名鏡、銘鏡、、迷鏡? 投稿者:
sherwood 投稿日:2017/11/24(Fri) 00:07 No.10812
皆様こんばんは! 先だっての星野鏡入手以来、この沼に足を踏み入れてしまいました。 「日本の反射 ここにあり!」 今までネットで拾い集めた情報を少し整理してみたいと思います。 しかしこれ以上出てきません。 訂正、加筆などありましたらよろしくお願いします。 中村鏡 裏面イニシャル[ Nakamura ] 1904-1932 日本の反射鏡の礎、中村要氏により研磨された名鏡。 この鏡を活かすために西村製作所の望遠鏡部門が操業した。 国宝博物館クラス 概ね2~300枚程 木辺鏡 [S.K.M、本名 ] 1912−1990 中村氏に師事、住職でありながら研磨の達人 特注により西村反射に搭載されることがあった。 幻クラス 200~2000枚(諸説あり) 苗村鏡 [ T.N.M ] 木辺氏に師事、現代の名工にて現在も研磨されている。 お宝クラス すべて番号管理されている。 特注により西村反射に搭載されることがあった。 凹面鏡概ね1000枚程(他にカセ、屈折レンズ 一般〜天文台用まで多種) 星野鏡 [ J.Hoshino ] -1997 反射鏡から赤道儀に至るまで自作、出版しアマチュア天文家の手本 10~30cmクラスが多い? 幻クラス 概ね5~800枚 池谷鏡 [ ? ] 彗星探査者の池谷氏の名鏡、法月製作所退職後、独自に研磨 三鷹光機などに搭載多い 大口径も多い お宝クラス 枚数不明 田口鏡 [ F.O T.T ] 元高橋製作所 研磨室長 同社10〜16cm反射に特別仕様でのみ搭載された名鏡 現 富士オプティックス (現在は修正研磨のみ受付?) TS-160X 18枚限定 他枚数不明 西村製作所 T.A鏡 [ Kyoto Nishimura T.A ] 後に天ガの編集長となるT.A氏による名鏡 西村製作所 T.K.鏡 [ Kyoto Nishimura T.K. ] 私の西村15cm反赤 田坂鏡 [ ? ] NTK中村鏡 [ NTK K.nakamura ] 元日本特殊光学(JSO)、現 中村特殊光学 枚数不明 足立鏡 [ ADACHI 足立光学 ] 足立光学製 良心的な価格だがよく見えると評判 一般向け10~20cm 1/8λ以上 枚数不明 石川鏡 [ ? ] IK技研代表 石川氏 「われら六稜人 レンズに魅せられた男」参照 枚数不明 日高鏡 [ ? ] 日高光学 山崎鏡 [ ? ] 山崎正光氏? 清原鏡 [ T.K ] 清原光学 清原勉氏? 迷鏡!一度は見てみたい 御三家 「ダウエル、パノップ、3B製反射鏡」 伝説の見え味 鏡面誤差2λ?
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
もも - 2017/11/24(Fri) 18:34 No.10813
ガラクマさま、みなさま。 こんばんわ、ももで〜す。 sherwood さま そういえば、3Bにスリコールスーパーミラーがありましたねえ。 ミザールの高精度鏡は何処製だったのでせうか? 昔の天文雑誌に細井光学って広告もありましたが〜売れたのでしょうか?? ちなみにですけど、 ワタシんとこの鏡は・・・ シンチレーションをものともしない?という謳い文句の〜 20cmジンデン鏡があったりします。 あ、日本のじゃなかったですね!失礼〜 国産だと、足立光学製の20cmF8青版を〜星野先生が修正研磨したとかいう鏡も手元にあります。 あとは〜無償貸与を受けてる15cmF7の「石橋鏡」なんてのも〜 鑑定団ではどちらも優秀というお墨つきを頂いておりました。
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
原 - 2017/11/24(Fri) 20:48 No.10814
3Bといえばスリーコールスーパーミラーの他にヤシロ鏡か?ヤシオ鏡か?がありました。ほんの一時期でした。 ビクセンのR125Sとかでもスーパーミラーグレードがありましたが、アイベルさんとか一部の販売店限定でカタログに載って無かったはず。あれは何だったんだろうか?(秋葉スタベで中古が9kくらいであったはず)
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
部分微動 - 2017/11/24(Fri) 22:26 No.10815
アイベルさんのは150mm、f=750mmでλ=1/16仕様だと思います。ブラック塗装の鏡筒に7×50のファインダー。2003の火星接近のときに中古で手に入れて数回使ったのみで物置に。ビクセンのあの接眼部いいですね。あのころいろいろな機材を集めていたのですが(野望があった)その後、社畜化し、包装を解かずにおいてあるものばかりです。ミザールの150mmRS20にf=1000mmのバージョンがあったのをここに集う皆様なら知っていると思います。それも持っているのですが確か名のある名人が磨いた鏡だったような。
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
青色つきこ - 2017/11/25(Sat) 10:21 No.10816
皆さん、こんにちは。 NTK中村鏡は、日本特殊光機製作所です。http://yumarin7.sakura.ne.jp/retrokan/NTKq1.pdf 16cmメニスカスカセグレンの広告記事が天文ガイドに載っていたのを 覚えていますが、実際はどうだったのでしょうか。 日本特殊光学のシュミット補正板は山田さんが磨いていらっしゃったのかなぁ。 他の主鏡・副鏡は、どうしていたのかなぁ。 シュミット補正板は製作品目にあげているメーカーがありますが、量産化は国内 では日本特殊光学でしょうか。 名鏡といえばミザールのワインレッドを思い浮かべます。 高橋製作所の10cmF=10反射は球面鏡ですが、一期一会でしたが、すごいと思いました。 でも、私はニュートン反射とは相性が良くなく、手元には一台も残っていません。
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
上板2丁目 - 2017/11/25(Sat) 10:49 No.10817
