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天体望遠鏡界における名機とは 投稿者:
NGC1999 投稿日:2014/07/13(Sun) 13:56 No.9621 |
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皆さんが考える名機とは、どのような物でしょう? 私の考える物を、まず紹介させてください。
赤瀬川源平氏らは、路上ウォッチングを通して見つけた無用の長物を「超芸術トマソン」と呼んでいます。これは、昔の巨人にいた、外国人助っ人のトマソンが、三振ばかりしていて役に立たなかった事に由来するようです。例;四谷階段、純粋トンネル。
天体望遠鏡の焦点距離も、すっかり短くなり、扱いやすくなりました。昔のアクロマートもF15が標準で、F20の長焦点屈折などは、どちらかというと無意味で、「トマソン」状態なのかなと思っていました。
最近、そのアストロR61Dを見てみて、その考えが変わりました。昼の景色でも、色収差はあまり感じません。また、星を見ても、ティーガル(タカハシのフローライト6cm)にひけを取らない”きりり”とした像でした。鏡筒の造りも、F15のS5に比較して筒径が太く、しっかりしています。
筒も長く取り扱いも大変ですが、存在感抜群で高性能のこの鏡筒は、まさに名機と呼ぶのにふさわしい物かなと思います。
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Re: 天体望遠鏡界における名機とは
ガラクマ - 2014/07/13(Sun) 23:10 No.9623 |
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お題、難しいですね。思い入れの望遠鏡はそれぞれあるとは思いますので、客観的にと思ったらよけい難しくなります。
反射は見えない。を払拭したT型とMT-100。 架台も鏡筒も丈夫に重くないと見えない。を払拭したファミスコ、BORG65oアクロセット。 は、ちょっと凄いと思いました。 |
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Re: 天体望遠鏡界における名機とは
ひぽぽたます - 2014/07/14(Mon) 19:34 No.9634 |
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醜いとも言える程の色収差を避ける為に長く暗い鏡筒しかなかった時代、短くても十分実用になる像を結んだP型赤道儀附属の三枚玉セミアポ鏡筒。 反射のくせに(笑)良く見えたミザールの口径130mmのRS20鏡筒。巨大なレンズを個人のものとしたアクロ150mm屈折鏡筒。このあたりかな・・・。 今から20年たった後、同じ質問を受けた場合、屈折のくせに色収差が全くなかったTOA鏡筒・・・となるのでしょうね。買えないけど・・・(笑) |
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Re: 天体望遠鏡界における名機とは
(^0^)コメト - 2014/07/14(Mon) 22:25 No.9636 | |
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高くても名機と呼べない世界のように感じます。(^0^; コストの割に良く見える望遠鏡。。としたい昨今でつ。 そして使い易い事も重要な要素と思います。
。。と、言う事はお安い〇国製では実現出来ない、職人がまじめに作った逸品かと思います。 丁寧に研摩されて精度が出ているレンズとか反射鏡、メカを使った望遠鏡。。と言えば、 (^0^)は五藤のウラノス号に一票! |
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Re: 天体望遠鏡界における名機とは
上板2丁目 - 2014/07/14(Mon) 23:36 No.9638 |
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迷器なら結構言いたい放題で盛り上がるのですが、名器となると難しいですね。 思い入れが強すぎて爆発炎上した某掲示版がありましたっけ。 私は庶民の見方、安くて良く見えたミザールの屈折68mmf1000mmアクロマートです。 4本ありますが、どれもED70mmf420mmといい勝負です。 |
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Re: 天体望遠鏡界における名機とは
渡辺 - 2014/07/15(Tue) 07:03 No.9642 |
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NGC1999さん、お久しぶりです。 昔はロッドでしたが今は本名です。 私と趣味が似ていますね。 これは一生大切にしたいお宝です。 画像は私のR-61Dですが、この鏡筒はジャンクパーツで自作しました。接眼部と対物部にご注目ください。 これとは別に無改造の鏡筒もあります。
月・惑星だけでなく、ディープスカイも良いですよ〜 長焦点だとコントラストが良く、淡い星雲が良く見えます。
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Re: 天体望遠鏡界における名機とは
NGC1999 - 2014/07/15(Tue) 20:47 No.9648 |
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皆さんおっしゃるように、正面きって名機と言うと難しくなりますね。 隠れた名機とでも言えば、少しは良かったかなと思います。 それでも、皆さんがご紹介された望遠鏡は、それぞれ”なるほど”と感じる一品ですね。
渡辺さん、ご無沙汰しております。 画像の、対物部は?ですが、接眼ドロチューブは太いですね。その先には、ひょっとしてEr32ですか。 |
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レトロな接眼部
渡辺 - 2014/07/18(Fri) 16:51 No.9658 |
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NGC1999さん、コメントありがとうございます。 こちらの画像がオリジナルの接眼部ですが、 これは細くて月・惑星専用ですし、貧弱でカメラを付ける事を想定していません。 レトロ望遠鏡って、しょせんはこんな物ですね。 これがまた、味があって好きですが。
数年前にアストロ光学のジャンク市で買って来たパーツに、 いろいろ面白い物がありました。 接眼部は2インチサイズで、鏡筒径はR-61Dにピッタリ。 しかしラック&ピニオンギヤが付いていませんでした。 ちょっと苦労しましたが、工作して実用化しました。
アイピースはアストロの60年代のEr32mm(50.8φ)です。 昔々に天文ガイドの譲るコーナーで入手しました。 コーティングは旧式で良くないですが、レンズの性能は優秀です。
対物部ですが、よりゴージャスな外観にしたくて、 65mm用の対物枠を加工して内部に60mmのレンズセルを収納しました。 高橋の65mmD型に対抗して意識しました。 実は、本家本元の”D型”はこのアストロR-61Dのほうで、高橋がこれを意識して3枚玉セミアポなんて凄い物を投入して、華々しく宣伝して大ヒットしたのでした。(と、思います) 昔は3枚玉に憧れましたが、今になってみれば、2枚玉アクロのほうが長年酷使するには耐久性があって良いと思います。
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