説明していただきありがとうございます。 望遠鏡の芸術性についてのあなたの以前の議論にも感謝したいと思います。 私はファインクラフトマンシップは望遠鏡の使用者に常に感謝されていると思います。




Re: ★五藤望遠鏡〜その2★   Abbebe - 2019/04/09(Tue) 03:54 No.11782

皆様こんにちは。Abbebeと言います。宜しくお願いします。
五藤設計(R2=INF)が存在していたことは吉田先生の本には無かったので大変勉強になりました。ところで青板硝子についてですが、そもそも光学硝子とは均質性(特に屈折率の)を最重要視している硝子であって(均質性の良い硝子を作り出すことが屈折望遠鏡の歴史の重要なポイントであったと吉田先生の本にもあります)、建材用硝子である青板硝子はそこが保証されていない(脈理不問)材料なので、いくらR精度、厚み寸法、ツヤ等を上質に製造しても設計値どおりの結像性能は望めない訳です。(硝子メーカーにクレームも出来ない)加えて、五藤設計はリトロー同様にコマ収差補正の為の設計自由度を製造容易性重視で殺してしまっていて、これらの考え方はアマチュア自作的には有用と思いますが、技術発展顧客満足産業発展の為には正しい方向とは思えないです。昔メーカーで流行っていたVEがこれに近いように思えます。毎年の新製品は性能向上では無く合理化等、コストダウンしかしてなくて、性能は実は下がっていた傾向が有ったように思えました。今はそんなことは無いと思いますが。近年ではドールカーカム反射が五藤設計(青板使用は除く)やリトローと良く似た考え方に思えます。しかし、タカハシはコレクテッド追加を実施してちゃんとコマ収差を対策していて流石だと思います。以上私の意見を述べさせていただきました。発言内容に失礼があったかもしれません。意見であって批判では無いつもりです。何卒お許し下さい。




Re: ★五藤望遠鏡〜その2★   Stew - 2019/04/09(Tue) 07:49 No.11783

こんにちは、ガラクマさん。みなさん、こんにちは。

エロス光管は60mm EDであり、昭和30年(1955年)から昭和34年(1959年)まで販売された天王星タイプ5と同じです。

昭和30年(1955年)に天王星タイプ5がベストオプティクス望遠鏡モデル201になりました。新しいマウントを持つ望遠鏡はモデル202のための単軸マウントに代わってドイツのEQマウントに代わりました。




Re: ★五藤望遠鏡〜その2★   Stew - 2019/04/09(Tue) 21:17 No.11784

こんにちは、ガラクマさん。みなさん、こんにちは。

五藤 Model 203は昭和36年頃の日付(1961年)から。 口径80mm、焦点距離1200mm。 台紙はオリジナルです。 マウントもModel 204 10cmと同じです。 この三脚はスパイクと軽量三脚ヨークを備えた軽量野外用三脚です。 マウントにはACモーターRA駆動用ボックスが含まれていますが、このモデル203には含まれていません。

もう一つのお気に入りの望遠鏡。





Re: ★五藤望遠鏡〜その2★   ガラクマ - 2019/04/09(Tue) 22:31 No.11785

garakuma.gif Abbebeさん。ようこそ。 皆さん。こんばんは。

昭和29年(1954年)に理科教育振興法(理振法)ができ、五藤光学の天体望遠鏡は大いに学校に売れましたが、その当時の望遠鏡の価格設定が妙です。いろいろ解説される方がいらっしゃいますが、それでも、ンー・・って感じです。

 6cm経緯台  学習型  口径63o 焦点距離1200o 価格 30,000円
 6cm赤道儀  学習型  口径63o 焦点距離1200o 価格 30,000円
 エロス号(赤道儀)   口径63o 焦点距離 900o 価格 70,000円
少し後に出た機種
 7.5p標準赤道儀   口径78o 焦点距離1300o 価格 70,000円

架台の価値を考えて、レンズのコストを逆算すると
  (エロス号のレンズ)>>>>>(7.5pのレンズ)≧(青板6cmレンズ)

時代背景から、がれきの中からガラスの破片を拾ってきて、それを元に怪しげな光学ガラスを作って、双眼鏡や望遠鏡にして外貨を稼いだ時代ですから、ガラス自体不足していて苦肉の策の中で考えられた技術だと思われます。
当時は、素晴らしい技術だったかもしれませんが、1970年前後には見なくなりましたのでメリットは無くなったかと思われます。





Re: ★五藤望遠鏡〜その2★   Stew - 2019/04/09(Tue) 23:24 No.11786

こんにちは、ガラクマさん。みなさん、こんにちは。

上の最初の写真は私のモデル203と同じマウント上のモデル204 10cmのものです。チューブはスライド式ロッドの代わりにリングで保持されています。 足は永久的な安定性のためです。 私のモデル203は野外三脚を持っています。 これを表示していただきありがとうございます。




