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星座学習時の懐中電灯等

[1] 星初心パパ - 2007/07/23 16:49
はじめまして。
この欄をお借りして教えていただきたい事があります。

子供に星座を教えたいのですが手で星を指しても子供には目線の違いか上手くいきません。
手持ちの懐中電灯は少し集光するのですがやはり広がってしまいます。
市販のものでもっと集光する懐中電灯その他適当なものはないものでしょうか。
教えて戴けると嬉しいです。
よろしくお願いします。

[2] 削除 - 2007/07/23 20:10
投稿者により削除されました

[3] コメト(^0^; - 2007/07/23 20:26
★こんなのどお?手の分度器!★(^0^)

星初心パパさんこんばんわ
私も子ども相手で解説するのに苦労しました。大人でも苦労しましたが。。(笑)
そうですネ!お互いの距離が離れているので見る角度(視差)があるんで簡単には行きません。(T□T)
私もレーザーとか強力懐中電灯とか使ってみましたが、今一、視差の問題をクリア出来ません。
そこで、★の関係者の間では定番になってるこんな方法の応用は如何でしょう?

右手を目一杯伸ばしてコブシを作ります。
片目で親指と小指の端っこ(端面)を睨み、その姿勢を覚えさせます。
次にコブシを左手でも作り、右左順番に重ねて行くと視野を移動出来ます。
今、明るい星とか月を見つけたらそこから「右にコブシ1つ、上にコブシ2つ」と子どもに数え
させ目標の位置を教えます。
原点は地物でも良く「あの鉄塔の上、コブシ2つと指3本」とやれば良いのです。(゜‐゜*!

この“手の分度器”では、老若男女を問わず、コブシ1つの角度が約10°です。
これは子どもにやらせることに価値を見い出せるし、指1本が角度の2°に相当することも教
えられます。
星座では★の数が多くなるので少し手間が掛かりますが、手間も体験の1つとして親子で苦労
も宜しいのではないでしょうか?
また、体感することで、判り易くもあり、大人にも有効ではないかと思います。是非。。(^0^;

[4] 一番星 - 2007/07/23 21:10
星初心パパ様

こんにちは。
コメトさまの方法は特別な道具が不要でその上、角度の実感を学習するのにとても良いと思います。私もこの方法をやって見たいと思います。

さて、私が使っているやり方は少し道具が入りますが、サランラップ等の芯の丸い紙の筒の長さ方向の中心部に6mm程の穴をあけカメラ三脚のねじにねじ込みます。
それから指導者が三脚のハンドルを動かして目的の星を筒の中心に入れ固定してからすばやく児童に覗かせる。
一人づつなので時間が掛かりますが結構正確に指示する事が出来ます。
自分の子供だけならこれも有効だと思いますが多くの子供さんが相手だとちょっと無理かもしれませんね。

以上、参考になれば幸いです。



[5] ガラクマ(管理人) - 2007/07/23 22:11
星初心パパ様。初めまして。
私の場合は対象が小学生の小さな子供に子供に教える場合が多く、なかなか拳では説明しきれません(説明能力不足)。
懐中電灯ととにかくしゃべりまくって教えます。
みなに指を指してもらって後ろから覗くと、分っている子とそうでない子が分ります。
分ってない子の肩越しに懐中電灯で方向を教えてあげると分ってくれることが多いです。

 ミザールでファインダーの替わりに懐中電灯が付いた望遠鏡をカタログで見ました。
方向を指すための懐中電灯です。単三電池4本を球側から反射ミラーの部分を外して入れる簡易防水タイプの懐中電灯で、アウトドアマニアでは一般的な種類のもので、これなんか焦点を調整できるし なかなかいいです。
と言って画像を探していたのですが、探しきれません。半透明のずんぐりむっくりしたタイプです。