●●鏡なる名鏡を一生に一度は拝みたいと言う、〇〇教に嵌っていらっしゃる方々が 大勢いらっしゃるようですね。 どうやって磨いたらこうなるか理解できない御三家教も貴重な産業遺産なんでしょうね。 名鏡・・どこかでぜひ見せて下さい。
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
青色つきこ - 2017/11/25(Sat) 14:09 No.10818
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
スークー - 2017/11/25(Sat) 21:55 No.10819
15p木辺鏡持参で行ったある観望会で、何だったか忘れましたがM天体を観望中、よく見えてたので近くにいる人に(けっこう大勢の人が観望や撮影に来ていた)「M〇〇見ませんか」と叫んだら、十数メートル離れたところで同じ天体を20pだか25pだかのシュミカセで見ていた人がこちらにやって来て、私の木辺鏡を覗いて一言ポツリと「負けた」。 私はニヤリ。 これが名鏡、銘鏡というものだと思いました。 もちろんその方には、木辺鏡だと事前に言ってはおりません。 (少々嫌味な書き込みスミマセン)
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
sherwood - 2017/11/25(Sat) 23:42 No.10820
皆様こんばんは! もも様 細井光学も銘鏡ですね! ネット上にありました [ H 番号] 判子押しです。 石橋鏡も検索してみます。 NTK中村鏡 元「日本特殊光学(JSO)」 →元「日本特殊光機製作所」ですね。 混同していました。 ビクセン「スーパーミラー」は架台のスーパーポラリスと 単に名前のミラー(ハリーなどと同じ) を掛け合わせたものと思っていました。高精度ミラーですか? ミザールの高精度ミラーなどは銘が入っていたのでしょうか? 高橋の初期10cmF10ですが、ミラーはミザールやエイコー?かカートン などと共通で球面鏡との書き込みがありました。真偽の程はわかりませんが、、、 もしかすると検査して出来のいい順に高橋、ミザール、エイコー、、、残りは御三家? 書き出してみますと、かなりの数ありますねー しかし現存するのはどのくらいでしょうか、、 今時、口径たかが10cm、15cm程度かもしれませんが 観望で惑星と月ならシーイングによっては十分戦えるかと! (私の西村は付属アイピースではイマイチでしたが、谷オルソならかなりいいです。) まあ、たとえ大して見えなくとも十分に一晩の話のネタにはなりそうです!
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
minoru - 2017/11/26(Sun) 08:14 No.10821
みなさん、おはようございます。 細井光学、地元にありました。10数年前古いゼンリンの地図に載ってるのを見つけ訪れたのですが、すでに廃業してて親戚であろう人に聞いても分からなかったです。 私にとっての名鏡は、中村修正鏡かな?http://yumarin7.sakura.ne.jp/rod.html 一番下逸話に載ってます。 西村15pとアストロ15pも名鏡でありたいと思ってます。 迷鏡は、パノップ13pと3B10pかも? パノップ13pは意外と見え味良くてパノップらしくないです。3Bは覗いたことあるのですが記憶が・・・
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
ガラクマ - 2017/11/26(Sun) 21:35 No.10822
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
もも - 2017/11/26(Sun) 21:41 No.10823
ガラクマさま、みなさま。 こんばんわ、ももで〜す。 おお〜!ありがたいお鏡!! いつかはお参りに行きたいものです。
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
ひぽぽたます - 2017/11/26(Sun) 22:17 No.10824
う〜ん、何やら神具の神鏡の様な佇まい・・・。本当に拝みたくなります(笑)
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
(^0^)コメト - 2017/11/26(Sun) 22:52 No.10825
ガラクマさん、皆さんこんばんは おー!お出になられました。。ご神体(^0^) なるほど古来から鏡はありがたやありがたやデス。 これで青銅製とかだったら趣旨が違って来るから面白い。
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
ガラクマ - 2017/11/26(Sun) 23:04 No.10826
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
エド - 2017/11/27(Mon) 00:01 No.10827
皆様 こんばんは。 反射は門外なのでカキコは控えておりました。 そういえば昔、Gオプトの山田氏が☆まつりにて反射鏡を外に置いて、水晶玉を接眼レンズにしてハーシェルタイプの光学系にして月を見ていました。。。 卑弥呼が出てきそうなアヤシー世界です。。。 その宣伝カーもかなりアヤシーですが。。。
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
ガラクマ - 2017/11/28(Tue) 23:23 No.10829
本物の名鏡は、崇拝すべき存在とは思いますが、中古で買ったりしたら、余計分からなくなってしまいます。 N〇Kの〇村さんからお聞きしましたが、信州の山奥で冬は出稼ぎしか糧をえることができない雪深い地域に出向き、反射鏡磨きの講習を行い、それを買い取っていたとのこと、銘はどうなっていたのでしょうか? ギガオプトさんは、その存在自体相当怪しいので、水晶玉で覗いてても不思議ではないですね。一時期、よく関わっておりました。
