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経緯台でガイド
- [1] ロッド - 2005/01/16 22:19
- 画像掲示板で、星の喫茶室さんの書き込み読んで思いついたテーマです。このHPにふさわしいレトロな話題だと思います。
小川さんは経緯台で素晴らしい画像を撮っておられます。昔(大昔)はビクセン・エーターカスタムなんか経緯台なのにカメラ台座が付いていました。そういう経緯台でガイド撮影された星野写真が天ガにも見られました。視野が回転してるヤツですね。
小川さんの場合は撮像には最新の機材を使用されているようなので(私は古い頭しか持ってないので、良く判断できませんが)ガイドと言っても昔のようなガイドではなく、視野の中央に留めておく作業だと思います。昔は兵庫県の栗栖茂さんという方が、経緯台で精密に惑星をガイド撮影する装置を自作して雑誌に発表されました。これは、望遠鏡は固定して、カメラをXY制御で平行移動するという凄い物でした。カメラのみ移動すると光軸が狂うので・・・という心配については、数秒単位なので許容範囲内、ということで実際素晴らしい写真を撮影しておられました。とてもマニアックで面白いと思います。
あれから30年近く経って、また経緯台によるガイド撮影が脚光を浴びるようになるのかもしれませんね。カメラを赤道儀用のMDで回転させる装置なんて、自作したら使えるかもしれません。
- [2] Shinba - 2005/01/17 23:21
- いゃ〜来栖さんの接眼部移動機構、いまでも初めて知った時の感動をときおり思い出します。仕事でなんもいいアイデアが出て来ないで焦っているときなど、アレを思い出して、「難しい方向に考えてないかぁ。手持ちの材料や経験の範囲内に問題解決の簡単な方法があるんじゃないかぁ〜・・・」。
問題を整理して単純にするとたいてい考えていた方向より簡単な道があるもんで・・・・した。
偉大なものは単純である・・・とはよく言ったもので。
自動車より自転車、飛行機より飛行船・・・・と日々言いきかせております。
もうン十年前、大阪日本橋の電気店街で24時間で一回転するモータを入手しました。それで簡易星野写真儀を作るつもりでしたが・・・・。アレどこいったんだろ。絶対捨ててないと思うんだけど。
経緯台で星野写真、固定撮影よりほんのちょっと露出時間を延ばしたい方法と考えてました。あとちょっと時間延ばすためには、上記のモータで経緯台上でカメラをちょっと回転させてやれば・・・・、おーい複雑な方向に考えてないかぁ。
経緯台式自動追尾架台で直焦点撮影のための視野回転装置があるようですが、歴史はめぐる・・・・技術もめぐる。レトロテクニカルも楽しい。
うむ、酔ってる。なんかちょっと意味不明的になってきた。
- [3] ひぽぽたます - 2005/01/18 00:24
- 昔、経緯台しか保有していない時代、北側の三脚を目一杯伸ばし、強引に軸を傾けて赤道儀の代わりにしておりました。おかげである日、長く伸ばした足に友人が引っかかり、あえなく望遠鏡は転倒、同架していたなけなしの小遣いで購入した一眼レフカメラはオシャカ・・・。仕方が無いよ・・と笑っていましたが、心の中では”闇夜の中で無闇に歩くな・・・この野郎!市値っ!”などと毒付いていたものでした。単に視野の回転を抑えるだけですので、今ならば、シュミカセのパーツとして販売されているフィールドデロケーターをうまく使えば回避できるかもしれませんね。
- [4] 小川 - 2005/01/18 09:59
- ロッドさん、話のネタありがとうございます。
何もたいしたことはしていないんです。
経緯台で出来るのは上下微動、水平微動がついている。
DVカメラを使用する。
これだけです。
カメラでの静止画像はキッチリ撮影しなければなりませんが、、動画ですので多少いい加減に写してもRegistaxで処理出来る。
そんなわけで月、惑星のみです。
勿論正確に写す事が出来れば大変良いですが、、。
アナログ的な写しに今のデジタル技術がドッキング、、。
良い時代です(^。^)(^。^)
- [5] ロッド - 2005/01/18 23:17
- みなさん、レスありがとうございます。
「経緯台」というところがミソですね。もう赤道儀の時代は終わるんじゃないでしょうか。だいたい、バランス悪すぎ、重すぎです。ドブソニアンに代表される経緯台なら最小限の重量で最大限の強度があり、ですから大口径が気軽に使えるわけです。自動導入もできますし、そういう装置が付いた物なら両手を使った手動追尾からも開放されるわけです。これからは経緯台にのめり込んでみようかと思います。
- [6] ロッド - 2005/01/19 02:15
- Shinbaさん、「偉大なものは単純である」
味わい深い言葉です。さきほどは斜め読みだったんですが、もう一度読み返してみました。で、しつこい自己レス、すいません。今の時間、望遠鏡はもう撤収し、もう酒が回ってますので。
「偉大なものは単純である」やはり、経緯台ですね。それと、脱線しますが、エンジン。最近のエンジンはほとんどすべてDOHCです。しかし、私がほれ込んでいるのは30年以上前のSOHCエンジン。何もDOHCなんて複雑なメカにしなくても、SOHCの単純なメカでも熟成させれば十分に高性能なんです。ターボもスーパーチャージャーも不要です。ごく普通の、しかし基本に忠実な設計のエンジンのほうが、実は高性能なんです。いろいろと複雑な「ハイメカ何とか・・・」とかいうものは、結局長続きせず。私は日産のL型とA型エンジンが好きですが、BMWの定評ある6気筒エンジンも旧式なSOHCを熟成させて大変好評だったそうです。古い物の良さを今一度見直してみたいと思います。
- [7] ガラクマ(管理人) - 2005/01/19 07:31
- 接眼部移動方式については、先日天ガに後で合成させるために 接眼部でカメラを並行移動させる機構が載ってましたが、これって良く似たのあったなー、と思っておりました。ロッドさん、Shinbaさんご紹介のものですね。印象に深いものでした。
小川さんはDVを接眼部に固定しているものと思いますが、別なHPで銀二(25cmドブ)、手持ちのビデオで立派な写真とっておられる方がおり、初めて見たときびっくりしました。
ミードのシュミカセについてはよく知りませんがGPS付きの奴は、置いてマニュアルで導入した奴をその位置から日周運動を追ってくれるのでしょうか?
