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井戸端トーク 
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★あーあーこれなぁ。。★  投稿者: (^0^)コメト 投稿日:2021/04/05(Mon) 16:47 No.11290   HomePage
utyuujin1.gif ガラクマさん、皆さんこんにちは

​Stewさんの五藤K40のスレで思い出し、備品庫(そう呼んでいる)を出してみました。
毎年のように放出もしているのですが、溜まってばかりの器材なんです〜(^0^;
結局、K40を探し出したら元に戻せなくもなり、ダンボール箱を一個追加となりました。

※この画は押し入れから出して来た時の状況です。。写らない物が更に2箱ありまース。(笑)



ニコンミュージアム  投稿者: 猫洞 投稿日:2018/04/25(Wed) 23:36 No.10152
cats.gif ガラクマさんおひさしぶりです。先日品川のニコンミュージアムに行って来ました。今回の展示はウルトラマイクロニッコールですごかったですが、それよりもニコンの20cm望遠鏡が展示してあり、その横に多和町と望遠鏡博物館のパンフレットが置かれていました。挟み込まれたニコン望遠鏡の解説はニコンミュージアム向けの物でしょうか。そして展示してあった20cmは望遠鏡博物館から貸し出された物だったのでしょうか。
いずれにしろ、近郊の方は一度見に行かれてはと思います。





Re: ニコンミュージアム   ガラクマ - 2018/04/27(Fri) 06:33 No.10154

garakuma.gif 猫洞様。お久しぶりです。ご紹介ありがとうございます。
元から忘れやすい私は、年とともにもっと忘れやすくなり、どうだったかな〜と仲間に確認しているうちに、お返事遅くなってしまいました。
ニコンミュージアムの20cmは、天体望遠鏡博物館の物ではありませんが、解説は仲間が作り、私も確認していたものでした。
「事前に見てもらったじゃない」と指摘され、身が入ってないと思われてしまいました(?)。

天体望遠鏡博物館にはNikonの据付型屈折望遠鏡は4台あり、11cm(昭和8年製)が1台、15cmが1台、20cmが2台あり、全て仕様が違っており比較が楽しめます。
ただ、赤道儀でいうと国立科学博物館にあるようなツアイスコピー、五藤光学製と似ている15cm以上用のものがありません。どこかで調達したいものです。
首長の赤道儀は、赤経が電磁クランプや電動になっていて、電磁クランプが壊れて使えなくなったものが世の中にたくさんありそうです。

天体望遠博物館のNikonも、みなさんにご覧になっていただきたいと思っております。

[管理者修正]





Re: ニコンミュージアム   石石石 - 2018/06/15(Fri) 00:22 No.10203

7月3日より企画展「ニコン双眼鏡・100年の歴史」が開催されます。

目玉は史上最大の可搬光学兵器、日本光学製25糎双眼鏡です。
国立科学博物館のつくば収蔵庫で眠っていたブツが54年ぶりに公開されます。
その他双眼鏡の出品数は実に300台・・・

これは行くしかありません。




Re: ニコンミュージアム   TAKA3 - 2018/07/03(Tue) 19:19 No.10209

企画展「ニコン双眼鏡・100年の歴史」始まったようですね。
「25センチ双眼望遠鏡」見てみたいです。

  https://twitter.com/lotus49ford/status/1013952333351284737
  https://www.nikon.co.jp/corporate/museum/events/index.htm#binoculars




Re: ニコンミュージアム   エド - 2018/07/04(Wed) 20:41 No.10210

ニコンミュージアム、双眼鏡100年の歴史展へ行ってきました。
どうしてもお堅いイメージのあるニコンですが、ドレメとタイアップした展示から始まっていました。(ちょっと意味不明ですが、、、)
明治終期の藤井レンズ製作所時代のものから、最新のものまでズラッと300台が並んでいるのは確かに壮観でした。
その中心に幻の25センチが鎮座。(添付の説明文を読んでください)
あと、潜水艦の艦橋に設置されていたゴツイ防水型双眼鏡とか、戦時大物が2点。
戦前の小型双眼鏡は透明ケース内でしたが、良く見ることができました。
あと、ミクロンタイプファンには堪らない時代ごとのモデル展示とか。。。
いちばん感動したのは、レストアされたオリオン型(6倍24)の見え味を味わえたことです。
右側光学系が若干劣化していたのが残念でしたが、それでもノンコートの双眼鏡とは思えないほどクリアでした。
もちろん“あの超高級双眼鏡”も覗き放題、イジリ放題で置いてあります。





Re: ニコンミュージアム   エド - 2018/07/04(Wed) 21:18 No.10211

写真の容量制限のため追加させていただきます。
その25センチ双眼鏡は製作も調整も大変すぎて量産できなかったらしいですが、
それでもこれで星を見てみたいものです。
ところで、この展示の脇にはまだ20センチ屈折鏡筒と「望遠鏡博物館」のパンフが置いてありました。





Re: ニコンミュージアム   石石石 - 2021/03/07(Sun) 01:51 No.11277

3月2日より企画展「星の美しさを伝えた天体望遠鏡たち」が開催されています。

1920年に販売した日本光学工業初の天体望遠鏡「三吋(3インチ)望遠鏡」に始まり、
1931年に国立科学博物館(当時:東京科学博物館)に設置された「二十糎(20センチ)赤道儀」の対物レンズ、
1987年の8センチED屈折までの歴代の所蔵望遠鏡が並んでいます。

その中で、事前のプレスリリースになくて驚いたのが、1984年製の12センチニュートン反射試作機です。
なんと、ピント合わせがシュミカセのような主鏡移動式!!!
デザインもカッコ良いし、市販して欲しかったと思いました。





Re: ニコンミュージアム   ふらいんぐ - 2021/04/01(Thu) 07:40 No.11286

行ってきました。
展示はされていませんでしたが,ヒロヒトはニコンの屈折経緯台を持っていたようですね。


ニコンの顕微鏡用アイピース  投稿者: 投稿日:2021/03/04(Thu) 22:40 No.11274

ヤフオクで、顕微鏡用のアイピースで「日本では販売されていないニコンのアッベオルソ」・・・という商品が出ていたのですが、手元の顕微鏡用アイピースで、確かアッベがあったはずなので久々に分解しました。

1枚目の写真の「U Bi D. H.K.15x」と書かれている23.2mmスリーブのアイピースの分解写真は、アッベ型です。
2枚目の写真の「U Bi D. H.K.15x」と「Bi H.K.15x」の2機種は光学系が同じでアッベオルソ。

3枚目の写真の「H.K.W.15x」と「20x」の2機種はPL型の光学系です。

ちなみにヤフオクで良く見かける無印の10xとHKW.10xは共にケルナー。H.K.5xは色消しハイゲンです。
今、ヤフオクのニコン顕微鏡アイピースをざっと見ると、PL型の「H.K.W.15x」は2〜3出品されていますが、アッベ型の方は出ていないようです。
顕微鏡用のアイピースは廉価ですので、一山幾らで出ている中から探し出せればお宝かも?





Re: ニコンの顕微鏡用アイピース   ガラクマ - 2021/03/04(Thu) 23:10 No.11275

garakuma.gif また、マニアックですね〜。
Nikonの顕微鏡用アイピースは、昔仕事でいろいろ見てきましたが、1値枚目、2枚目のタイプは見たことございません。




Re: ニコンの顕微鏡用アイピース   - 2021/03/06(Sat) 20:30 No.11276

などと言っていたら出てきました。形状が若干異なるがH.K.15ですので、多分これ。先月も出てて2ー3kくらいが相場?の様子。顕微鏡用は研究所の業務用として程度の良いものが数が多いので、望遠鏡用よりも入手はかえって容易でしょう。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/s760207328
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/t742655304




Re: ニコンの顕微鏡用アイピース   - 2021/03/07(Sun) 09:14 No.11278

顕微鏡部品類ですが、Joicoと書かれたオルソx17があります。”Japan Optical Industry Co.”の略でニコンの商標です。これもニコンのオルソですがアッベかどうかが不明です。勇者の突撃求む。

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h541372610




Re: ニコンの顕微鏡用アイピース   エド - 2021/03/08(Mon) 22:45 No.11279

原様

以前よりお聞きしたかったのですが、ちょうど良い機会なので質問させてください。

これら顕微鏡用のアイピースは天体望遠鏡用としても実用になるのでしょうか?
望遠鏡用アイピースと比べて、何がどのように良い/悪いのでしょうか?