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
通りすがり? - 2017/12/02(Sat) 10:22 No.10835
1年ぶり?くらいの書き込みです。 F.O.T.Tさんですが・・ 工芸品ではなく工業製品なので比較対象ではないと言われていました。 10年以上前に聞いたとき1万枚くらいとか・・ #軸外しは3枚で数えたのかは不明
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
NGC1999 - 2017/12/02(Sat) 10:46 No.10836
日本アマチュア天文史(1987 恒星社厚生閣)に望遠鏡-鏡面研磨を主として-を木辺成磨が書いています。その中で、関西光学の宮沢堂(元花山天文台員)が鏡面作りをしていたとの記述がありました。 その抜粋です「宮沢堂が、かつての同僚、亀井寿彦らを誘って関西光学という会社を設立し、10〜15cm級の反射望遠鏡を相当数造った。もっとも宮沢自身はすでに戦時中、多分1941年頃?西村製作所と共同してミヤニ式といって10cmの小型カセグレン式の望遠写真儀を宣伝した(略)宮沢の鏡面作りは戦前に属するだろう。しかし大々的に行動したのは戦後であり、会社組織にしたのは、終戦後である。この会社は相当発展し,1955年頃までに10〜15cm級から20cm級まで作り、作業員も宮沢の外10名くらいいるまでになったが労働争議が発生し、会社としては消滅した。だが宮沢個人としてはその後も鏡面作りはしていたようだった」。 ほかに、五藤光学の三日山吉弘氏の名前もあります。 さて、旭精光で研磨していた方の名を聞いた記憶があります。梶山氏??
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
いっかくじゅう - 2017/12/02(Sat) 12:32 No.10837
天文ガイド12月号の天体写真コーナーで、月面写真により最優秀賞をとられた中村氏がNTKの中村氏でしょうか。自作カセグレンによる撮影とのことで、受賞のことばには、以前、天体望遠鏡メーカーを運営していたとあります。
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
通りすがり? - 2017/12/02(Sat) 13:00 No.10838
木辺氏の弟子の苗村氏は有名ですが、一番弟子は「岩崎氏」(宇宙画家?)らしいです。 昔、本人から聞きました・・・
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
touch - 2017/12/02(Sat) 19:24 No.10839
青色つきこ様 30年ほど前、K先生の紹介で皆でJSOを見学したことがあります。 既に山田坂雄先生は亡くなったあとでしたが、息子さんがやっておりました。 研磨機が稼働してましたが、補正板か主鏡かは聞きませんでした。 「天体写真NOW」で山田先生が補正板の研磨方法の記事を書いていられるので 少なくとも補正板の研磨は行っていたようです。 見学の際、改良ライトシュミットの特許のことを質問したのですが、笑ってい るだけでした。
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
青色つきこ - 2017/12/03(Sun) 10:49 No.10840
みなさん、こんにちわ。 touch 様、ありがとうございます。 日本特殊光学は、山田坂雄先生が亡くなられた後も暫くは御子息がやっておられたようですし、 2代限りで廃業したと言ったほうが良いのでしょうか。 私はNSC-12Bを持っていますが、購入後10年経ってから主鏡のマルチコート化とNSC-22のファインダー脚を取り付けてもらいましたし、予備の取付台も買えました。(1990年代中頃) 山田坂雄先生が亡くなられた後の事でしたが、アフターフォローでやっていたのでしょうか。 「天体写真NOW」は持っていませんが、図書館で探してみます。 「星の手帳」の初期の号に山田坂雄先生がシュミット補正板とマクストフ補正板の製作比較について 記事を書いていた覚えがあります。 後継者が無く、廃業した
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
青色つきこ - 2017/12/03(Sun) 11:01 No.10841
(ごめんなさい、途切れてしまいました) 後継者が無く、廃業したのは、斬新なデザインで製品を出されていたので残念です。
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
ひぽぽたます - 2017/12/03(Sun) 13:56 No.10842
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
A7M2 - 2017/12/05(Tue) 07:38 No.10843
日本アマチュア天文史ですが、五藤光学の三日山吉弘氏は間違いで、三ケ山吉弘氏ですね。 (本の誤植なのか、原稿間違いかわかりませんが) たしか京都大学の60p反射(リッチークレチアン)も研磨されていたのではないかと思います。
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
エド - 2017/12/06(Wed) 19:56 No.10844
皆様 こんばんは! 星の手帳 1991年冬号に鏡面の特集記事があり、田阪さん苗村さんが阿部編集長の取材を受けるかたちで記事があります。 その時点で苗村さんは研磨を初めて31年で800面磨いたと書いてあります。 今現在、TNMのホームページでは約2000面と謳ってらっしゃいます。 それだけたくさん磨いてらっしゃるのに、意外に目にしないです。。。 この星の手帳の各記事には、なかなか含蓄のある言葉があり、例えば同じミラーでもその時その時で 見え味はまるっきり変化するとか。。。最初に平凡な出来の鏡を入手してしまうと、それを引きずってしまって時間を浪費してしまうとか。。。屈折にも言えることではありますが。。。