Re: ★五藤望遠鏡〜その2★   Stew - 2019/04/10(Wed) 01:19 No.11787

こんにちは、ガラクマさん。みなさん、こんにちは。

上の写真は一軸3インチと一軸エロスです。 チューブに取り付けられた傾斜機構が両方のマウントで同じであることを初めて見ることができます。 しかし、3インチマウントでは重量が重くなります。 私は微調整制御ケーブルの木製のつまみがとても好きです。 3インチレンズは、口径76mm、焦点距離1200mmです。 それは、エロスのレンズデザインがフラウンホーファーであるようにです。




Re: ★五藤望遠鏡〜その2★   Stew - 2019/04/10(Wed) 02:20 No.11788

アッベさん。ありがとうございました。 みなさん、こんにちは。

多くのCloudy Nightsメンバーはf / 20の学校望遠鏡を持っています。 デザインの限界と軸外コマ収差の問題を理解しています。 それでも、それは惑星と二重星の観測には素晴らしいです。 f / 20の多くの例は完璧なスターテストをしています。 これらの望遠鏡は私たちにとって大きな価値があります。 このデザインを理解していただきありがとうございます。




Re: ★五藤望遠鏡〜その2★   Stew - 2019/04/10(Wed) 02:46 No.11789

こんにちは、ガラクマさん。みなさん、こんにちは。

最後に、これが私があなたに提示する最後の望遠鏡です。 モデル204、10cm、焦点距離1500mm、レンズデザインはフラウンホーファーです。 製造日はショー32(1957)です。 マウントはモデル203と似ていますが、マウントにモーターボックスはありません。 ACモーターはスプレッダーパンの一部です。 垂直ロッドがRA駆動ギアに動きを伝えます。 足はもっと頑丈なタイプです。この望遠鏡の付属品は非常に完成しています。 オルソスコープとHuygen接眼レンズの完全なセット。 画像正立レンズアセンブリ、2つのソーラープロジェクションレンズ。

2種類の分光計。

光学系は優れた画像を提供します。

これが私にとって2度目の五藤望遠鏡でした。 私の一番のお気に入り





Re: ★五藤望遠鏡〜その2★   ロッド - 2019/04/10(Wed) 12:29 No.11790

Stew様こんにちは。
五藤光学の10cm屈折赤道儀。
これは子供の頃にカタログで見て以来、私にとって長年の憧れの望遠鏡です。
お値段は当時の労働者の半年分の給料に匹敵するほど高価でした。
大人になったらこんな望遠鏡が欲しいというのが、私の夢でした。
しかし、今になってもまだ実物を見たことがありません。
ですから似たような物を自作して楽しんでいます。
たとえば五藤光学は対物部のフードが長いのが特徴なので、それと同じ寸法のコピー品を自作しました。
外観は五藤光学そっくりですが、レンズは他社製です。

まさに幻の望遠鏡ですが、こうしてここで写真ですが見ることができて幸せです。
良い物を見せていただき、誠にありがとうございます。

こうして外国でもこんなに大切にされているのを知ったら、天国の五藤斉三氏もさぞかし喜ばれることでしょう。

1969年の天文雑誌に、この望遠鏡で撮影した月面の拡大写真が掲載されています。
それは読者の応募による天体写真コンテストで、見事”最優秀賞”に輝きました。

次に70年代の五藤光学の広告です。
見事な月面スケッチ、そして恒星の色の比較。
70年代の五藤光学の広告はいつも魅力的でした。





Re: ★五藤望遠鏡〜その2★   Stew - 2019/04/11(Thu) 04:22 No.11791

こんにちはロッドさん。 みなさん、こんにちは。

このタイプのモータードライブを搭載したこのモデル204は、私がアメリカで知っているものです。 マウントにギアを備えた別の204がここにありますが、他に知られているものはありません。

説明書は英語で書かれており、手書きで書かれており、青写真に描かれています。





Re: ★五藤望遠鏡〜その2★   Stew - 2019/04/12(Fri) 02:02 No.11792

皆さん、おはようございます。

今日、私はこの望遠鏡について尋ねるEメールを受け取りました。 これは今のところ唯一の写真です。 望遠鏡の台紙は色および微調整制御のためのモデル1020台紙に類似しています。 三脚とスプレッダーの棚はモデル203タイプです。 レーベルは、昭和30年(1955年)から昭和38年(1963年)まで世田谷区で作られた「GOTo」です。 誰もがこのモデルを認識していますか?