オルソとかケルナーとか、望遠鏡用アイピースと同じ構成のように聞こえます。。。




Re: ニコンの顕微鏡用アイピース   - 2021/03/09(Tue) 23:09 No.11281

十分に実用になりますが、特性を理解して使うこととなります。

レンズ構成としてはラムスデン、ハイゲンス、ケルナー、プレスル、アッベ・・・いずれも望遠鏡用と同じ構成です。
もともとPLとアッベオルソは顕微鏡用に開発されているのですから当然です。しかし、収差への考えは異なります。

顕微鏡は小さな対物レンズからの光が20cmくらい離れた所に焦点を結びます。F値が暗い近軸光線だけ考えての設計となっています。

このため明るい光学系との組み合わせでは良い結果が得にくいです。手元のツアイスx10(25mm相当)はF9の対物レンズと組み合わせても、周辺像の劣化が気になります。テレビューのPLの方がこの点では優れているかもしれません。しかしF15になれば気になりません。

逆にFが暗い光学系・・・バローと組み合わせてF20〜40とかになると、天体用の市販品では研磨痕のムラが見えて月面などは気になるケースが有りますが、顕微鏡用では大丈夫です。

暗い光学系を最初から対象としているので磨きは良いです。双眼装置やデイスターフィルターのようなFの暗い光学系と組むのは正解です。焦点距離は12.5〜25mmくらいが多いので高倍率はバロー併用が良いです。スマイスレンズは入っていないのが通常ですのでバローとの相性はあまり出ません。

メーカーで対策は異なり、対物レンズと接眼レンズで欠点を補う考え方と個別に設計する考え方があり、視野絞りの着色も異なります。オリンパスは赤〜黄色の着色で、ニコンは青系です。

品質は顕微鏡用はほとんどが業務用(プロ用)で妥協はありません。面の磨きは信頼できます。しかも趣味用の天体用と異なり業務用として大量生産されているため性能対価格比では廉価です。

見掛視界は狭いです。x10(25mm相当)で40度くらい。x20で60度くらいのものもありますが、少ないです。x5(50mm)ともなれば見掛視界20度くらいで絶望的です。長焦点は無いと見てよろしい。逆に単焦点はx30(8mm)くらいが最短ですが殆ど見かけません。x20(12.5mm)が通常の最高倍率用です。

内面塗装、迷光対策は悪いです。顕微鏡の光学系が近軸光線だけで、広がりのない光ですから、内壁を照らす光がありません。このため無塗装やアルマイト処理の黒とかが多く、Fの明るい対物との組み合わせで悪影響が出ます。自分で塗るか?植毛紙をはるか?対策必要な物が多いです。

天体用と比べると中古は非常に安いです。顕微鏡が趣味の人が少ないからです。逆に新品はKやPLとしては天体用より数倍?高額です。

私の手元のアイピースではニコンのHK15xと、オリンパスのWF10xがアッベ式。
ニコンの20xとHKW15x、HKW10xはPLで、10xはK。HK5xは色消しハイゲン。
オリンパスのGSWH15xは逆ケルナー(対物側が強い凹の設計)、GSWH10xは普通の逆ケルナー、P15xは色消しハイゲン、WHK20xはエルフレ(貼り合わせ-両凸-貼り合わせ)。
と、色々です。


中古品は中古カメラ屋にルーペなどと同じ所に並ぶことが多く、顕微鏡が入荷するリサイクルショップにも並びます。
一方で新品は入手困難で、ライツの顕微鏡代理店は医療機関と大学向けにしか売りません。
そこで下請けの、地方の卸業者の業務内容を調べ、一般向けの製品を販売している店舗(介護用品や健康食品や健康用品を一般人向けに販売)を見つけてコンタクトすると平日の営業日に直接来店すれば売ってくれるとのことで・・・まあ、不可能ではないと言うことです。

この資料の78ページくらいから顕微鏡接眼レンズの説明があります。
ttp://sts.kahaku.go.jp/diversity/document/system/pdf/101.pdf




Re: ニコンの顕微鏡用アイピース   エド - 2021/03/10(Wed) 00:47 No.11282

原様

大変わかりやすく詳しい解説、ありがとうございました。流石です。




Re: ニコンの顕微鏡用アイピース   - 2021/03/25(Thu) 19:07 No.11283

追加情報です。ニコンの無印20x(12.5mm)は写真の通りPLです。
しかし、20x/12と書かれたタイプはケーニッヒでした。。。アイポイントを稼ぐためだろうか?
これが15x/14(16.7mm)と書かれたタイプはKだったりします。



一家に一台、天体望遠鏡  投稿者: A7M2 投稿日:2018/09/05(Wed) 07:17 No.10340

国立天文台で「一家に一台、天体望遠鏡」というクラウドファンディングプロジェクトを見ました。

https://academist-cf.com/projects/76

一見いい話に聞こえるし、計画も達成しているし、国立天文台のプロジェクトなので信用あるしと思ったのですが、読売新聞の記事や情報サイトの記事や書き込みを読んでビックリです。

読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/local/tokyotama/news/20180831-OYTNT50110.html

天文リフレクションズ
http://reflexions.jp/tenref/orig/2018/07/29/5919/

言い方が少し悪いかも知れませんが、官主導でこれまでの望遠鏡キットは性能が低いから新たにキットを開発し、これまで長年やってきた業者を圧迫するように見えてしまいました。ここでもご存知のコルキットとか星の手帖社のキットは私も作ったことがありますがこの値段でちゃんと儲かっているのか心配するくらい良い製品と思っているだけに不安と残念さを感じた次第です。

天文(望遠鏡)業界のこの先がとても心配でなりません。




Re: 一家に一台、天体望遠鏡   もも - 2018/09/07(Fri) 20:57 No.10347

ガラクマさま、みなさま。
こんばんわ、ももで〜す。
確かにスコープテックさんのラプトルとかコルキットとか、組立望遠鏡とかがありますし〜
要はどう普及させるか使い方や見え方、星の楽しみ方学習の仕方など。
ハードじゃなくソフトをどうするのか?
のほうに力点を置いたほうがいいでしょうね。
ま、国立天文台の実績としてはいいのかもですけど〜
末端に神経が行き届いていない感じはしますね。




Re: 一家に一台、天体望遠鏡   (^0^)コメト - 2018/09/08(Sat) 06:55 No.10348   HomePage

utyuujin1.gif ガラクマさん、皆さんおはようございます。

読売新聞の記事はすでに閲覧停止の処置となり、見れませんネ。
時間が経過して無効な記事の削除なのかナ?(~ ~;

確かに低価格で天文と器材普及を狙った製品は多いのですが、
どれも監修を欲しがっているように感じ、ほんとに使えるのは
少ない気がします。(∼0∼;

実際、組み上げてみると「なんでこんなのが使える望遠鏡?」
と言うのが素直な感想としてあり、価格?性能?どちらに力点
を置いたのか分からんのでつ。

多分、メーカ(販売元)の意向が強いだけで、教材としては
現実を無視してるんだらふなぁ。。
それを思うと、この辺で”売り”を脱して真の目的で開発も
ありかもしれません。(^0^;

