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★バランスウェイトの運命★

[1] コメト(^0^) - 2005/05/31 21:01
ドイツ式赤道儀の必需品、バランスウェイトなんですが、以前から「どうしてこんな重い物を
わざわざ積載重量に余裕の無いところに使わなきゃなんないの?」と思っており、出来れば
「使いたくないもんだと。。」感じております。

また、海外にまで持参する気になれず、布の袋に石とか砂とか詰めて代用しているご人を
しばしば眼にしました。その気持ちよ〜〜〜〜〜〜くわかります。(ここんとこ今は無き
谷岡ヤスジ調のノリで願います。)自作するにしても私なら絶対に採用しない無用の長物
と断言したくなるような代物なんですが、皆さんどう?

今後、経緯台方式のマウンティングでも普及してくれば真っ先に消えてしまうパーツだと
思うんですがその運命やいかに?もしかして全く別の発想で使用する例が在るかもしれません。
(本日、晴れてゴタゴタ仕事が一段落して気分がノッテル(^0^)です。)

[2] ガラクマ(管理人) - 2005/05/31 21:27
ジークさんの工房のごとく、過去販売をもくろんでいたものがありました。
 ニッカドバッテリー内蔵ウェートです。
単一電池で考えてましたが、あまりにも軽くて。。
お安いニッカドバッテリー2個を軸を挟むように設置して、並列で6V、直列で12V。。バッテリーを探していて、忙しくなって忘れておりました。

 誰でも思いつきそうなアイデアですが、すでにありましたっけ?
また、あったら買いますか?

[3] ロッド - 2005/05/31 21:52
バランスウェイト、嫌いです。自作するならフォーク型にしようかと思いますが、これは重心が大きく北にはずれて具合が悪い。

とりあえず、今持っているドイツ型赤道儀はウェイトを最小限の軽い物に交換したり、長いウェイト軸を自作して使用しています。

実際に使ったことも作ったこともないですが、昔五藤から出ていた「南天赤道儀」というやつが有望な感じです。経緯台を改造したようなタイプですが、月・惑星観望用には良さそうです。欠点は視野が回転しないこと。ボールジョイントを使った大変ユニークな発想で、この狭いスペースではちょっと説明できません。とにかく作ってみないとわかりませんが、微動追尾の使い勝手はあまり良くなさそうです。

[4] 猫洞。 - 2005/05/31 22:30
三鷹のGN170が赤緯体内のウエイト側に電池内蔵です。さらに追加のウエイトがつきますが、望遠レンズのカメラ一台くらいならそのままでも。
長いウエイト軸というのも振動の点で堂かなあと思います。
マークXの両軸赤緯体がそういう意味ではよいですね。微動はありませんが。


[5] ジーク - 2005/06/01 14:38
当方,遠征用のP型赤道儀には,バランスウェイト軸の代わりに自作のスライダー金具を付けており,カメラをウェイト代わりにしております.(昔,洪さんがオーガナイズしていた時代の天ガ私の愛機に掲載されました) P型では,日周運動追尾の赤緯軸補正(大気差などの影響)ができないため,長時間露出は出来ませんでしたが,最近の一眼デジカメでの撮影(露出:数分)には十分です.

南天赤道儀は,日周運動追尾の回転速度を正弦波状に変化させねばならないので,電動化にナンテンがありますね.(なんちゃって)

[6] ロッド - 2005/06/01 22:56
たしかにバランスウェイトは余計なお荷物です。10cm反赤のウェイトが4.5sもありますから、鏡筒と同じ重さです。赤道儀だと外へ持ち出すのが大変で、本当にイヤになります。

でも、赤道儀が買えなかった少年時代には、バランスウェイトは憧れの象徴でした。15cm屈赤など大型機になると、鏡筒にもバランスウェイトが付いていて、「カウンターポイズ」などと格調高い呼び名で呼ばれていました。高橋の初代65mm屈赤にもバンド式の鏡筒バランスウェイトが付属していましたね。
 いっそのこと、発想を切り替えて「バランスウェイトは多いほどエライ」なんていうのも面白そう。レトロっぽくて良いと思います。実際ニュートン反射では、接眼部の反対側にウェイトが必要です。そうでないと、赤緯クランプをゆるめた瞬間に動き出してしまいます。五藤16cmには付いてましたね。10cm級の長焦点屈折の鏡筒に小さいウェイトを付けて、大型望遠鏡のように見せかけるのも面白そうです。でも、全身ウェイトだらけになってしまって鏡筒がたわんでしまったり、架台が耐えられなくなったりじゃ、シャレになりませんゼ。それに、重すぎて使えない、単なる飾り物になってしまいます。

冗談はこれくらいにして、望遠鏡というのはバランスを完全にとって使うことが重要なので、バランスウェイトは必需品です。単なるウェイトではなくて、カメラとか双眼鏡とか電池とか、役に立つウェイトにしたいところですが。でも、ドブソニアン経緯台のようにウェイト無しで完全にバランスがとれているのが理想の形ですね。

[7] コメト(^0^) - 2005/06/02 02:03
うん!確かにステータスシンボル的なとこありますネ。
やや無駄であり、それが余裕に繋がって迫力となる。。。憧れの逸品だったりして。。
黒いのが金属色のシャフトに収まっているのを見ると、ますます奇怪な風景を現出してます。

ドイツ式ならまだしもこれが経緯台に使われてたりすると、如何にもやっつけ仕事的で
(私もやった。。汗;)決まらない物の典型みたいです。
ドブの国ではステータスなんではないか?と考える所以ではあります。 (-""-?