Re: ★五藤望遠鏡〜その2★   Stew - 2019/04/12(Fri) 06:54 No.11793

ガラクマさん、そして皆さん。 おはようございます。

上の望遠鏡は野外三脚に合う新しい台紙が付いているエロスです。 モデル202。これは現在ローカルオークションサイトでベルギーでの販売のためです。 残念ながら、私は現時点では買うことができません。 ヨーロッパでこれを見てとても驚いた。





Re: ★五藤望遠鏡〜その2★   三六 - 2019/09/09(Mon) 20:36 No.12017

1961年製の202だと思います。赤道儀の写真です。





Re: ★五藤望遠鏡〜その2★   もも - 2019/09/10(Tue) 19:02 No.12018

ガラクマさまみなさま。
こんばんわ、ももで〜す。

三六様ご紹介の機材、
なんだかすごい迫力だなあ。
機械機械してる!




Re: ★五藤望遠鏡〜その2★   ガラクマ - 2019/09/10(Tue) 20:18 No.12019

garakuma.gif 三六様 貴重な写真の投稿、ありがとうございます。

写真でさえ、満足に眺めた事の無い機種で、お持ちとはすごいですね。
小島修介氏の匂いがプンプンするデザインと思います。

ところで、頂いた写真に写っている@のハンドルと、Aのレバー(?)の役目が知りたいのですが。
@のハンドルは、クランプでそれから先の赤経体全体が回転するようになっているのでしょうか?、それとも・・・
Aのレバーは、全体を回すものでしょうか、それとも目盛環用?

五藤光学のは学習用でさえ、ウォームギヤの位置が回るようになる拘りがあったようで、歴史の一頁として興味津々です。





Re: ★五藤望遠鏡〜その2★   もも - 2019/09/10(Tue) 22:39 No.12020

ガラクマさま

こんばんわ、ももで〜す。
最初に横やりすみません。

想像するに、
1は赤緯軸のクランプで、
2は目盛り環のクランプ。
かなと想像しております。
クランプするとウオームホイルが固定されて、
赤緯軸のウオームギヤがその周りを回る。
さて、本当のところはどうでしょうかしらね?

三六さま、でしゃばってすみませんでした。
お答えをお願いいたします。




Re: ★五藤望遠鏡〜その2★   Stew - 2019/09/11(Wed) 02:55 No.12021

ガラクマさんとみんな。 おはようございます。

三六さん

これらの写真をありがとう。 このスコープが提供されたときに購入したいのですが、不可能です。

大きな赤緯と赤経ダイヤルが大好きです。 右のアセンション軸のダイヤルからの自由な動きは、以前のマウントの分離に似ています。

ケースに入ったときにマウント機能を見るのは簡単ではありませんでした。 三六氏の写真でとても見やすい。

ありがとうございました!




Re: ★五藤望遠鏡〜その2★   三六 - 2019/09/13(Fri) 22:30 No.12022

ガラクマさん、みなさん。
ごあいさつを忘れていました。はじめまして。

ハンドルやレバーの役目はガラクマさんのおっしゃるとおりです。この望遠鏡は、中学校(母校)の改築のとき住民に校内の備品(廃品)の放出があり、入手したものです。





Re: ★五藤望遠鏡〜その2★   ガラクマ - 2019/09/13(Fri) 23:06 No.12023

garakuma.gif 三六様、ありがとうございました。
たいへんよく分かりました。

また、前回ははじめてのご投稿ありがとうございます。
リアルでお付き合いある方でも、初めての投稿が分からない場合も多く、失礼することが度々。
ちなみに、ハンドルネームから建築業界かDIYにお詳しい方の様にお見受けいたします。
今後とも、よろしくお願いいたします。

学校からの放出品。いいですね〜。
私も数台頂いてきましたが、その味をしめると、五藤光学のビンテージ物は買わなくても集まると思ってしまいます。
ただ教育用が多く、エロス号は貴重です
[管理者修正]




Re: ★五藤望遠鏡〜その2★   (^0^)コメト - 2019/09/14(Sat) 23:06 No.12024   HomePage

utyuujin1.gif ガラクマさん、皆さんこんばんは

三六さん、初めまして。(^0^/
三六(サブロク)とは残業協定と覚えていると懐かしくもあります。
関係あるのかナ?