懐中電灯は、アウトドア好きということでキャンプには家族1人に1−2個以上は持っていきます。たぶん我が家には20個以上の懐中電灯があります。
 その中で2−3個は使えます。大きなミラーで単一4本以上、焦点調節できるもの(ミラーが前後するタイプ)ならうまくいく可能性大だと思います。

昔、サンヨーの充電式懐中電灯を長く愛用しておりました。軽く強力で遠くまで届きました。

[6] 一番星 - 2007/07/24 18:46
皆様こんにちは。

タイミングよく、ヤフオクにこんなものが出ています。
能書きでは良さそうですが使った事がありませんのでわかりません。
ご経験の方のご意見などお聞きできれば助かります。
また、安全面では問題ないのでしょうか。

http://page8.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h48646378

[7] - 2007/07/24 23:19
出ているレーザーの件ですが、安全規格は以下のリンク先を参照して下さい。

出力5mWでレーザー系(径の誤記と思われる)5mmなら、エネルギー密度は約25mW/平方センチとなるのでJIS C 6802の規定「2.5mW/平方センチ」を10倍も上回っており、出力表示が正しいなら違法ですね????ほんまかいな???

さらに夜間の屋外となるとさらに厳しくなります。JIS規格は「夜間観測者」を前提に作られていません。「レーザ作業者」を前提に作られている事に留意してください。双眼鏡など光学系を用いても0.25秒以下なら安全とされるのはクラス1、2までです。クラス3は危険領域です。

本人とその周りくらいは問題ありませんが到達距離が長いので使用には十分な注意が必要です。
(1)周囲に写真や撮像を行っている人がいないことを確認すること。到達距離2〜3kmなら3km円内に他の観測者が存在しないことを確認しなければなりません。自分の便利さで他人に迷惑をかけてはいけません。
(2)近くに他の観測者が脚立に乗る(大型ドブの使用)などをしていないか確認すること。強い光を避ける拍子に転落・・・なんて事はあり得ることを考えて下さい。
(3)自動車道などが直接見えないことを確認すること。視野を一瞬失って事故・・・対向車のハイビームでさえ危険なのですから、注意して当然です。

基本的にレーザは「殺傷力は無いが到達距離の著しく長いエアガン」のような物です。目に当たらない限り問題ないのですが、当たれば眩惑効果による二次的な事故を引き起こす可能性があることを十分に考えて使って下さい。夜間運転中の人にとっては刃物よりも遙かに危険な玩具です。被害者となることより加害者となる可能性が高い道具です。

米国でテロ対策として発表された資料では、空港近傍での航空機への照射に対する安全基準として、「エネルギー密度は5μW/平方センチ以下とするべし」という指摘がありました。上記の例、25mW/平方センチですからこの基準の5千倍です。航空機と自動車では速度が桁違いですので単純には流用できませんが、参考にはなるでしょう。

sunx.jp/japanese/support/technical_guide/pdf/laser.pdf
hydro.energy.kyoto-u.ac.jp/Lab/ronbun/P_2002/kobayashi.pdf

[8] 一番星 - 2007/07/25 19:39
原さん

こんにちは。
見識の広さ、さすがですね。とても勉強になりました。
ケースの出品というところが違法商品の臭いぷんぷんですね。
やはり手軽な握りこぶしや懐中電灯で思考錯誤する方がアマらしくていいかも知れません。



[9] ガラクマ(管理人) - 2007/07/25 21:58
 レーザーの怖いところは、イタって明確に目にくる場合と、そうでなくジワって影響がくることがあることです。

以前もお話しましたが、YAGレーザーを使うレーザートリマーの光軸修正をすることが多い時期がありました。
当然直接光は目に入れませんし、投影された光もIRビュアーで覘いておりましたが、それでも散乱光が目に入ったものと思います。
 視力が相当落ちました。近視とか目が疲れたということでもなく、なぜかものが見えにくいのです。
みなさん、注意いたしましょう。今は直っております。