まして、海外援助を謳うなら、今の簡単組み立て望遠鏡流用は
情けなくもあり、今少し熟慮して臨んで欲しいと思ふ。(^0^v




Re: 一家に一台、天体望遠鏡   もも - 2018/09/08(Sat) 13:01 No.10349

みなさま。
こんにちわ、ももで〜す。
私が思うに、小口径(5cm程度)の屈折望遠鏡でいえば、
ラプトル一択だと思います。
光学的な性能も架台の性能も価格的にも。
国立天文台のは鏡筒だけで、カメラ三脚使用です。
多くの家庭にあるカメラ三脚はプルプルで使用に堪えないと思っております。
それならコルキットも同じですが、それは前提の上だと思います。
どんな光学的に高性能な鏡筒でも、ひ弱な三脚では性能を生かせません。
的外れになりますが、双眼鏡のほうがいいかも?
野鳥も見れますし。
いずれにしても、一家に一台という数よりもソフトをどうするか?
だと思っております。




Re: 一家に一台、天体望遠鏡   ガラクマ - 2018/09/08(Sat) 23:51 No.10350

 記事がダメですね。本当に国立天文台の方がそう言ったのでしょうか?
そうとう頭悪そうに見えるのは、新聞記者の能力と思いたいです。
私の身内からこのような記事がでたら、頭を抱えてしまいます。

ただ、国立天文台は宣伝効果を狙っていると思いますので、こんなマイナスの反応も喜んでいるかもしれません。困ったものです。

 最近思うのですが、星に興味を持たす活動は大事だと思いますが、押し売りのようなことはしたくないですね。




Re: 一家に一台、天体望遠鏡   - 2018/09/09(Sun) 18:57 No.10351

まず、新聞記事ですが、最初から内容を決めておいて取材し、記者に都合の良いところだけ切り出してでっち上げる・・・は多々あります。

私の勤めている会社の記事でもありました。リーマンショックの頃「経営状態改善のため、あらゆる手を打つ」(by社長)・・・と言ったら、勝手に「リストラ断行」と記事にされて、「そんな事言っていない」と抗議したら「あらゆる手を打つといったじゃないか」と逆切れして開き直る記者がおりました。。。。某経済新聞です。最初から敵意を持って記事を書く記者は、こんなことをしでかします。

他にもY紙の場合、会社の方針で記事の方向が決まっていて、「取材で得た事実」と食い違いがあった場合でも会社の方針に逆らう記事を書いてはいけない、というトンデモルールがあります。コレに逆らうと左遷、クビ・・・です。(私が学生の頃の話。私の叔父が食品流通系の業界新聞記者だったのですが、彼の知り合いのY紙記者が「事実」を書く人で・・・左遷されました。1980年ごろだったと思う。耳を疑う話を山ほど聞きました。)

さらに、新聞記者やテレビ局の取材者で理工科系大学出身者がほとんどおらず、理科レベルでの基礎知識がプアです。ガリレオがピサの斜塔で行った「重い物も軽い物も同じ加速度で落ちる」というレベルの知識が無い人とか・・・科学記事や技術記事を見ていると「駄目だこいつは」と思うような内容は良く見かけます。

ただし、大学や研究所の先生も問題がゼロとは限りません。大学生→ドクター→助教授→教授・・・てな具合で先生になった人は「学校の外」を知りません。「社会経験が無い学生の延長線上」にいます。経済概念がアレな方は結構見受けます。
今回話題の方は、過去の発言など見ると、ちゃんとした人なのですが・・・真実はどうなんだろうか?




Re: 一家に一台、天体望遠鏡   ツツモタズ - 2018/09/13(Thu) 23:40 No.10360

管理人様ならびに皆様、こんばんは。 縣 秀彦 先生について調べた結果を以下にご報告いたします。

縣 秀彦 先生の略歴(Wikipediaから転載)
1985年 東京学芸大学教育学部特別教科教員養成課程卒業(教育学士)
1985年 学校法人駿台学園高等学校教諭 (1994年まで)
1993年 東京学芸大学大学院教育学研究科理科教育専攻修了(教育学修士)
1994年 東京大学教育学部附属中等教育学校教諭(1999年まで)
1999年 国立天文台天文情報公開センター助手
2003年 国立天文台天文情報公開センター広報普及室長(2006年7月まで)
2003年1月 東京学芸大学より博士(教育学)。論文の題は「大学・研究機関[1]。
2003年8月 国立天文台天文情報センター普及室長
2005年 国立天文台天文情報センター助教授/准教授

縣 秀彦 先生執筆の文献:71文献・共著含む(CiNiiから転載)

1. 1A1-H5 市民とのリサーチ・コミュニケーション『アストロノミー・パブ』の評価(科学的リテラシー-事例からみる科学技術リテラシーの実態-,学会企画課題研究,転換期の科学教育:これからの科学的リテラシー)
縣 秀彦
日本科学教育学会年会論文集 32(0), 121-122, 2018-06-06

2. IAU100(2019年)に向けて : 世界をつないで宇宙を探ろう
縣 秀彦
天文教育 30(3), 16-19, 2018-05

3.日本の大学における天文学シラバス調査 : 教養教育課程の現状
鴈野 重之 , 縣 秀彦 , Canas Lina
天文教育 30(2), 4-15, 2018-03

4. 法人化準備委員会より(3)運営委員会での議論まとめと定款案・細則案
縣 秀彦 [他]
天文教育 29(3), 2-18, 2017-05

5. 法人化準備委員会より(2)定款案及び代議員・会長・監事の選出案
縣 秀彦 [他]
天文教育 29(2), 2-15, 2017-03

6. 法人化準備委員会より(1)方針・スケジュールなど法人化の進め方について
縣 秀彦 , 法人化準備委員会
天文教育 29(1), 99-101, 2017-01

7. 天球儀 IAU・OAOの活動について : Astronomy for Everyone
縣 秀彦 , Cheung Sze-Leung , Canas Lina
天文月報 = The astronomical herald 109(9), 667-674, 2016-09

8. パネルディスカッション 次の一歩を考えよう! : 天文をより身近な存在に (特集 「宇宙からの光」総括シンポジウム)
縣 秀彦 , 嶺重 慎
天文教育 28(2), 48-64, 2016-03

9. 天球儀 学術研究としての天文教育・普及
縣 秀彦 , 鴈野 重之 , 松本 直記
天文月報 = The astronomical herald 108(8), 521-528, 2015-08

10. 夏の星空をみる (特集 みる)
縣 秀彦
高翔 : 自動車技術会関東支部報 (64), 4-7, 2015-07

11. 高校物理における天文研究データの教材利用 : ブラックホールの質量導出教材を事例として
篠原 秀雄 , 縣 秀彦 , 三好 真 [他]
天文教育 27(1), 37-50, 2015-01

12. 国際天文学連合天文普及室の取り組みについて (特集 太陽系外惑星系に名前をつけよう)
縣 秀彦 , 柴田 幸子 , Cheung Sze-Leung
天文教育 26(6), 4-6, 2014-11

13. 2G1-W3 次期学習指導要領での高等学校必修基礎理科科目設置の検討(科学教育課程(2),一般研究発表,学びの原点への回帰-イノベーティブ人材育成のための科学教育研究-)
縣 秀彦 , 松本 直記
年会論文集 38, 431-432, 2014-09-13

14. サイエンスコミュニケーション
縣 秀彦
日本物理学会誌 69(9), 644-646, 2014-09

15. 天球儀 一家に1枚宇宙図2013
高梨 直紘 , 小阪 淳 , 縣 秀彦
天文月報 107(2), 115-120, 2014-02

16. 2G1-W3 次期学習指導要領での高等学校必修基礎理科科目設置の検討(科学教育課程(2),一般研究発表,学びの原点への回帰-イノベーティブ人材育成のための科学教育研究-)
縣 秀彦 , 松本 直記
日本科学教育学会年会論文集 38(0), 431-432, 2014

