ミザール エース型 投稿者:
渡辺 投稿日:2013/05/28(Tue) 13:45 No.8617 |
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ガラクマさんは良さをよくご認識されているようですが、一般にはあまり評価されていないマイナーな名機です。 ネット検索してみましたが、出てくる情報はこのサイトがほとんどでした。 これこそ昔欲しかった望遠鏡です! 中学生の頃、田舎町の小さな眼鏡店に展示されていましたが、当時14,900円では買えませんでした。
その後もっと高級な望遠鏡をたくさん入手できる身分になりましたが、これを実際に使ってみたらビックリ仰天の素晴らしさでした! 素晴らしい剛性と滑らかな動き! 誰が設計したのでしょう?誰が作ったのでしょう? これはかなり古い設計なので、昭和30年代の作だと思います。とすれば輸出用でしょう。まさか小島修介氏ではないでしょうねぇ。 当初ミザールは天体望遠鏡業界ではなく日野「金属」産業だったという話ですからね。昔の業界の事、とても興味があります。 元ビクセンの古老さんならご存知でしょうか? 20年ぐらい前に福島県の石川町でアストロ光学の社長さんにこの架台を見せたら「これ、懐かしいなぁ」とおっしゃってましたよ〜 青木さんという方だったかな? とにかく日本の望遠鏡業界が一番元気だった頃の製品です。 当時、望遠鏡は庶民には高嶺の花の高額品でしたから、丁寧に作られています。 6cm用ですが改造して10cmF10屈折でも実用できました。 私は彗星捜索がテーマでしたが、これは最良でした。先日のパンスターズ彗星のときも大活躍でした。フリーストップではなくて、クランプもしっかりしています。 各部寸法を完全コピーして、アルミ総削り出しで自作しようかと思ったくらい素晴らしい! 2倍の大きさにして15cm反射用に作りたいところですが、こういった機械物は単純に寸法を2倍にしても同じフィーリングにはならなかったりしますよね。
前置きが長くなってしまいましたが、これは先日リサイクルショップで見つけた未使用品です!たぶんどこかのお店の売れ残りでしょう。 こんな年代物が新品で入手できるとは! 躍り上がるぐらい嬉しかったです。お値段はラーメン数杯分でした。
接眼部のピニオンハンドルの形状から判断すると昭和55年頃の製品だと思います。ですが、細長いファインダーなどは昔そのままで、伸縮三脚の金具も昭和40年代のH-85と同じ物です。 対物レンズはノーコートですが、素晴らしく良く見えて乙女座γ星(1.86秒)を串刺しダンゴのようにクッキリと分離できました。ドーズの限界(1.93)を超えています。高橋のアッベオルソ5mmの200倍でテストしましたが、こんな過剰倍率でも極めて鮮明です! 架台はヘタな微動付き経緯台よりもずっと快適で、200倍でも追尾できます。 レトロ望遠鏡は楽しいですね〜!