ドイツ式と言って、ここの国の方、独創を好むと聞きました。(シュミットカメラが好例)
すると無駄を承知でこの呼び名は一体全体どうした訳なんでしょうか?
昔の人、何故にこう名付けたか、背景など知りたくなっちゃいます。  (-""-?

自作望遠鏡に火が付いたキッカケが当時『小樽天文同好会』(小川さん!出ましたヨ)の方が
15cm?反射を自作され、それが『天文と気象』(当時は天文雑誌はこれしか無かった!)に掲載
されて、バランスウェイトに釣り用の鉛を使ったとか、乾電池を使ったとかあったので、
「身近な物の応用でなんとかなる!」と思ったのが始まりですから、私には縁のあるパーツでは
あります。眼の仇にして良い物か悪い物か。。。 (-""-?

[8] ガラクマ(管理人) - 2005/06/02 23:03
猫洞さん。あっ、そうでした。三鷹にコードが出てるウェートありましたね。すいません。よく見たことありません。しかし、時間あれば作りたいですね。お安いシールド鉛バッテリ見つけました。
http://akizukidenshi.com/catalog/items2.php?c=pb6v&s=popularity&p=1&r=1&page=#B-00036
これ2個を軸を挟んで。。(おっとまた自作スレになりそうで、止めます)

 ウェート。鏡筒のウェートは意味があると思います。接眼部側のウェートは、回した時の回転半径が小さくなる方向に作用します。
ただ、ドイツ式でしたら、回転軸からの鏡筒の重心の距離を出来るだけ近づける設計は忘れて欲しくないものです。
そういう意味でよく似た赤道儀でも、強度は90S>>EM100。ウェート軽いのが、ヤッパ偉いと思います。



[9] 削除 - 2005/06/03 08:10
投稿者により削除されました

[10] ひぽぽたます - 2005/06/03 12:45
三鷹のGN170があこがれの赤道儀だった頃、天文ガイドの記事で、MD用電池を収納したBWをどこかのメーカーが発売予定という内容を載せてあったような無い様な・・・(^^;) 当時はGOTOしか興味が無かったのでMARK-X用かなぁ・・・。結局、日の目を見ず。発売されていたら、うっとうしい電池の置き場に困らずにスマートな観測が出来るのになぁ・・・と嘆くことしきり。私もBWは嫌いですが、V社の新型小型赤道儀のBWが小さすぎて、なんだか格好が悪いぞ!と感じてしまうのは私だけでしょうか?

[11] 小川 - 2005/06/04 12:35
こんにちは。
ガラクマさんから教えられて来ました。
私は「小樽天文同好会」に入ってません。
去年会長にお会いしましたが、体調お悪いようでした。
コメトさんの仰る15cm所有しているのは黒松内の方ですね。
お会いした事はございませんが、眼視一筋でやっておられる。
経緯台にBWというと、国際光機扱いのTeleにOPにあった。
あとユニトロンの10cmにとか、、。
三鷹のGN170は知ってます。
しかしドイツ式なる物は最近大型が造られないようで。
最近のTeleは大口径で高感度CCDにデジタル技術で長時間追尾して写す事しなくなったし。
もう月、惑星は探査機が行って送信してくる。
大気を通して見るよりも良い画像が得られる。
何かドイツ式は中途半端でアマ向きと見えてくるのは赤道儀の便利さ知らない私の僻み、、(*_*)
ひぽぽたますさんの仰るBWが小さいは感じるメーカーもあるような。
これからの写しは高感度冷却CCDで短時間撮影。
経緯台自動追尾が全盛になるか、、、。




[12] コメト(^0^) - 2005/06/07 00:31
小川さん、あっちらこっちらで引っ張り出してスンマセン。
失礼ながら北海道の方で自作記事が載ったことが当時は驚きでした。
それから天ガが発刊になると同時に読者の広場に「20cmを自作する!」と対抗意識もあって投稿し
これは網走の方から「無謀にも等しい!」と忠告され、また、釧路の方はわざわざ自宅まで例の
RFT(バレリーナ15cm反経)を見学に見えられました。

時代はますます赤道儀を必要にしなくなるように感じ、小川さんのように立派な写真を写せる
なら、もはやドイツ式赤道儀も風前のともし火かもしれません。「昔、眼視にはドイツ式は便利
だった。。」のような会話も聞こえて来そうな気がします。
同時にバランスウェイトも消え去る運命で『運転時計』と同じように死語になるかも。。(0_0;

[13] ロッド - 2005/06/07 01:09
コメトさん、お帰りなさいませ。3日間とはハードスケジュールでしたね。お疲れさまでした。

そうです。経緯台、大賛成。私も元々は彗星発見を目指して天文を始めたので「良い経緯台が欲しい」と思い続けて今日まで来ました。経緯台もいろんなバリエーションがあって面白いです。コメトさんの白鳥の湖を舞うご自作の15cm反経、一度見たら優美な姿が忘れられません。
 もう30年以上も前になりますが、旧ソ連に6mの当時世界最大の望遠鏡が建設されました。それは経緯台ということで話題になりました。全体のバランスを考えると、地球上では重力というハンディに負けてしまい、最終的には経緯台になってしまいます。

小樽天文同好会のこと、私が天文始めたばかりの頃、「天文と気象」誌に、頻繁に登場していました。観測室に収まった六角形の鏡筒の反赤や、漬物おけを逆さにして研磨台とし、20cm鏡を研磨する、などです。当時は小樽が全国の天文のメッカだったような印象です。北海道は一度も行ったことないので憧れます。



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