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
原 - 2017/12/08(Fri) 08:19 No.10845
ジンデンさんの弟子だったかでクラッブ?さんがいて、一時期輸入されていました。大阪のインターナショナルオプティック???さん(記憶が定かでない。本業はお医者さんの方)やコスモスさんで扱われ、数年前の原村で15cmの在庫?が売られていましたが、買い損ねました。 フランスにはテクソロー?さん(スぺル忘れた)だったか、名人がいたはずですが大型だけか?見掛けません。 レンズならアルバン・クラークさんですが、手頃な10cm級でも結構高価なので手も足も出ず。
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
ガラクマ - 2017/12/13(Wed) 22:11 No.10847
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
(^0^)コメト - 2017/12/14(Thu) 14:18 No.10849
ガラクマさん、皆さんこんにちは 京都大学発の60p反射(リッチークレチアン)を改造中でしょうか。(^0^; 今までの用途を詳しく知りませんが、元々この光学系は広視野が目的で開発され、 その意味、視野中心像は甘くなる特性を有しております。 つまりはそれまでの主流だったカセグレン系が視野中心像の切れは良いが、 視野周辺の像の悪化が急速で、少しでも写野を広く取る分野には向かないので、 主たる光学系を高次の曲面に置き換えて写野を確保したいと言う発想です。〇 〇; これは言い換えると理想的な結像を実現できるカセグレイン式に比較して 「写野は取れるが中心は少し犠牲にしますヨ」と言う約束があるような物。 これのコンセプトは、何かを犠牲にしなければ実現しないと言う事です。 元々の集光が満足でないとその後に何やっても不満足ではないかと。。(^0^8 後日には光路中に補正レンズとか入れて理想状態に近付ける努力がされ、 既存メーカからも各種のネーミングで発売もされていますが、いづれも 比較的小口径(Φ250o程度迄)で実現、その位なら我慢出来る集光も 実現されると言う事になります。少なくてもΦ60pは辛いでせう。(∼0∼; (^0^)も以前に光学設計ソフトが使えた頃に設計だけは試みましたが、 視野を少しでも外れると収差が何倍にもなる光学系に呆れもしました。 また、Z〇N社のリッチークレチアンもお試しでトレースしてみましたが、 数度以上の写野では何をやっても無駄な感じでした。(_ _; 掲載した説明図は広瀬英雄著『シュミットカメラ』のですが、ここではF3.3 の条件で写野としては2°確保を目的として設計しているようです。〇 〇! 京大ではF3を必要として設備したのですから、広視野だけが目的であったのでは? また、田〇氏?の研磨作業中の写真からはディスクグラインダで曲面を 掘り込んでから研磨を進める工程をどこかの雑誌で拝見した事があり、 それに倣ってか後日の作業者もこれでやってる気配でつ。(^0^) 鏡面硝材の熱強度は案外に高く、無理矢理高速で仕上げるとかでない限り、 更には青板でもない限り、ヒビや割れは生じないと思います。 この深い局面を彫り込むのは研磨剤と労力がドエラクて手段は限られます。(^0^v
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
ガラクマ - 2017/12/14(Thu) 22:35 No.10850
ガラクマ様、コメト様 この60cm反射(リッチークレチアン)と言われているものは本当に純粋なRCでしょうか? コメトさんとチョット意見が違いますが、所謂2枚鏡系(ドール・カーカム、カセグレン、リッチークレチャン)はどれも主副鏡ともに2次の回転面の組み合わせで、シュミット補正板のような高次非球面ではありません。 2次曲面では球面では0、放物面では-1になるk(コーニック定数)が2次の非球面係数として使われます。 ドールでは副鏡を球面(K=0)、主鏡を楕円面(-1カセグレンでは主鏡を放物面(k=-1)、副鏡を双極面(k<-1)として球面収差をゼロにします。 リッチー・クレチャンでは主副鏡ともに双極面(k<-1)として球面収差をゼロにします。 非球面係数が小さくて球面に近いほど整形研磨作業が楽になります。(研磨時にストロークを取ると研磨面はどんどん球面化して行くので) つまり、非球面係数の大きな主副鏡を使うRCはこれらの組み合わせの中では最も製作が難しくなります。 更に合成焦点比が小さいほど球面から離れた形状になるので、整形研磨は超難問となってる来ます。 これらの2枚鏡系では球面収差がゼロですから惑星などを観測するのであればどれも同じ見え方をします。 同じ主鏡有効径で副鏡の拡大率が同じであれば、どれが良く見えるかは鏡の研磨精度に依ります。 では、何故そんなに難しいRCを作るかと言えば、それはコマ収差が無いからです。 RC以外はコマ収差を持っていますから、写真鏡として使う場合はコマ補正用のレンズが必要になります。 RCはコマ収差がありませんが、強い像面湾曲を持っています。 銀塩時代のシュミットカメラのように、乾板を撓めてやれば全面にコマ収差の無い星像を結びます。 現在、RCで写真撮影する場合は像面平坦化レンズ(フィールドフラットナー)を挿入します。 コマ補正レンズよりもフラットナーの方が設計上の拘束条件が少なくて製作も簡単です。 2枚鏡系の話は光学設計の基礎ですから、以下のページをご参照ください。https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspe1986/67/10/67_10_1562/_pdf http://www.cybernet.co.jp/optical/course/story/11/ ガラクマさんが書かれた資料によりますと、このRC鏡筒は主副鏡ともに高次非球面ということになっています。 であればRCではありません。 