17. アイソン彗星を見つけよう : ウェブを用いた参加型キャンペーンへのお誘い (年間特集 彗星)
縣 秀彦 , 実行委員会
天文教育 25(5), 2-4, 2013-09

18. 3G2-J1 科学文化形成に向けての人材創出事業の課題と展望 : 国立天文台科学文化形成ユニット5年間の活動の総括(科学教育人材養成(2),一般研究,次世代の科学力を育てる : 社会とのグラウンディグを進展させるために)
縣 秀彦
年会論文集 36, 488-489, 2012-08-27

19. 金環日食への取り組み : 国立天文台と本会を中心として (特集 速報・2012年金環日食)
嶺重 慎 , 縣 秀彦
天文教育 24(4), 2-5, 2012-07

20. 3G2-J1 科学文化形成に向けての人材創出事業の課題と展望 : 国立天文台科学文化形成ユニット5年間の活動の総括(科学教育人材養成(2),一般研究,次世代の科学力を育てる : 社会とのグラウンディグを進展させるために)
縣 秀彦
日本科学教育学会年会論文集 36(0), 488-489, 2012

21. 卓越性の科学教育とインフォーマル教育
縣 秀彦
年会論文集 34, 205-206, 2010-09-10

22. 地球-天の川銀河の位置関係に関する中学生の認識
苅谷 麻子 , 縣 秀彦
天文教育 22(4), 34-38, 2010-07

23. 世界天文年2009の取り組み
縣 秀彦
理科の教育 = Science education monthly 58(7), 462-465, 2009-07-15

24. 第3学年「月の運動と見え方・日食や月食」
縣 秀彦
理科の教育 = Science education monthly 58(5), 352-354, 2009-05-15

25. 日本発の教育・普及プロジェクト「君もガリレオ」に参加しよう
縣 秀彦
天文月報 102(3), 206, 2009-02-20

26. 科学技術への社会的関心に関する調査--各研究分野への関心
鴈野 重之 , 縣 秀彦
天文教育 21(1), 13-19, 2009-01

27. 市民とのリサーチ・コミュニケーション『アストロノミー・パブ』の評価
縣 秀彦
年会論文集 32, 121-122, 2008-08-08

28. Ia型超新星を使った銀河の距離測定の指導
原 正 , 五島 正光 , 洞口 俊博 [他] , 縣 秀彦 , 矢治 健太郎 , 古荘 玲子 , 金光 理
地学教育 61(4), 113-122, 2008-07-25

29. 「一家に1枚宇宙図2007」ポスターができるまで
縣 秀彦
天文教育 20(1), 34-38, 2008-01

30. 太陽系はどこまでわかった?(第5回)地球の双子星・金星
縣 秀彦
Rikatan = リカタン : 理科の探検 1(5), 79-81, 2007-08

31. 太陽系はどこまでわかった?(第4回)水星へ再び
縣 秀彦
Rikatan = リカタン : 理科の探検 1(4), 72-74, 2007-07

32. 太陽系はどこまでわかった?(第3回)太陽研究の最前線
縣 秀彦
Rikatan = リカタン : 理科の探検 1(3), 74-77,図巻頭1p, 2007-06

33. 太陽系はどこまでわかった?(第1回)冥王星が教えてくれた新しい太陽系の姿
縣 秀彦
Rikatan = リカタン : 理科の探検 1(1), 50-53, 2007-04

34. 投稿 その時歴史が動いた!--惑星定義・その光と影のなかで
縣 秀彦
天文教育 19(1), 13-19, 2007-01

35. 日本の文化に合った双方向コミュニケーションの試み--アストロノミー・パブ、サイエンス・カフェ、講演会を評価する (サイエンス・コミュニケーションと教育工学)
縣 秀彦
日本教育工学会研究報告集 06(4), 55-60, 2006-07-08

36. PURに基づく科学館の見学事前学習システムの開発と評価
岩崎 公弥子 , 縣 秀彦 , 安田 孝美
日本教育工学会論文誌 29(4), 527-534, 2006

37. 天文教育用コンテンツの宝庫 : PAONETデータベースの紹介
尾久土 正己 , 小野 智子 , 中根 麻希子 [他] , 縣 秀彦
天文月報 98(12), 808-814, 2005-12-20

38. 第9回IAUアジア太平洋地域会議 天文教育・普及プログラムの報告
嶺重 慎 , 縣 秀彦 , 有本 淳一 [他]
天文教育 17(6), 42-48, 2005-11

39. 第9回IAUアジア太平洋地域会議(APRIM 2005) 「天文教育・普及」プログラム報告
嶺重 慎 , 縣 秀彦 , 有本 淳一 [他]
天文月報 98(10), 691-694, 2005-10

40. 高等学校教育課程の実態について : 文理分け教育の再考
縣 秀彦 , 元村 有希子 , 永山 悦子 , 西川 拓
年会論文集;日本科学教育学会 29, 463-464, 2005-08-31

41. 3G2-B3 高等学校教育課程の実態について : 文理分け教育の再考(科学教育課程)
縣 秀彦 , 元村 有希子 , 永山 悦子 , 西川 拓
日本科学教育学会年会論文集 29(0), 463-464, 2005

42. 科学を身近な存在にするためのWeb教材の開発と評価
岩崎 公弥子 , 縣 秀彦 , 安田 孝美
日本教育工学会論文誌 28(suppl), 109-112, 2005

43. 理科教育崩壊 : 小学校における天文教育の現状と課題
縣 秀彦
天文月報 97(12), 726-736, 2004-11-20

44. 科学通信 科学ニュース:理科を学ぶ小学生たちの苦悩「それでも地球はまわっている?」--天動説(学校知)vs地動説(日常知)
縣 秀彦
科学 74(7), 809-813, 2004-07

45. 科学教育の現状と日本天文学会の役割天文学の真正資源をどのように教育利用すべきか?
縣 秀彦
天文月報 97(3), 163-168, 2004-02-20

46. 「課題発見」を支援するワークシート作成ツールを備えたオンラインミュージアムの実践と評価
岩崎公弥子 , 縣 秀彦 , 安田 孝美
情報処理学会研究報告コンピュータと教育(CE) 2004(13(2003-CE-073)), 61-68, 2004-02-06

47. 多角的アプローチが進む天文教育・普及
縣 秀彦
天文月報 97(2), 77, 2004-01-20

48. 理科教育崩壊-小学校における天文教育の現状と課題-
縣秀彦
天文月報 97(12), 726-736, 2004

49. 「総合的な学習の時間」における遠隔学習導入の有効性に関する考察 : 皆既日食のインターネット中継を利用して
高橋 典嗣 , 縣 秀彦 , 前田 香織 , 尾久土 正己 , 山崎 良雄
学際研究 = Journal of multidisciplinary research 16(1), 1820-1830, 2003-09-18

50. HST画像を用いた中学生のHR図作り (特集 『すばる』や『ハッブル』を使いこなせ!(関東支部報告から))
田中 義洋 , 縣 秀彦 , 小池 邦昭
天文教育 15(3), 18-20, 2003-05

51. 大学・研究機関からの学校教育支援に関する一考察(V 寄稿文)
縣 秀彦
ネットワーク : 年報 5, 73, 2003-03-31

52. すばる望遠鏡の教育・普及利用を目指して (特集1 『すばる』や『ハッブル』を使いこなせ!(関東支部報告から))
縣 秀彦 , 篠原 秀雄
天文教育 15(2), 2-5, 2003-03

53. インターネットを使った日食中継
尾久土 正己 , 縣 秀彦 , 永井 智哉 [他] , 中山 雅哉 , 山本 文治 , 市川 雄一 , 相川 成周 , 青木 哲朗
日本教育工学会研究報告集 2003(1), 55-58, 2003-01-25