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ミザールの歴史
渡辺 - 2013/05/28(Tue) 14:26 No.8618 |
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画像をご覧ください。 ミザールは66年(昭和41年)から天文と気象誌に広告が出始め、エース型は当時からありました。名前からして一番の自信作だったのでしょう。 当時から赤道儀のアポロ型がありますが、これはたぶん他社へ外注していたのでしょう。69年発売のニューアポロからミザールのオリジナルになります。
天文ガイドのテストには67年にH-85が登場します。当時まだH-100は無く、H-85が最大口径でした。H-100は68年に発売され、業界のベストセラー機となります。私は69年にH-100を購入しました。なかなか良い製品でした。(今思うとエース型を買うべきでしたが) 以下H-85のテスト記事より。
従来この会社は鉄鋼や非鉄金属の売買を行っていましたが、昭和32年に宇宙ブームを予見して光学器械の製造販売を開始しました。 この社の製品については前に接眼鏡の調査を行ったときに、ずいぶん粗悪品であったこと、店頭で品物を見たときにすぐに欠点が目立つ点などで、あまり期待をもっていませんでした。 普及型と称する物は「ミエザール望遠鏡」と悪口を言われ、実際の天体観測用としては不向きなものでした。
このH-85のテスト結果は割と良好でした。当時まだ100点満点での採点はしていませんでしたが、私が読んだ感触では80点ぐらいの印象です。 エース型がテストに登場しなかったのが残念です。これなら90点以上は付いただろうと思います。
私のエース型にはF12.5mmというプラ製の安っぽいアイピースが1本だけ付属していました。(ハイゲン式の変型) レンズはノーコートですが、実際に覗いてみたらビックリするほどの高性能でこれはお宝です! 比較に用いたのは高橋のHM12.5mmですが、視野が狭い点以外はほとんど互角の性能でした。私はHM12.5mmは8本持っていますが、高橋の物がさすがに一番良いのです。
70年頃に天文と気象誌に「安物買いのススメ」という記事だったかで、この黒いプラ製のアイピースをNikonのオルソと比較して絶賛していました。これを読んだときはとても信じ難い事でしたが、実物を見たらなるほど使える品物でした。 当時のお値段はNikon4,500円に対し、ミザールは何と380円だったのでした。 それにしても「ミエザール望遠鏡」とは富田さん、ひどい事を言いますねぇ(苦笑)
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Re: ミザール エース型
ガラクマ - 2013/05/28(Tue) 16:43 No.8621 |
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渡辺様。エース型新品同様入手おめでとうございます。 これ10台くらい集めて、観測会にもっていって使ってもらったらと思いますが、手軽にはなかなか集まりません。H-100を集めるほうがずっと楽なくらいです。
ミザールはすごく身近なブランドと感じております。H-85は高校生の頃、天文ガイドの譲るコーナーを利用し中古で手に入れました。ダウエル12pよりよく見えたのを覚えております。 |
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Re: ミザール エース型
minoru - 2013/05/29(Wed) 07:11 No.8624 |
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みなさん、おはようございます。
渡辺さん、お久しぶりです。 ミザール エース型の兄弟と思われる、EIKOW PLUTO(60/1000)の鏡筒を2〜3年前手に入れました。 色収差が少なくとてもよく見えてお気に入りです。
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熾烈な販売競争
渡辺 - 2013/05/29(Wed) 10:38 No.8626 |
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minoruさん、こんにちは。 私の興味の対象は60年代の望遠鏡とその製造現場なんですが、minoruさんのご趣味は80年代のようですね。 エイコーは80年代からミザールとの提携が多くなり、その後合併します。 ファインダーに注目すると私のエース型はガラクマさんもお好きだという長いファインダーです。並べて写真を撮ってみました。こんなに違います。 下のはminoruさんと同じ物で、ミザールは新しい時代にはこれに変わっています。脚も二脚式になりました。 私は60年代の姿に憧れるので、この古いタイプを入手できて凄く嬉しかったです。本物の60年代ならばミザールは三脚が白塗装なのですが。 ちなみにファインダーの接眼鏡はハイゲンでした。負の接眼鏡に十字線を張るなんて!対物レンズは単レンズです。これでは月惑星・一等星しか導入できません。