あえて言うなら準RC(Modifyed Ritchey–Chrétien)です。 補正レンズも3枚玉になっていますから、やはり準RCなのでしょうか。 現在GSOなどからアマチュア用に販売されている純RC鏡筒の補正レンズは2枚玉で充分な性能を発揮します。 合成焦点比が8で、副鏡拡大率も同じくらいで中央遮蔽も25%程度のようですから、どれをとってもスペック的にはGSOと同じです。 単にFの明るいカセタイプの鏡筒であればRC以外でも解はあった筈です。 例えば現在タカハシで販売しているCCA-250(Corrected Cassegrain Astrograph)などは、主鏡は放物面、副鏡は球面、3枚玉補正レンズでF5で比較的大きなイメージサークルを実現しています。 このタイプでしたら凹放物面主鏡と凸球面副鏡ですから製作はRCを作るよりも遥かに楽です。(特に凸面が球面というのは研磨者にとって救いです) タカハシより前になりますが、2000年ころには有効径1mF3の同タイプ写真鏡筒(補正レンズは超低分散ガラス材を含めて4枚玉)を弄っていた経験があります。 この鏡筒の仕様が60cmF8であればCCA-250をスケールアップしてFを暗くしただけで、そのままま3枚玉補正レンズでOKであった可能性もあります。 想像ですが、設計技量不足から製作が難しい光学系になってしまった可能性があります。 解説文の精確さを求めるのでしたら、設計者または製作者からもっと詳しい情報を入手すべきと思います。 > 今博物館で調整中ですが、何が悪いか特定できない状況で見えが悪いです。 お話では主副鏡ともに非球面ですから、回転軸が存在します。 主鏡の軸が副鏡の軸上に乗らないとアスが発生しますので、焦点内外像を見れば直ぐに判ります。 補正レンズがフラットナーでしたら外しても軸上の収差(球面収差)に影響はありません。 先ずはその辺からチェックされては如何でしょうか。 タイトルの「名鏡、銘鏡、、迷鏡?」に感想を言わせていただければ、No.1は池谷鏡です。 説明すると長いので、ここは単に信者ですので・・・池谷教とも言います。
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
ガラクマ - 2017/12/16(Sat) 19:13 No.10855
voyager_cameraさん。ご解説ありがとうございます。 いろいろお詳しいですね。難しいお話で、なかなか理解しかねます。 ただ、ごく初歩的、入口で分からないのが、「リッチークレチアン」と「準リッチークレチアン」。 補正レンズを前提に総合的に収差を補正しているのが、”準”くらいに思っていたのですが、 voyager_cameraさんのお話を元に、吉田先生の「天文アマチュアのための望遠鏡光学」で確認してみると、余計に分からなくなってきました。 説明には、リッチークレチアンは”主鏡も副鏡も複雑な非球面”としかなく、それ以外は補正レンズを使っても使わなくても、目的に合わせて最適化しているのが”準”らしいです。 準リッチークレチアンは目的に応じいろいろなレパートリーをもち、その一種としてリッチークレチアンがあると言っているように読めます。 普通、人→白人、車→自動車とか、大きな範囲、種類を表す言葉/名前の前に、より特定できる種類を表す詞を付け加えて、範囲を限定、種類を特定するのが普通と思います。 また、”準”というのは、準優勝とか、準会員とか、それには劣るがそれに近い、って感じの意味を持つと思いますが、リッチーより最適化しているのに”準”というのも、言葉が理解できかねます。 (カセグレインを前提にしているのが、準ということかもしれませんが・・・なんとも) リッチークレチアンの”複雑な非球面”がどのような数式で表せられるかは書いてありません(三角関数が入るのでしょうか?)が、放物面であるはずのニュートン式反射望遠鏡の主鏡が、(古い)タカハシやビクセンのように球面で、放物面を近似したものであってもニュートン式反射と言っていますし、6次や8次に近似したものであっても、あえて”準”をつけてもつけなくてもいいように思います。 より最適化しているのに”準”、幅広い形式を表すのに”準”というのはおかしいので、私の理解が間違っているのでしょうが・・・ 光軸調整は補正版を外して行っており、焦点内外像はあまり差がなくへんな歪みもないのに200倍くらいが限界で、FC76あたりに劣ります。 補正版をつけると、もっとピントが悪くなるようです。 まあ、いい望遠鏡でも60pRCですので、条件によって悪い時があってもおかしくないですが、ずっと調整している方のお話です。
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
ガラクマ - 2017/12/18(Mon) 23:08 No.10860
voyager_camera 様 またまたお詳しい解説ありがとうございます。 光学設計のことは、よくわかりません(大学で一単元とりましたが、まったく記憶なし) ただ、係数のお話でミラーの断面カーブとか光路長を表す関数に関係することと理解しましたが、よろしいでしょうか。 で、探してきました。ある非球面のスロープの関数です。 Y=[(X^2/R) /{1+SQRT(1-(1+k)*(X/R)^2}]+BX^4+CX^6+DX^8 初めの項のkを2次の非球面係数と言われているのでしょうか。Bが4次、Cが6次の係数でよろしいでしょうか。 RCのの式、係数はどんなか、見てみたいです。 ところで、ご紹介頂いた京大の3.8mの講演をしていた先生とメール交換したのを思い出しました。 昔、この大宇陀の60pも使っていたとのことで、ご存じか聞いてみます。
ガラクマさん 非球面に関する情報は面の曲率とは別に与えます。 持ち出されましたある非球面とは8次まで含んだもので、2枚鏡系に使われるものではありません。 京大のRC設計値は前コメントで紹介しました資料のp45にあります。 見られておられないようですので切り出した表を添付します。 この中に書かれた「主鏡非球面定数=-1.034609」「副鏡の非球面定数=-2.73112」が主副鏡のKです。 K=-1.304609というのは放物面のK=-1の1.304609倍の修正量の双極面です。 ご覧のように、RC主副鏡には4次以上の高次非球面係数(定数)は存在しません。