54. 科学教育活動Hands-On Universeの日本での実践とその評価 : インターネットを用いた学びの共同体の一例として
縣 秀彦 , 戎崎 俊一 , 五島 正光 [他] , 松本 直記 , 千頭 一郎 , 畠中 亮 , 松浦 匡 , 川井 和彦
日本教育工学雑誌 26(3), 181-191, 2002-12-20

55. 理想のセミナーを求めて : 君が天文学者になる4日間4年間の実践のまとめ
室井 恭子 , 志岐 成友 , 五島 正光 [他] , 縣 秀彦
天文月報 96(1), 14-20, 2002-12-20

56. 日食インターネット中継の実施例とその評価
縣 秀彦 , 尾久土 正己 , 中山 雅哉 [他] , 永井 智哉 , 高橋 典嗣
日本教育工学雑誌 26(2), 77-85, 2002-09-20

57. 中学校における恒星の多様性に関する学習の提案 : ハッブル宇宙望遠鏡撮影画像を用いたHR図作成実習の評価
田中 義洋 , 縣 秀彦 , 小池 邦昭
地学教育 55(4), 135-139, 2002-07-25

58. 国際観測プロジェクト "Jupiter Project" の実施とその期待される教育効果
松本 直記 , 古荘 玲子 , 縣 秀彦
理科教育学研究 42(3), 27-35, 2002-06-17

59. 専門家による講演が生徒の興味・関心に与える影響について : 宇宙飛行士による講演活動を事例として
縣 秀彦 , 山本 泰士 , 田邉 康夫 [他] , 渡辺 裕
地学教育 55(3), 81-87, 2002-05-25

60. 計算機ネットワークに支援された高校天文教育 : 国立療養所南九州病院でのHOUを事例として
五島 正光 , 干頭 一郎 , 縣 秀彦 [他] , 柴田 直人 , 畠中 亮
地学教育 55(3), 75-79, 2002-05-25

61. 研究機関滞在型体験学習に関する考察 : 「君が天文学者になる4日間」の実践とその評価より
縣 秀彦 , 室井 恭子
地学教育 55(2), 37-42, 2002-03-25

62. 研究機関滞在型体験学習に関する考察-「君が天文学者になる4日間」の実践とその評価より-
縣秀彦
地学教育 55(2), 37-42, 2002

63. SD-3-5 天文教育でのインターネット中継の利用とその評価
中山 雅哉 , 縣 秀彦
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集 2001年.情報・システムソサイエティ大会講演論文集, 314-315, 2001-08-29

64. 放送型通信を用いたインターネット中継による市民向け天文講演会の実施例とその評価
縣 秀彦 , 並木 光男 , 相川 成周 [他] , 五島 正光 , 山本 泰士 , 中山 雅哉
日本教育工学雑誌 25, 179-184, 2001-08-20

65. <寄稿文>1 学校を中心とした学びの共同体をつくろう
縣 秀彦
ネットワーク : 年報 3, 59, 2001-03-31

66. 科学の目 若者たちは知に飢えている--君が天文学者になる4日間 (特集 なぜ,(自然科学を)学ぶのか)
縣 秀彦
科学 70(10), 769-772, 2000-10

67. 飛び出す月Coming Moon計画 -地平視差を用いた月の立体視観測
半田 利弘 , 縣 秀彦 , 福島 英雄
天文月報 93(8), 432-438, 2000-07-20

68. 天文教育フォーラム報告 「『すばる』に期待する天文普及」
鈴木 文二 , 小山 浩 , 沢 武文 , 縣 秀彦
天文月報 91(6), 280-281, 1998-06

69. 天文教育フォーラム報告 『学校5日制, 教科内容厳選で天文教育はどうなる? 』 -天文学は地学? 物理? 総合科学? -
高橋 典嗣 , 水野 孝雄 , 小杉 健郎 , 縣 秀彦
天文月報 90(7), 330, 1997-07

70. 天文教育フォーラム報告 いま, 学校では天文学をどう教えているか?
縣 秀彦 , 鈴木 文二 , 祖父江 義明 , 山縣 明彦
天文月報 88(6), 267-268, 1995-06

71. 指導要領・教科書から削減・縮少が進む天文分野
県 秀彦
天文月報 85(11), p521-524, 1992-11

以上




Re: 一家に一台、天体望遠鏡   ガラクマ - 2018/09/14(Fri) 00:29 No.10361

garakuma.gif ツツモタズ様 初めまして(?で無かったら、申し訳ございません)

お詳しい情報ありがとうございます。
先生は、単純に天文学や天体に興味を持ってもらおうとの教育宣伝活動として行っているものと思います。
それは、ご紹介頂いた情報からも読み取れます。
このような活動は、最近みなさん、凄く頑張っておられます。

ただ、新聞社や報道が正しく報道しているか、それ以外からの情報からチェックするしかありません。
そういう時に活躍するのが、SNSなどでのご本人やお近くの方からの情報ですが、それがあまり出てないですね。
分かりません。




Re: 一家に一台、天体望遠鏡   - 2019/08/21(Wed) 00:14 No.10791

さて、国立天文台監修の望遠鏡キットが届きました。
(税込み5184円 x16 x66 アイピース2個付き)
KOLキット5cm50倍モデルも入手(税込み3888円)
死蔵していた星の手帳4cm35倍(税込み3078円)
の3種を比較と相成りました。

長老の「KOLキット5cm」
後輩の「星の手帳4cm35倍」
最新の「国立天文台キット5cm」


作り方
 作り方は3種とも簡単。説明書どおりに作業すれば「星の手帳」「国立天文台キット」は、
 それぞれ30分程度で十分に仕上がります。
「KOLキット」は接着剤が乾くのを待つ必要があるので木工用ボンドだと最低1時間くらいか?
 溶剤系セメダインを使えば30分で済みそう。
 いずれも拍子抜けするくらい簡単で、よく出来ています。

細かい所を見ると
「KOLキット」
  対物レンズの側面を紙筒で保護してあり、取り扱い性が良い。
「星の手帳」
  ネジ無しで組み上げられるのは凄いが、アイピースがちょっとやりにくい。
「国立天文台キット」
  小さい固定ねじは要らないのではないかと思えるほど。
 「星の手帳」のように筒先をリングでとめる方式にすれば工具不要になる。
  部品の精度高い。組みやすい。

操作感
「KOLキット」
  ドローチューブがアメリカンサイズに改良されているので、昔よりは良くなってます。
  24.5mmとの変換紙筒アダプターが付いています。
  素通しファインダーは月、惑星、地上くらい。他には余り・・・
  鏡筒に密着しているので使い勝手は照準方式と余り変わりません。
「星の手帳」
  アイピース交換が出来ないのが難。コストから見れば仕方ないが。
  照準部分が黒で夜間は照準がやりにくい。
「国立天文台キット」
  ヘリコイドはそこそこ立派。ドローチューブ内径も大きく迷光に有利。
  ただし他社のアイピースと交換すると同焦点ではない時はピッチが細かく苦しい。
  照準部に蛍光テープを貼るのが良いアイデア。もう一工夫、目側にも貼りたい。
 
見え味
「KOLキット」
  店頭在庫の50倍(K12付き)でしたが、H25かF20と天頂ミラーを買っておくべき。
  これが揃えば使える。モノコートで必要十分性能。木星の縞も土星の輪も5cmなりに見える。
「星の手帳」
  価格から見ると仕方ないが、接眼レンズがいまいち。
  低倍率を得ることも出来ないので4cm15倍を追加で買うしかない。
  それはそれで良いかも知れないが・・・コート無しなのでコントラストは低め。
「国立天文台キット」
  アイピースが66倍はPL、16倍はHで、対物を含めて「全部マルチコート」。
  光学系の品質は高い。単価が高いだけのことはある。