(^0^)が興味をそそられるのは1961年製の202の鏡筒取り付け部で、
以後の75o屈折もそうでしたが、鏡筒に取り付けられた丸棒に通された
雄ネジ2本を、赤道儀に設置された治具穴に差し込んで固定するアイディア
です。

この機種を知る迄はてっきり75o屈折からだと思っていて、現実にはエロス60o
タイプ202もそれを採用していた。。他にもあるとか。。(^0^8
鏡筒をバランス良く保持してこの取り付け作業を行う必要があり、初心者には
難儀て危険を伴う作業だったと思います。実際やってみて疑問でした。

また、故富○氏によって、青板レンズが世に知られる事態となったと思いますが、
素材的に光学特性が悪いと言う範疇ではなく、民生品の板ガラスを使うと言う
行為に疑問を投げ掛けておいででした。(~ ~;

確かに小型屈折程度では問題も無い範囲なのですが、このまま大きなレンズに
応用したら問題も出た可能性あります。
現に”髭が見える”と言う20pシュミカセのCPをフーコー検査したら強い脈理が
見え、これはもう論外の使い方でしかありませんでした。(_ _;

また、青板の側面を研磨したら、見事な何本もの直線的な脈理が肉眼で見え、
脈理検査職人も検査機も必要無い世界であります。(笑)
救いは温度順応が他より良くて、待ち時間が短縮され、お安くもあり、手軽に
手に入るので便利な素材と思います。要は使い方一つと言う事です。(^0^v




Re: ★五藤望遠鏡〜その2★   もも - 2019/09/15(Sun) 00:22 No.12025

ガラクマさま、みなさま。
こんばんわ、ももで〜す。
サブロクといえば建築業界ではよくつかわれますね。
三尺×六尺の定尺サイズのことです。
コンパネがだいたいそのサイズになります。
(一般構造用と型枠用では若干違うので注意)

コメトさんが言われたのは労働基準法なんたらですね。
今は使われるほうも使うほうもめんどい世の中です。

五藤の鏡筒取り付けの方法。
これはどんなメリットがあるのでしょうかしらね?
昔の高校にこんな望遠鏡があったはずですが、
忘れてしまい機構がよく理解できません。
棒自体を固定するのか、棒を引っ張って鏡筒を固定するのか?
どっちでしたっけ?
(素人の質問ですみません)




Re: ★五藤望遠鏡〜その2★   エド - 2019/09/15(Sun) 05:19 No.12026

皆様 こんばんは。。。

昔、小学生のときに、神田で購入した“35mm天体望遠鏡用レンズセット”(確か千円+くらい)
の対物レンズ(片凸単レンズ)も青板ガラス製でした。。。
レンズ断面が緑色をしてたのをハッキリ覚えています。子供ながらに、ムム?と思ったものでした。
昭和40年代(前半)でも、そんなレンズが子供にとって安くはない値段で販売していました。。。
しかし、悲しいかなちゃんとした天体望遠鏡の見え具合を知らないので、それでまぁ妥協していた訳です。

戦後の焼け跡をまわって牛乳ビンを拾ってレンズを作った、という話があるそうです。
下手をすると、再溶融せずにビンの底を割り取って、対物レンズとして磨いたのかもしれません。
そういう信じ難いことが、終戦後はあったそうです。
原料の石英は日本国中いたるところで採れたハズですが、
光学ガラスの製造は停止していたでしょうし、珪酸に混ぜる原料も不足していたでしょうし、、、

そう考えると、今の子供用組立望遠鏡キットは多少至らない点があろうとも、
色消し!マルチコーティング!高級接眼付!!恵まれてるな〜と思ってしまいます。
年をとりたくないものです。。。




Re: ★五藤望遠鏡〜その2★   (^0^)コメト - 2019/09/15(Sun) 18:04 No.12027   HomePage

utyuujin1.gif ガラクマさん、皆さんこんにちは

ももさん、この望遠鏡の固定方法は慣れても、どやれば安全に扱えるの?
と思う程に心配なメカでつ。(~ ~;
鏡筒に平行な金属の直棒が設けてあり、それに2本のボルトが通してあります。

このボルトを赤道儀側の固定台に乗せ、同時に2本のボルトを定位置に設けられて
いる穴に通し、通ったら下方からのナットで固定するんです。
鏡筒を定位置に持ち上げて安定させる作業と、ボルトを通す作業、通ったら
ナットを用意する作業を淀みなく完了させる必要があるのですヨ。(^0^8

メリットとしては強い締結を得られることですが、毎回毎回苦労の割には。。
思い出してもやりたくない作業です。
ナットを分離したら工具レスにならず、今一工夫出来なかったのか?と他人事
ながら未だに悔やまれる設計デス。(_ _;





Re: ★五藤望遠鏡〜その2★   もも - 2019/09/15(Sun) 23:46 No.12028

ガラクマさま、みなさま。
こんばんわ、ももで〜す。

>コメトさま
なるほど。
棒を引っ張って、筒を安定させているんですね。
鏡筒の前後バランスの調整もできますしね。

また、このめんどい機構のメリットとして、
一つの架台で、太さの異なる鏡筒を載せることができる。
ということもありそうです。
それにしても厄介な構造ですね。

ご教示ありがとうございました。


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