エース型が優れた製品だったのに、残念ながら日陰の存在になってしまった理由。 このビクセンの広告(68年秋)を見るとわかります。まったく同じお値段なのに微動装置付きで、総金属製、アイピースも高級品が付いています。ファインダーはアクロマートの高級品です。 エース型は鏡筒が塩ビで対物セルと接眼部はベークライトです。 これでは勝ち目はありませんね。 見かけによらずエース型は素人受けしない、実用一点張りのマニア向けの望遠鏡でした。ガラクマさんのような方がお好きなのも納得です。
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Re: ミザール エース型
minoru - 2013/05/30(Thu) 05:19 No.8628 |
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渡辺さん、おはようございます。
ファインダーですが、シングル対物でハイゲン接眼とNo.8626画像上のと同じ物みたいです。 ミザールさんは今でも星祭りに出店してまして、いろんな機材や部品をお安く提供していただきお世話になっています。
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Re: ミザール エース型
渡辺 - 2013/05/31(Fri) 00:28 No.8644 |
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※一昨日は「ERROR!アクセス不能です(code=114/c)」という警告が出て、何度トライしても投稿できませんでした。 今朝ガラクマさんにメールしてセキュリティ設定を変更していただきましたが、それでもダメでした。 以下、5月29日に投稿予定だった文章です。内容的にminoruさんの記事と前後してしまいますが。
minoruさんの画像をもう一度拡大してよ〜く見たら、ファインダー本体は長くて同じですね。すぐに気づきました。 私の下のは85年頃のチタニア型(K-60M)用です。 いずれにしても、カッコ良いだけで実用性は低いです。 アクロマート対物にしてもコスト的にはそんなに違わないと思うのに、残念です。 私は自分でちょうど良いアクロマートレンズを見つけて来て交換しました。
ちなみに60/1000の鏡筒本体も 1)対物レンズの光軸が狂っていた。 2)鏡筒内面が黒く塗ってなかった。 3)接眼部がゆるくてズリ落ちそうだった。 買ってから直しました。やはり自分で修理・改造ができるベテラン向きの望遠鏡ですね。 この望遠鏡は架台が一番の魅力です。ところが一般の方には価値がわからないらしく、ジャンク市では300円のゲキ安で売られていました。最近は在庫が尽きたらしく、ほとんど入手できません。
やっと原因がわかりました。ここの掲示板は「ゲキ安」を漢字で書くとダメなのです。疲れました。 |
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Re: ミザール エース型
トシ - 2013/05/31(Fri) 00:33 No.8645 |
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私が親に買ってもらった始めての本格的な望遠鏡が、日野金属Hー85でした。今思い出しても非常によく見える望遠鏡でした。これで生まれて始めて見る月のクレーターや土星の輪に感激していた頃が懐かしいです。
エース型は当時のカタログで見たとき、微動が無い事が不思議でなりませんでした。果たして高倍率の時星が追えるのかしらと、疑問でした。実際は微動が殆ど必要無いくらい滑らかな粗動を達成した経緯台なのですね。 素晴らしいです。今の時代に無いのが本当に惜しい、名品だと思います。Hー85や、エース型など、当時はこのレベルが入門機の標準だったのですね。
ところで、「日野金属」と言う社名ですが、他のメーカーに無い響きに魅力を感じておりました。望遠鏡のメーカーとして「金属」を冠するセンス、半端ではありません。神秘さの中にとてつもない質実剛健さをかもし出す社名です。「何々光学」ではなく、「日野金属」なのです。そして天体望遠鏡を作っているのです。これってすごいなって私には思えるのです。そしてもちろん製品も優秀で、よく見えて扱いやすい、そして値段もリーゾナブルとくれば当時の天キチ少年の心をわしずかみにしたのも頷けるところですね。 |
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Re: ミザール エース型
鈴木 隆 - 2013/05/31(Fri) 18:50 No.8653 |
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私も初めて買ったメーカー製望遠鏡が日野金属(ミザール)H-85型でした。 それまではシングルレンズ8cmで見ていましたので、その素晴らしい像に感激し、見るものすべてに感動していました。中でも印象に残っているのが1971年の火星大接近です。8月上旬のある日、日野金属製の高級アイピースOr4mmx213で見た像です。白く輝く南極冠、黒々とした大シルチス、そこから伸びるサバ人の湾、オレンジ色のその姿に感動しました。私にとっては当時最もスタイルがお気に入りの望遠鏡メーカーでした。 |