改良したら良い点
「KOLキット」
  改良するより、天頂ミラーとアイピースの追加購入で十分。
  ファインダー/照準の改良/追加は後でよい。
「星の手帳」
  ヘリコイド部分を取り外し、VP管用の継ぎ手で内径32mm/外径40mmの製品があるので、
  半分の長さに切って、それをアイピーススリーブ代わりにすれば31.7が付く。
  横から止めネジを付ければ、直視に限られるが、倍率を変えることができるようになる。
  内面塗装は入手容易なタミヤ模型つや消し黒で気になるところを塗っておけばより良い。
  照準部分は国立天文台キットを真似て蛍光シールを切って貼れば使いやすくなりそう。
「国立天文台キット」
  内面塗装は入手容易なタミヤ模型つや消し黒で気になるところを塗っておけばより良い。
  単独で完成度が高いだけに、これ以外に手を加えるのが難しい。
  ヘリコイド〜アイピーススリーブを外せるので適当なアダプターを用意すれば、
  天頂ミラーをつけることも出来そうだが、回転するので駄目か・・・
  対物レンズ回転式にしなかったことが惜しまれる。

架台
  カメラ三脚が推奨されているけど、やはりここは木脚自作でしょう。。。
  という事で100均とDIYショップで部品を漁り、
  三脚:40x16x2000mmの角材2本と40x27x2000mmの角材1本を各60cmくらいに切断。
     組み合わせて作製。切断と穴あけはDIYショップで出来る。
  架台:垂直回転部はコースターの丸板、受け台はセリアの木箱を加工補強。
     垂直回転部円板の受け部は加工を簡単にするために、
     写真のように2箇所づつの受けを木片で接着。家具滑りシートを貼りました。
     水平回転はコップスタンドの土台の円板。これも滑りシートを三点貼り。
  鏡筒受け:一合升を加工。両側にコースターの丸板接着。
  ネジやのこぎり、錐、ボルトナット類を含めて2000円くらい?
  こんなものでも100倍以下なら十分。
  鏡筒取り付け具にステッキ(100均で150円で売ってる)を適応に切って取っ手にすれば、
  操作性は改善すると思う。

  とまあ、久々に小型経緯台を作ってみたのですが・・・
  ちゃちいカメラ三脚の流用を薦めるよりも世界で流通し、標準化している資材
  (塩ビ管やボイド管、2x4木材とか)を最小限の加工で使えるようにする工夫/設計図の
  配布の方が良いんじゃなかろうか?と思いました。

結局お勧めは?
  改良や自作の雛形として後々の発展性が高いと言う点で、やはり老舗のKOLキットが一押し。
  天頂ミラーがそのままで付くのは圧倒的優位。
  価格も星の手帳の4cmと800円くらいしか変わらない。
  恐ろしく廉価と思う。接眼部をアップグレードする際にはボイド管の特性が生きる。
  つまり簡単に切断して交換できる。市販の接眼部は3500円くらい。工夫すれば何とか付く。

国立天文台キットは、天頂プリズム非対応が潔くもあり、最大の欠点でした。
照準方式は思ったより悪くないです。光学系は結構コストがかかっていて贅沢。
それだけに、天頂プリズム非対応が惜しいなあ。





Re: 一家に一台、天体望遠鏡   TANKO - 2019/08/23(Fri) 14:06 No.10793

原さん

3製品の詳細な比較分析、ありがとうございます。
国立天文台キットでは天頂ミラー/プリズムが使えないらしい、ということでしたが、やはり事実でしたか。
(天文ファンでない)一般家庭では天体望遠鏡を使いたい対象は天体だけでなく、地上の風景、鳥見等にも用途があると思います。
その際に倒立像なのでは役たたずで、結局どこかに仕舞い込んだまま、その後使われなくなる末路が待っていることになるんでしょうね。
私は写真用小型屈折を野鳥観察にも兼用してますが、天頂ミラーの鏡像でも慣れれば特に大きな障害とはならないです。天頂ミラーが使えれば用途が広がるんですが。。。
天体観測しか想定していない事自体、検討不足なんでしょうね。天体観測でも高度が高くなれば天頂ミラーなしでは使い難いですのにね。ましてやカメラ三脚使用が前提なのでは。

光学系を少々奮発していたとしても、既存製品をいわば貶して登場した製品として、いささか疑問を感じます。




Re: 一家に一台、天体望遠鏡   - 2019/08/23(Fri) 21:20 No.10794

どうもTANKOさん、はじめまして(?)

私は製品評をネットで見て、やはり「自分で見て使ってみないと迂闊な事は言えない」と思って購入に踏み切りました。
実物を比べてみると上記の通りで、「折角ここまで考えておいて」「詰めが甘いというより、抜けてる」という印象です。
製品を設計し「顧客ニーズにマッチした商品に仕上げる物作り」のセンスは欠けていたと思います。

天頂ミラーの問題は、接眼部回転装置付きのミラーが別売りであれば解決するはずで・・・写真のように9cmほど接眼部が外れるので、出来なくはないはず。リターンマッチして欲しいところです。

突っ込みどころは他にもあって、ぱっと見には遮光絞りが一括成型で多数作りこまれていて良さそうに見えるのですが、接眼部から覗いてみると写真の通りで、エッジが立っていないのでエッジの厚みの分だけ反射が・・・という有様。つや消し塗装追加は必須のようです。(黒紙を切り抜いて作ったコルキットの絞りはローテクですが優れています。)

あとは、やっぱり三脚ですね。ビデオ三脚の重量があってスムーズなものならともかく、軽量級では50倍でも苦しい。
上記の自作例の杉/赤松2m×16mm×40mmの角材ならホームセンターで170円くらい。2m×30mm×40mmが210円くらい。ちょっと工夫すれば1000円台で結構丈夫な三脚が作れてしまいます。のこぎりやドリルはホームセンターの加工室で借りることが出来るケースが増えてますし。





Re: 一家に一台、天体望遠鏡   TANKO - 2019/08/23(Fri) 21:55 No.10795

原さん、今晩は。

実は原さんには何度かお会いしたことがあります。
るり渓やら天体望遠鏡博物館やらで。 ^^)

遮光絞りの写真、びっくりしました。
絞りの数が多ければ多いほど、絞りの役割を果たさなくなる様相ですね。
こんなところを事前にチェックできていないとは。。。




Re: 一家に一台、天体望遠鏡   上板2丁目 - 2019/08/24(Sat) 22:18 No.10796

すごいですね、タイムトンネルみたい(分かるかなぁ)




Re: 一家に一台、天体望遠鏡   ガラクマ - 2019/08/24(Sat) 23:31 No.10797

garakuma.gif TANKOさん。初めまして? よろしくお願いいたします。

 上板2丁目さん。懐かしい話を出してきましたね。分かります。
 
原さんの、レポート素晴らしいです。
同じく気になっているのは、

〇アーテックの100倍手作り天体望遠鏡
 なんと6cmアクロマートで三千円以下のキット。100倍は高すぎだがコスパ良さそう。

〇山下リール(TOCOL事務局 スマホ・タブレット天体望遠鏡開発チーム)がクラウドファンディングで製作したLaLaooz
  https://readyfor.jp/projects/lala

 原さん。出資しますので、次お願いします。  (冗談ですが・・・)
[管理者修正]




Re: 一家に一台、天体望遠鏡   - 2019/08/25(Sun) 16:01 No.10798

内部絞りは写真の通り内面反射を防ぐために浅く多数作り込まれています。ヘリコイドのネジはエッジが立っているので、出来なかったわけでは無さそう。数を減らしてでもエッジを立てるか?紙か別部品で絞りを入れればよかったのに、と残念な仕様。

アーテックは気になってました。(アズワンやモノタロウで出てきて、何じゃこれわ?と)
近所のヨドバシに在庫があるようなので見てきます。最近KOLの6cmがカタログから消えているのは・・・これのせいか?これのせいなのか??