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
ガラクマ - 2017/12/19(Tue) 22:54 No.10862
ガラクマさん 汎用式のBCDにゼロを入力すれば単なる2次式なので問題ありませんので、仰せのように一般式ですね。 お話しの前にウィキペディアについて(特に日本語版)、内容には問題が多いので百科事典のような読み方をされることには賛成できかねます。 著者を明記していませんので、かなりいい加減な記事が目につきます。 それでも誰も責任を持ちませんので、ウィキはあくまでも参考で、そこで拾い出した情報は更に裏を取られることをお薦めします。 ウィキの「リッチー・クレチアン式望遠鏡」「機構」には確かに「主鏡が凹面、副鏡が凸面であり、どちらも双曲面に似た非球面である[4][3]。」とあります。 前コメントで京大の3.8mのシュミレーションを持ち出したのは、主副鏡ともに2次のコーニック定数だけで球面収差とコマ収差が消えていることを見ていただくためです。(シュミレーションに使ったKは参考資料のままです) 従って「双曲面に似た非球面」というのが不明です。(双曲面といってもKの違いで無限の非球面度が設定できます) また同じウィキの「準リッチー・クレチアン式望遠鏡」についてです。 RCの像面湾曲は収差ではなく仕様ですから、写真鏡として使う場合はシュミットカメラのように像面を湾曲させて使えば無収差です。(機構で非点収差と言っているのは像面を平面のまま使用した場合に発生するので像面を湾曲させれば無収差です) 像面を平坦化する補正レンズを含めて「準リッチー・クレチアン」というとありますが、純粋RCは2枚の鏡だけの系です。 純RC+フラットナーと言えばいいのに、わざわざ「準リッチー・クレチアン」というのでしょうか。 ニュートン鏡筒を写真鏡化するためにはコマ補正レンズが使われていますが、例えばWynneの3枚玉コマ補正レンズを組み込んだからと言って、その鏡筒を「準ニュートン式望遠鏡」言いますでしょうか。 鏡系を従来のKのまま使って、補正レンズ系を加える場合には「準・・・」とは言わないのが正しいのではないでしょうか。 「準・・・」というのは、本来の鏡系の非球面に手を加えて、補正レンズなしでは基本収差である球面収差やコマ収差補正が出来ないような光学系と考えてよいと思います。 「準リッチー・クレチアン」でいうのであればタカハシのFRC-300がまさに準RCです。 ただし、この場合は非球面率を強くしていますが、補正レンズ系を複雑にせずにFを明るくしようとした場合の一つの解です。 F5の純RCは大変製作しにくいですが、非球面度を上げなくとも補正レンズの枚数やガラス種を選択することでも解はあった筈ですが、タカハシはそれを選んだということです。 余談ですが、タカハシはその後放物面主鏡+球面副鏡+補正レンズでFRC-300と同等のF5のCCA-250を開発しています。 こちらは主鏡にカセグレンと同じ放物面を使っているのでコレクテッドカセグレンと称しています。
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
ガラクマ - 2017/12/20(Wed) 23:33 No.10867
ガラクマさん 度々ご迷惑をお掛けします。 自分でもGSOのRC25cmを使っていながら、十分勉強できておらず汗顔の至りです。 RCの解説については笠井トレーディングのRC概説が良くまとまっていると思いました。http://www.kasai-trading.jp/gs250rc.htm 大宇陀のRC60cmは五藤光学が設計・製作したのですか? それなら五藤テレスコープの近藤さん辺りが当時のことをご存知でしょうか。 また、既に現役を引退された顧問の設計者さんがお元気との情報ですので、その方に伺ってみることができるかもしれません。(ちょっとコンタクトを取ってみます)
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
ガラクマ - 2018/02/24(Sat) 00:37 No.10965
voyager_cameraさん。 大変勉強になります。光学系や天体写真など、興味はございますが深みに入るところまで、傾倒できません。 だいたい、2次項のkを使わなければ、テーラー展開?でしたっけ?放物面以外は無限に高次の係数を持ってしまいますので、何次の非球面であるかどうかはこだわりだけかと思ってしまいます。 それにしても、サイトの写真は素晴らしいですね。”お達者「投稿写真」倶楽部”も掲示板もよろしくお願いいたします。
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
アスイク - 2018/02/25(Sun) 00:21 No.10974
管理人のガラクマ様、皆様こん○○は 高尚な光学理論のお話が一段落したようなので・・・ ガラクマ様が2017/11/26(Sun) 23:04に投稿の No.10826 の >> まったくの余談、どうでもいいお話ですが、本日「見えない望遠鏡が愛おしい」とFMの取材にひとしきり熱弁をふるいました。 >>さて一般の方に理解されるかどうか、それ以前に1月11日の放送にカットされないかどうかではありますが。 に関しまして、1月11日のFM放送の局や放送時間が分からず、FM放送を拝聴することはできませんでしたが、 投稿された自動車の魅惑的なリアビュー写真に魅了されたのがきっかけで 1月11日のFM放送内容がウェブに掲載されていることが分かりました。 ガラクマ様のご熱弁のご様子が放送されたと推定される掲載内容です。掲載写真も大変充実しています。 下記ウェブページをご覧ください。 天体望遠鏡博物館の理事をリサーチせよ https://www.tfm.co.jp/smile/reports/kagawa/20180111/
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
Linf - 2018/02/25(Sun) 12:49 No.10977