[10] - 2007/07/25 23:18
ガラクマさん、目はお大事に・・・
光による視力への影響は太陽観測で網膜に障害を受けたガリレオの時代から連綿と研究が続いていますが、ことあるごとに安全基準は厳しくなっています。昔は赤外線と紫外線に関してだけでしたが、430nm程度の青色でも積算で悪影響あることが分かり規制されました。が、最近では450nm程度でも強い光は危険らしいと言われ初めています。紫外線と白内障の問題も、昔はUV−Bは危険だがUV−Aは問題ないとされていましたが、最近では360nm程度のUV−Aも問題あるらしい・・・と言われ始めています。

安全規格・基準は「ラインより向こう側に地雷が確実に埋まっている」事を教えてくれますが、「今、自分が立っている場所に地雷が埋まっていないこと」を保証する物ではありません。(まあ、人間の寿命が他の動物・・・実験動物など・・・より非常に長いので長時間経過してからの問題に気が付きにくいという本質的な問題があるので仕方ない部分もあるのですが・・・)注意しすぎて過ぎることはないし、安全基準を満たしたら安全となどと言うことは決してあり得ません。

[11] コメト(^0^; - 2007/07/25 23:41
原さんこんばんわ
 。。んですネ!
恐い話と言って、簡単に入手出来るレーザダイオード(LD)の応用製品ですが、780nm付近の
波長のものでも、何と肉眼の感度が無い筈が、この光は赤く見えます!!w(゚o゚)w
強制的とかしか思えない程に人間の視細胞が活性化される訳ですじゃ。。。(恐!)
 とか、1060nmのYAGレーザでは黒い布テープを貼ったホトマルにも半分位の光量が到達し、
これで遮光が出来ません!アイセーフ眼鏡式は正面から来る光には有効ですが、脇から来るの
にはいささか甘く、よってガラクマ殿の目にも防ぎ切れない分が到達した筈です。。(((;゚Д゚))))
コノ辺のは光学サ〇ン掲示板にでもないかな?脱線。

[12] - 2007/07/26 22:35
えええと・・・視感度は人によってかなり違います。赤は特にばらつきが大きく、感度が2桁くらい個人差があります。800nmが見える人がいる一方で600nmが感じない人もいます。見えない・見えにくいから目をそらしたり、かわしたりせずに大事に至ることがある波長です。

一方で眩しく感じる場合に全ての人が目をそらすとは限らず、凝視する人もいます。このために失明や網膜障害に至ったケースは多々あります。(危険だと言うことを知らない人の方が多いのですから当然です。)

まあ、こんな話題は本題からそれていて面白くないのですが、きちんと書いておかないととんでもないことをする人が現れるので・・・去年だったか?嫌な話を聞いたんです。どこかの掲示板で照準用レーザは安全だから使って構わないだの、目に当たってもそらせば良いので問題ないだの・・・とても幼稚な荒らしが暴れてひんしゅくを買ったとか。。。業者かな??この話を教えてくれた人は光学技術者でしたが「JIS規格を守っていれば安全だと思っているような人間は物の役に立たない」と憤慨しておりました。(笑)

我々のようないい年した大人(^^)は分別を持って「便利だけど危険な道具」と言う意識を持って使いたいもんです。安全な道具なんて、世の中に無いのですから。(自転車も、はさみも、使う人の意識次第で危険になる。そう思って使う人は大丈夫だけど、そうでない人は必ずどえらい事故を起こす・・・)

[13] ガラクマ(管理人) - 2007/07/27 00:04
原さん。たいへん為になる解説ありがとうございます。
高輝度レーザーは売ることはできない(ヤフオクのは法律違反)が、輸入はできるとどこかで読んだことがあります。
昔は20mW程度の強力なものが数百円で買えましたが、それで事故が頻発して規制ができました。
これなんか、知識がある方なら昔から危険性は分っていたはずで、お役所の怠慢もあったかもしれません。公害と同じです。

さて、あさっては(ほぼ満月なのに)子供向けの観望会、懐中電灯を用意しております。


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