TOCOLの方は既に同一コンセプトのもの(スマホ天体望遠鏡PANDA)が既に出てますし、改良している(紙から樹脂製に)とは言え明るい月惑星まででしょう。ASA感度数十万のデジイチならともかく、スマホの受光素子感度では明るい星団・・・プレアデスくらいが見えれば万歳程度でしょう。

https://www.amazon.co.jp/%E3%82%A8%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%A0-%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3%E7%94%A8%E6%9C%9B%E9%81%A0%E9%8F%A1-%E7%B5%84%E3%81%BF%E7%AB%8B%E3%81%A6%E5%BC%8F-4-6%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3%E5%AF%BE%E5%BF%9C-EDG-TLS001/dp/B01DN702IQ

架台は色塗ってみました。水平がやや動き悪いので100均のメラミン皿か回転台を犠牲にするか?思案中です。





Re: 一家に一台、天体望遠鏡   - 2019/08/26(Mon) 23:18 No.10803

アーテック100倍望遠鏡、ヨドバシのポイントで買って来ました。

封を開けると部品は・・・絞り環は無し。内面は黒染めしてあるが艶があるという状況です。絞り環を付属しないのであれば、説明書に設計例を記載して欲しいものです。

レンズの梱包を開けると見慣れた樹脂スペーサーが同封・・・でも、曲がってる。真円じゃない・・・パイプの上に乗せて見ても、やっぱり歪んでる。駄目ジャン・・・と思いつつ説明書を見ると、樹脂スペーサーには一言も触れず・・・使わなくて良いらしい。なんて紛らわしい!何で付属した?!何という罠!?

説明書には凸レンズと凹レンズをあわせてニュートンリングが真ん中に見えるように調整してセロテープで側面を固定しろと言う無理難題が。。。LED光源では見えにくい(見えない)ので蛍光灯の下で調整。一応レンズ側面にマーキングがしてあるのですが、その位置では中央からずれた場所というありさま。目安にならないので、結局、30度づつ回してなんとなく中央寄りになったので妥協しました。蛍光灯がないと、多分合わせられないと思います。

さらに筒をつなぐために内筒と外筒を接着するのですが径があっておらずブカブカ。説明書にはセロテープで調整と書かれているが、手元の厚手のポリイミドテープでも2〜3回巻く必要あり。さらにボイド管の切断時に内側にめくれているので押し込みにくく、やっと押し込んだらスカスカになるという罠が。組み立て前に外筒の内側をドライバーやペンなど丸いものでテーパーが付くようにしごいて、内筒が入りやすくする必要あり。。。とほほ。。。

とまあ、果てしなく突っ込みを入れつつ組み立てましたが今日はここまで。星像チェックは週末かな?

あ、そうだ。口径60mm、焦点距離は600mmでアイピースはH6が一個だけです。これは辛い。H6を付属するならH20も欲しい。1個にするならせめて10〜15mm(40〜50倍)くらいにして欲しい。
接眼部内径は25mmで絞り無し。内径が細いのでちょっと辛い。視野周辺の蹴られを覚悟で接眼筒先に絞りを追加するか?マットブラックの塗料で塗り直すか?
しかも抜き差し部はブカブカなのでセロテープで調整が指示されている。これはまずい。セロテープでは、スムーズなピント調整は期待出来ない。湿気にも弱いし。KOLのようにフェルトか?あるいは何か滑りテープ類か?ちょっと工夫しないと使いにくそう。

とまあ、現時点で、先に作ったKOL、星の手帳、国立天文台の3種と比べて、非常に組み立てにくい構成だと断言します。小学生ではちょっとしんどいでしょう。3000円以下と格安なのには、やはり理由があった。。。。





Re: 一家に一台、天体望遠鏡   - 2019/09/01(Sun) 20:15 No.10806

アーテック100倍望遠鏡、形になりました。筒の嵌め合いのギャップが大きく、KOLのように簡単には出来ませんでした。テープを巻いては入れてを繰り返し、1時間以上はかかりそうです。

付属のアイピースがH6しかなく、素通しファインダーでは力不足。やはり20〜25mmが無いと苦しい。昼間見ると光軸はあっていそうなのですが・・・晴れませんな・・・。

アイピースのH6は両凸レンズの組み合わせのようで目側も凸です。これもいまいちです。歪曲が非常に大きく、狭い視野なのに直線が大きく曲がります。周辺の乱れが相当大きい。K〜Orなどアイピースを変えると、ぐっと良くなります。

天頂プリズムを噛ませると・・・一番奥まで押し込んでもピントが苦しい。アイピースのピント位置は各社異なりますが、1〜2cm鏡筒を切って押し込めるようにしないといけません。ここは最初から考慮して設計して欲しい。買われる方は切った方が安心です。


<アーテック100倍望遠鏡のまとめ>

作り方
 作り方は前述の3社と比べて難しい。筒の内径〜外径のギャップが大きく、相当テープを巻かないと安定しない。接着剤で固定する際は「ヘ」の字型に曲がらないように注意が必要。
 レンズの芯出しと固定も難しい。レンズが薄いので一般のセロテープでは幅が広すぎてそのままでは使えない。100均でコスメ用のキラキラテープで5mm幅のがあるので、あれを使うと良い。蛍光灯が無い家では(最近LEDの普及が著しい)ニュートンリングを見るのは難しい。

細かい所を見ると
 不要なレンズギャップ保持用の樹脂環が入っていたり紛らわしい。これは除くべき。

操作感
 接眼筒をスムーズに出し入れするにはセロテープは不適。敷居すべりやフェルトを入れるにはギャップが狭く、工夫が難しい。
 
見え味
 アイピースの歪曲収差が大きい。対称型のRの方が良かったのではないか?100倍だけというのも苦しい。

改良したら良い点
 @低倍アイピースの追加購入は必須。A天頂ミラーも欲しい。そのためには鏡筒をちょっと短く切る必要がある。B絞りも欲しい。組み立てる前に接続筒の両側に内径5cmくらいの絞りをケント紙などで自作し、黒マジックやポスターカラーなどで着色して接着すべき。C筒をつなぐ接続筒の外径と鏡筒内径との調整にテープを巻くときには、写真のように中央にも同じだけ巻くこと。この部分につなぎ目を持ってくると「へ」の字型に鏡筒が曲がって固定してしまう事故を防げます。

 あとはメーカー側でしか出来ないことですが、@最初から芯出しし、テープなどで固定しておくか、A貼り合せレンズに変更する。ですね。ここが相当ハードルを上げています。さらにB接眼筒の出し入れ調整部分。セロテープは苦しいので設計を変える。

と言ったところです。仮組中でまだ完全固定していないので、鏡筒を短くして、接眼筒の改善を行ってみようと思います。


3枚目の写真は「星の手帳35倍望遠鏡」の接眼部改造品です。TSソケット25という内径32〜3mm、外径40mmくらいの塩ビのパイプで、これの長さを半分に切って、「星の手帳35倍望遠鏡」のアイピースヘリコイドを抜き取ったところに押し込むとピッタリ。横からアイピースを固定するネジを取り付ければ(肉厚なのでタップを立てられる)倍率変換が可能となります。アイピースごとにピントの位置が異なるので使用するアイピースによってはカットアンドトライが必要と思います。これだと低倍率側は使いやすくなります。(PL40で9倍、K25で14倍)天頂ミラーがつかない欠点はいかんともしがたいですが。。。





Re: 一家に一台、天体望遠鏡   ガラクマ - 2019/09/01(Sun) 22:43 No.10807

garakuma.gif  原さん。詳細な検証ありがとうございます。
アイピースと共に、接眼部、ピント調節がやりにくそうなのはダメですね。
アーテックを見て、こりゃダメだわって感じで国立天文台監修の望遠鏡キットができたかもしれませんね。

実はこの望遠鏡、天体望遠鏡博物館の工作教室の方にもご紹介したんですが、スピカの方がいいってなっております。部品としての基本性能はよさそうなんですが。

博物館の天体望遠鏡工作教室では、レーザーカッターで作った絞り環の追加や、レンズや鏡と内筒内のコバ塗など含め、1.5-2時間ほどかけスピカを作り上げます。
別の機会で、三脚架台製作教室と、天体望遠鏡使い方教室があります。

ただ、安価に教育機材を提供しているアーテックさんには頑張って欲しいと思っております。




Re: 一家に一台、天体望遠鏡   - 2019/09/02(Mon) 20:59 No.10808

先ほどファーストライトして来ました。木星を見ていると、イオがちょうど出てくるところで、ポチッとくっ付いていたイボイオが離れていくところが見えました。ただし付属のアイピースは周辺での色づきも強く、像質は良くありません。KやOrに付け替えると見え味がスカッと良くなります。二重星の分解などは出来ない空模様ですが木星の縞や土星のイメージは悪くありませんでした。レンズの素性は良さそうです。ただし、ニュートンリングを中心に調整できればの話ですが・・・

それから、天頂ミラーをつけると3cmくらいは筒を切らねばならないようです。素通しパイプはKOLキットもそうですがあまり使い勝手は良くありません。やはり国立天文台キットを見習って蛍光塗料/シールを利用してみるか?