皆様 The 60cm Ritchey-Chretien Telescope and its Instruments, Memoirs of Faculty of Science, Kyoto University, Series of Physics, Astrophysics, Geophysics and Chemistry, Vol. 38, No. 2, Article 4, p167-185, 1992 は、国立国会図書館関西館で閲覧できます。 五藤光学研究所の特許は、公開特許広報(A) 昭62-62315です。 参考文献 Andre Baranne, LE TELESCOPE RITCHEY-CHRETIEN de 3,5 metres, 1966. SAO/NASA Astrophysics Data System ハルトマンテストの報告を拝見したいですね。
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
Linf - 2018/03/02(Fri) 23:45 No.10981
Linf様 貴重な情報をありがとうございました。 ご紹介いただきました情報にはたどり着けていませんが、ご開示いただきました主副鏡の非球面係数と”The 60cm Ritchy-Chretien Telescope and itsInstruments”, Ohtani, et alに書かれたBFなどの所量を使えば設計が復元できますね。(同論文にはハルトマン定数までは記載されています) Zemaxを利用できる環境なのですね、復元された設計値に基づいたPSF(ホイヘンス?)の2Dシュミレーションも素晴らしい。 このシュミレーションには3枚玉のフラットナーも含まれているものと思われますが、副鏡やスパイダーによる遮蔽の影響が含まれていますか。 主副鏡の波面収差が解れば更に実機に近い星像シュミレーションが出来そうですね。 これからも情報をよろしくお願いいたします。 P.S. Linf様の「Linf」はもしかしてEdward Hubert Linfootが由来でしょうか?
アスイク様 ガラクマ様の情報をありがとうございました。 私はまだガラクマ様にお目にかかったことがありませんが、「見えない望遠鏡」が好きというところに人となりが見て取れて楽しいですね。 こんなに天体望遠鏡を集めちゃったのはガラクマ様ならではと納得した次第です。
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
ガラクマ - 2018/03/03(Sat) 12:50 No.10984
Linf様、はたまたvoyager_camera様、いろいろ貴重な情報ありがとうございます。 コマ収差が無いとの話ですが、回折リングは少し外れると回転対称とはならないもののきれいですね。 アスイク様、お恥ずかしいところをお見せいたしております。 日頃のゆる〜いお話が、みなさんの出番で急に緊張感が出てきて、これはこれで変化があって感謝いたしております。このまま、お続け頂いてよろしくお願いいたします。
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
Linf - 2018/03/03(Sat) 14:56 No.10985
voyager_camera様、ガラクマ様 コメントありがとうございます。 中央遮蔽の直径250mm、4本のスパイダーの幅10mm、3枚玉の硝材BSL7です。 対数スケーリングにすると低照度部も表示されます。 像の標本点間隔を変更するとStrehl Ratioに少し誤差が生じるようです。 Linfについては、voyager_camera様のおっしゃるとおりです。
Linf様 早速の再シュミレーションをありがとうございます。(Zemax・・・いいですね) 今回のシュミレーションはFFT-PSFでしょうか、スパイダーの影響が強調されてハッキリ見えます。 十字スパイダーの遮蔽を反映したφ1degreeの周辺星像ですが、前回のシュミレーションに比べてストレールレシオそのものはあまり低下していませんね。 京大の論文ではこのRC鏡筒のハルトマン定数が0.55で像直径が1.1arcsecと言っています。 続いて日本の空の平均イメージサイズが2〜3arcsecなのでこれは十分な性能であると結んでいます。 このRCは写真鏡筒ですし、設置場所がマウナケア山頂でもないのでこの結論は正しいと思います。 60cmの回折限界の5倍以上に膨らんでいますから、アイピースを使って実際に星を観察しようとすると10cm鏡程度と・・・口径が大きい分、筒内の気流の影響も大きく10cm鏡よりも良く見えないかもしれませんね。
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
Linf - 2018/03/05(Mon) 20:32 No.10989
voyager_camera様 コメントありがとうございます。 No.10981の回折像はリニア・スケーリングのためわかりにくいですが、中央遮蔽とスパイダーの影響を受けています。 No.10985の回折像はZemaxのバグのためか、Polychromatic Huygens PSFの表題が欠落しています。 MTF vs FieldとStrehl Ratio vs Fieldを添付します。 ご参考になれば、幸いです。
Linf様、ガラクマ様 MTFとStrehl Ratioをありがとうございます。 SRはフィールドの殆どで80%を超えて、設計値としてはほぼパーフェクトですね。 お陰様で設計的な状況の理解はほぼ完了したと思われます。 ありがとうございました。 京大の論文には大宇陀RC60cmの鏡面製作部分のエピソードが記載されていませんが、他の情報では3D測定器を使ってという話もありました。 ヌルテスターや干渉計などの話が出てこなかったようですが、どのように製作を進行したのかよく解りませんね。(企業秘密なのでしょうね) 最短仕様波長を350nmとすると2枚鏡で主副鏡の波面誤差測定精度には10nmが求められそうですので、当時そのような3D測定器があったのか興味があります。 そのころは既に東大木曽観測所のシュミットカメラが運用開始されていましたから、日本光学では大型非球面の検査システムが揃っていた筈ですが、このRC主副鏡がどのように製作されたか想像してしまします。