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Re: ミザール エース型
渡辺 - 2013/05/31(Fri) 19:05 No.8655 |
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トシさん、はじめまして! 実は私の名前もトシ○○なんですよ〜(笑) よろしくお願いします。 名文ですね!拝読して感激しました。 まったくおっしゃるとおりで、深く共感します。 画像は私のH-85です。これは数年前ガラクマさんに譲っていただいた物です。とても嬉しかったです。 小学生の頃、眼鏡店に行ってこれが欲しくてじっと眺めてしました。当時17,500円は高価でした。エイコーの90mm反射のほうが安くて15,500円でしたが、これも高嶺の花。 H-85は光学系は良いですが、架台の振動が多くて困りました。 ですが基本設計は大変良くて、三脚を太くて短い物に交換したり、架台も少しの改良で素晴らしい物に変身しました。 本当にポテンシャルが高い望遠鏡です。これを設計した人は大したものだなぁ〜と思います。 今は10cmF13の屈折(!)を搭載して彗星観察用に活用しています。本当に一生使える良い器械だと思います。
昔のミザールの社長さんは凄い天文ファンで、かなりこだわりのある望遠鏡作りをしています。月刊天文だったかに惑星観測についての解説を書いておられたほどの方です。 その後ハレー彗星ブームの頃から経営危機に陥り、エイコーに吸収合併されましたが、ミザールというブランドイメージのほうを生かしたかったので、敢えて社名はミザールとなりました。 こういう話を知るとさすが!と思って感激します。ミザールの価値をよく理解していたエイコーも素晴らしい会社ですね。
本題のエース型の話に戻りますが、私自身も昔はこれは外観だけで馬鹿にしていました。使ってみるまでは・・・ 架台の作りが他のメーカーの同じようなスタイルのフォーク経緯台とは全く違うのです! 微動装置なんて面倒な物はいらない!という本質を追求した作りになっています。 対物レンズの性能にも驚きました。レンズセルがベークライト(プラスチック)でコーティング無し。見た目は非常に安っぽいです。 しかし実際には過剰品質と言えるぐらいの高級品でした。外観は地味ですが、大切な心臓部には思いっきり良い物を奢るという設計思想が素晴らしいと思いました。
このエース型をフルに活用して熱心に火星観測をされ、本を書かれた鈴木さんという女性天文家が三重県におられました。6cmとは思えない成果でした。
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Re: ミザール エース型
トシ - 2013/06/01(Sat) 00:37 No.8658 |
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鈴木 隆さん、始めまして。鈴木さんもHー85を、使われていたのですね。1971年の火星大接近時、私もHー85で火星を見てました。確かあの時が生まれて始めて見た火星でした。極冠以外、地形の名称もろくにわからずただぼーっと見ていただけですが、付属のHMアイピースで、小さなオレンジ色の円板の中に黒い点のような模様が見えた瞬間の感激はただ事ではなかった記憶があります。日野金属製のオルソは、憧れのアイピースでした。それにしても200倍超で、コントラスト良く模様を捉えるとはやはり名機だったのですね。改めてあの時代の望遠鏡の性能の高さに脱帽です。
渡辺さん、始めまして。トシ仲間が増えました。とても嬉しいです。まさにおっしゃる通り架台の振動が悩みの種でした。架台に関してはエース型とは全くレベルが違いますね。これはエース型のものと違い、鏡筒を下から支える「受け」の部分が無く、それによる剛性不足を垂直微動のついたステーで補っていた形態をしておりました。ステーも片側のみですから、あまり安定しなかったのではないかと思います。もう一つ、当時としては珍しく接眼部が直進ヘリコイドで、ピント合わせの際には振動が出やすく感じました。特に冬期にはグリスが硬くなり視野がグラグラと揺れたのを思い出します。 社名変更のいきさつは始めてしりました。ありがとうございます。なるほど、日野金属ミザール望遠鏡でしたものね。夢のような話ですが、もし日野金属の社名のままで現在もシュアを確保していて、タカハシ、ビクセン、ボーグと共に国産メーカー四天王などとなっていたら.........。なんて考えてしまうのは、やはり年齢のせいかもしれませんね。今後とも、よろしくお願いいたします。 |
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Re: ミザール エース型
スークー - 2013/06/02(Sun) 10:23 No.8667 |
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渡辺さん、新品同様品のゲットおめでとうございます。 エース型の話題、盛り上がっておりますねぇ!