自作架台の方は・・・アイピース交換時にスムーズに動きすぎて視野外へ・・・をよよ・・・もう少し動きを重めにした方が良さそう。(T_T)重さも性能のうちですな。




Re: 一家に一台、天体望遠鏡   - 2019/10/13(Sun) 21:56 No.10869

国立天文台のキットの絞り環、半田ごて(PETボトル加工用の楔状先端)を用いて、エッジが出るようになぞってやりました。凸凹ですがエッジが出たので比べてみると一目瞭然。(左のトンネルが処理前、真ん中がエッジ処理後、右端が楔状半田ごて先)
これこそ迷光対策。(いやあ、台風で出歩けず、やることなかったし・・・)





Re: 一家に一台、天体望遠鏡   - 2021/02/14(Sun) 20:36 No.11268

昨年、学研さんから紙筒式の5cm望遠鏡が出ましたが、一瞬で売り切れ、入手できませんでした。しかし追加生産が出回るようになり、2.5kという安さもあって手に入れました。

作り方
 構造は紙筒をプラの部品で組むだけというお気楽簡単なもの。
 仮組で確認後に接着剤で再組み立てしても良さそう。
 レンズはセルに収められており、触らなくて良い構造で心配がないものです。
 アイピース兼ドローチューブも組み立て済みです。
 唯一手間がかかるのが紙筒に化粧シールを貼る工程です。ここを斜めに傾かないように貼るのが面倒。

細かい所を見ると
 レンズは分離玉の52mmですがプラ製のセルで46mmに絞られています。
 コートは1面のみ。
 レンズ間隔は恐らく打ち抜きフィルムなのでしょうが、有効径が小さくなった分、フィルムは見えません。
 ここは良いアイデアです。
 内面処理は紙筒表面を黒く染めただけで黒画用紙程度の反射防止。絞りは1個ですが十分です。
 アイピースは高倍がアクリル樹脂製レンズ、低倍側はガラス製で、共にラムスデンでノンコートです。
 実視界が両者でほとんど変わりがなく、低倍側の視野の狭さが残念です。
 (高倍側は50度くらい、低倍側は25度くらい。)
 ドローチューブ内部は黒の粗面で艶は弱く、コストを考える良くできています。

操作感
 ヘリコイド式のドローチューブ兼アイピースで、細かすぎず粗過ぎずで悪くありません。

見え味
 天候が悪く、月や星を見れてないのですが25倍と12倍であることもあって、地上を見た感じでは不満はありません。
 アイピースがラムスデンで歪曲は少なめ。25倍は視野絞りの青滲みがやや強め。
 高倍率アイピースの表面反射を蛍光灯などで観察すると平面が明らかに歪んでおりPMMA樹脂の限界を感じます。

改良したら良い点
 紙筒の化粧シート貼り付けは難易度高いので工夫必要。
 シールを巻いたときに斜めにならない巻き方を明記すべきだと思いました。三枚目の画像のような手順です。
 ドローチューブは24mmくらいで細く、改造してツアイスサイズを入れることも出来ません。
 天頂プリズムも適合製品がないので使えません。(回転ヘリコイドなので付けても回って駄目)

結論
 価格は最安値で、倍率も欲張っていないので粗が出ない商品設計です。良く出来ています。
化粧シールを紙筒に貼る所だけ注意すれば、他には失敗要素がありません。
 微動なしのカメラ三脚で使う前提で、この倍率(12,25倍)に抑えたのは英断です。
 欲を言えば接眼部をアメリカンサイズの抜き差し式か回転ヘリコイドにしてくれていれば拡張性が出て良かったのですが・・・



これ何でしょうか?  投稿者: スークー 投稿日:2020/10/23(Fri) 10:59 No.11156

天文界の先輩のご家族からいただいだ遺品を整理していたところ出てきたものです。
これ、何に使うものかわかったらお教えください。

私は「測光装置」のようなものだと睨んでいるのですが。





Re: これ何でしょうか?   (^0^)コメト - 2020/10/27(Tue) 18:41 No.11165   HomePage

utyuujin1.gif ガラクマさん、皆さんこんばんは

スークーさん、今少し画を頂けませんでせうか?(^0^?




Re: これ何でしょうか?   時の旅人 - 2020/10/27(Tue) 20:18 No.11166

オートガイダーのカメラとコントロールボックスの感じです。




Re: これ何でしょうか?   ほしすずめ - 2020/10/28(Wed) 21:43 No.11168

dogs.gif 皆様 はじめまして。

黒い装置はネットで検索してみたら、「Accutrak Crosshair Illumination unit」という
ものがありましたので、ビクセンのGA-4のような装置かもしれません。




Re: これ何でしょうか?   さくらのら - 2020/10/28(Wed) 22:27 No.11169

これですね




Re: これ何でしょうか?   さくらのら - 2020/10/28(Wed) 22:50 No.11170

写真添付しわすれました
天文ガイド1981年9月号に記事がありました。





Re: これ何でしょうか?   ガラクマ - 2020/10/28(Wed) 23:36 No.11171

garakuma.gif  ほしすずめさん、さくらのらさん。初めまして(?)。
さくらのらさん。よく調べられましたね。当時はギリギリ現役でしたので、ご紹介頂き、その記事思い出しました。

平林茂人氏、今はどうされているのでしょうか。懐かしいです。
7-8年前、突然初めてメール交換する機会がございましたが、その後無しです。

それは別として、スークーさん、ほっとしましたか?
分かっていても、もっと知りたいという方の質問に、困っている毎日です。




Re: これ何でしょうか?   スークー - 2020/10/29(Thu) 19:34 No.11172

ほしすずめさん、さくらのらさん、ありがとうございます。
オートガイダーでしたか。


せっかくの遺品なのですが、今はもっとよいものがあるし、そもそも私(今のところ)オートガイダーを必要としていないので、使い道がありませんですわ。
さりとて捨てるわけにもいかず。
何かいい使い道ないかな。

まだ写真のような「お宝」があります。(これは一部)





Re: これ何でしょうか?   (^0^)コメト - 2020/10/29(Thu) 20:57 No.11173   HomePage

utyuujin1.gif ガラクマさん、皆さんこんばんは

スークーさん、正体が分かって良かったですネ。(^0^;
なるほど言われてみれば「アイピースがあってガイド用かなぁ。。」
とは思っておりました。

さーて、いらん!とは言ってもこれは凄いお宝でつ。8^0^8
一案としてここのオークション(ガラクマーケット)に出品しては
どうかと存じます。
全て単体で出して頂けると助かりまつ。。ヨダレ;;;




Re: これ何でしょうか?   エド - 2020/10/29(Thu) 21:19 No.11174

そうですね! 
亡くなられた方の供養のためにも、死蔵させるより誰かに使ってもらったほうが良いでしょう。


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