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
abbebe - 2018/09/14(Fri) 21:21 No.11327
voyager_camera様 初めまして、ガラクマさん一味の端くれでabbebeと言います。 OPTASをご使用のようですね、私も個人で持っていたのですが、かなり前のWindows up時に動かなくなっており、会社ももう存在しないようで諦めていたので実は懐かしくさえ感じています。Windoows10で動くバージョンが有るのですか?是非、情報を宜しくお願いします。
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
voyager_camera - 2018/09/15(Sat) 08:20 No.11329
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
abbebe - 2018/09/17(Mon) 21:36 No.11333
voyager_camera様 有難う御座いました。 いろいろ試みてみましたが私の(Ver.9.1)は立ち上がらないようです。 デモ版(Ver11)は動くので、Verの問題かもしれないです。 残念ですが諦めます。 デモ版は過去のデータを読むことや、修正を進めることも可能ですが、ファイルが出来ないのでプリントアウトして、次回はそれを手入力してから進めるということを毎回実施すれば十分使えますが、ちょっと時間の無駄ですね。 OPTASは理想レンズで望遠鏡系が評価出来るので望遠鏡検討に向いていると考えておりました。 名鏡、銘鏡、、迷鏡?からハズれた内容で失礼いたしました。 なお、実は現在秘かにリッチークレチアン式の自作を検討中です。詳細は別途。 それでは失礼いたしました。
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
voyager_camera - 2018/09/18(Tue) 11:31 No.11334
abbebeさん、バージョンですか。 そういえば私のOPTASはVer.12でした。 保存ができないと辛いですね・・・残念でした。 RCの自作ですか! それはもう自作マニアの域を出ていますね。(興味津々) 出来ましたら進行状況を公開していただければ嬉しいですね。
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
Kinkuro - 2018/09/20(Thu) 18:06 No.11339
細井光学らしき25cm鏡を物置小屋から発掘しました。オークションで落札したような… Hと年月日のような番号がスタンプされてます。 アマチュア向けの良心的な価格設定でしたね。 足立光学みたいな立ち位置でした。
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
ガラクマ - 2018/09/20(Thu) 23:14 No.11342
abbebeさん。(この掲示板では)初めまして。ご挨拶遅くなりました。 なるほどアッべ、とかけてるんですね。 リッチークレチアン式の自作、 voyager_cameraさん共々(というか、たぶん全員)楽しみにいたしております。 Kinkuroさんの細井光学。マークを初めてみました。写真アップ、ありがとうございます。 ”H”が古い双眼(望遠)鏡に似ている。と思ったのは私だけでしょうか。
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
もも - 2018/09/21(Fri) 18:26 No.11344
ガラクマさま、みなさま。 こんばんわ、ももで〜す。 古い双眼鏡に一票!
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
Kinkuro - 2018/09/21(Fri) 22:21 No.11346
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
Abbebe - 2020/11/06(Fri) 22:49 No.12515
みなさま御無沙汰しております。Abbebeです。30cm自作リッチークレチアン望遠鏡、ほぼ形になって来た状態であることを報告させていただきます。ミラーはf3mirror製SN202001001です。
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
Abbebe - 2020/11/22(Sun) 01:04 No.12527
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
もも - 2020/11/22(Sun) 03:07 No.12528
ガラクマさま、みなさま。 こんばんわ、ももで〜す。 >Abbebeさま 自作のエキスパートで知られた渡辺さんみたいですね。 デジタルのフーコーテスターやら、眞空蒸着の窯まで作られております。
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
ガラクマ - 2020/11/22(Sun) 20:47 No.12529
Abbebeさん。 いよいよですね。観望会で拝見したいものです。 ちなみにSN202001001って、ひょっとして販売1stミラー?
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
Abbebe - 2022/07/03(Sun) 16:08 No.13076
Re: 名鏡、銘鏡、、迷鏡?
Abbebe - 2022/07/03(Sun) 16:18 No.13077
M27の画像がUP出来なかったようなので再度UPします。