さて、実は昨夜、M社の作業場において数名で酒盛りをやりまして、この話題が出ました。 だいぶ皆きこしめした頃、I部長がポツリとひとこと。いわく・・・・ (1)エースの架台の図面はもうないんだよねぇ。 (2)でも、現品から図面を起こすことは可能で、暇なときに進めていて、実はもうだいぶ出来ているのよ。 (3)国内で作らせるのはもはや無理だけど、海外某国で作らせるって手はある。 (4)それをウチで発売はできないと思うけど、どこかのショップなりで引き受けてくれれば出来るんだけどねえ。
とのことでした。
楽しみに待ちましょうかね。 (本日二日酔い) |
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Re: ミザール エース型
スークー - 2013/06/04(Tue) 20:34 No.8678 |
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Re: ミザール エース型
15cm反経 - 2013/06/14(Fri) 09:16 No.8718 |
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生まれて初めて覗いた天体望遠鏡が幼馴染所有の「エース型」で、やぎ座に居た木星をF8mm125倍で見せてもらいました。仰角クランプの効きが甘く、しばらくするとお辞儀してましたね。 クランプオンのままで使いすぎたのでしょう。その後ニューアポロ型赤道儀に載せ替えてましたね。
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Re: ミザール エース型
ゆきのふ - 2013/06/16(Sun) 10:54 No.8729 |
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エース型といえば、天文ガイド1972年6月号の読者の火星観測記録で口径6cmながら素晴らしいスケ ッチを残した四日市市の鈴木壽壽子さんの愛機でもあります。審査をしていた佐伯恒夫氏はもとも とは口径6cmでは火星観測には力不足のような前提でしたが、鈴木さんのスケッチについては別格 の好評を書いていました。
天界に記事が掲載されています。 http://seiten.o.oo7.jp/about_SS_.pdf
そう思うとエース型をはじめミザールの6cmって、光軸ズレやつや消しなしでも性能は十分発揮し ていたのでしょう。 |
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Re: ミザール エース型
もも - 2013/06/16(Sun) 18:28 No.8730 |
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分解能からいえば明らかに口径は不足でしょう。 そうじゃなくて、見えているものをそのまま絵にするというスケッチへの取り組み。 そこの素直な観測姿勢の問題なんでしょうね。 もちろんその口径をフルに発揮していたであろうことは想像に難くありません。 光学的にも眼視の能力的にもね。 |
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Re: ミザール エース型
トシ - 2013/06/20(Thu) 00:07 No.8748 |
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当時の6センチはだいたいみんな長焦点で、しかもアイピースがHMでした。そう考えるとやはりよく見えたのでしょう。今の短焦点アポクロマートとオルソの組み合わせと比較しても負けてなかったかも。
惑星の眼視、特にスケッチ派の中にははとびきり鋭眼の人がいるのも事実です。私も惑星は良く観る方ですが、そういう人に会うと概念が変わります。これはもう、何回も見てるうちに「見慣れる」なんちゅうレベルではありません。持って生まれたものとしか言いようがないかもしれませんね。 |
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Re: ミザール エース型
ガラクマ - 2013/06/20(Thu) 21:08 No.8756 |
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レンズは良しとしても、筒自体は塩ビの内側はほとんど塗れてないし、プラスチックのセルは振るとレンズがカタカタ言うのがありますが、横から押さえをタッピングネジで止めているだけですので、調整しづらくあまりよくないです。 特筆すべきは、架台だと思います。
火星は6pで?という素晴らしさですね。驚きます。鋭眼、それを支えるレンズがあるのは当然ですが、エース型の架台も役に立っていると思います。微動もなく125倍、167倍で追えるのはエース型くらいだと思います。
ミザールの製品はスリップクラッチも同じですが、ちゃんとフリクションが調整できている状態では素晴らしい使用感を感じるのですが、上手くいかないと使いずらいと思います。 ただ、はまったときの使いやすいことだけが頭に残ります。 |
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Re: ミザール エース型
トシ - 2013/06/21(Fri) 22:12 No.8758 |
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滑らかな追尾には、長大な鏡筒も一役買っていると思います。また、木製三脚は振動吸収性が良いので視野も安定します。そう言った要素が揃っていたのだと思います。今の時代にもお手本にしたい架台ですね。 |
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