ガレージからキャスター付き経緯台をゴロゴロ押してきて、設置してすぐマニュアル導入してそのまま追ってくれるのがあれば最高と思っております。
元バイク好きだった私ですが、楕円ピストン1気筒あたり4OHC、8バルブで4サイクルの極限を目指していた当時のホンダが、OHVエンジンのバイクを新規に出したのはびっくりしたものです。そこそこ売れていたと思います。
- [8] 小川 - 2005/01/19 08:50
- 管理人さん、DVカメはモニターと記録用です。
接眼部にはCCDカメラを取り付けてます。
このカメラは防犯監視用を転用した??
単板CCDで有名になってしまったWebカメと同じなのに発色悪い。
いっそのこと3CCDDVカメを接眼部に付け撮影し
たほうが良いかも。
某販売店ではコマーシャル用の撮影に使っている。
しかし高い、、もう少し出せば冷却CCDが買える。
- [9] 小川 - 2005/01/19 08:58
- あ、それからロッドさん、、「偉大なものは単純である」良い言葉を知っておりますね(^。^)
初め誰が言ったか忘れたが???
亡大指揮者のW、フルトヴェングラーの著書を読むと出てきます。
ロッドさんは音楽の方面か西洋文学にお詳しい、、。
- [10] 小川 - 2005/01/19 09:59
- またすいません。
「偉大な者は、、、、」はshinbaさんが最初に、、ロッドさんにカキコと同様、、です。
近年の超大型望遠鏡は経緯台が殆どでは。
実視画像より天体物理学にシフトしているからか、、。
失敗に終わったらしい旧ソ連の6mは経緯台でした。
それに長時間露出は超大型望遠鏡には余り必要ないのかも。
経緯台は安く出来るし、、。
惑星等の画像は探査機が写し、、継続した画像は五万といるアマに任せておけば良いらしいです。
スバルは直接見る事が出来ないそうです。
ミード、セレは経緯台です。
長時間の星野写真は当然回転です。
今になって長々と、すいません。
- [11] S,W - 2005/01/19 19:56
- こちらには初めて書き込みさせていただきます。
ご存知の方も多いかと思いますが、トヨタで作っていたハチロクレビン、トレノの下位機種にハチゴーと呼ばれたSOHCエンジンを搭載した車がありましたよね。雑誌かなにかで読みましたがハチゴーは今時の軽自動車にも劣る・・・と書いてありSOHCエンジンには良いイメージがなかったのですが作りこめば良い物ができるのですね。
脱線すいませんでした。
- [12] 原 - 2005/01/19 20:27
- >失敗に終わったらしい旧ソ連の6mは経緯台でした
いえいえ、架台のシステムそのものは問題なく、その後製造された大型反射望遠鏡は全て経緯台型になったエポックメイキングとして記録されています。
ただし、惜しむらくは主鏡が分厚く総重量40トンにも及び、立ち上がる陽炎の為に解像力が予定通り得られなかった事が上げられます。
この失敗は、その後の望遠鏡建設に生かされ、すばる望遠鏡で一応の完成を見ています。
- [13] 小川 - 2005/01/19 22:07
- そうですか、、。
詳しいResありがとうございます。
当時の何かで読んだのは、故障続きで稼動出来ないような、、記憶ありました。
写真の記憶では白黒写真で真上を向けズングリの鏡筒と、作業中の資材等が散乱した工事現場みたいでした。
- [14] ガラクマ(管理人) - 2005/01/31 23:34
- 話題のエロス。GOTO南天赤道儀。GOTOは経緯台が赤道儀になるって工夫を、当時いろいろ考えてたみたいですね。
今はポンセットマウントがその部類でしょうか?
- [15] ロッド - 2005/01/31 23:55
- 去年の今頃でしたっけ?この掲示板で「南天赤道儀」が話題になりました。その正体が次第に明らかになるにつれ、大変興味が湧いてきまして、今度自作してみたいと思うようになりました。各可動部はボールジョイントが使用されてるんですね。「天文夜話」を読むと「自分は発明家なんだ。これは小さい会社じゃなきゃできない仕事」というような意味の事が書かれていました。偉大な五藤さん、さすがです!
- [16] ジーク - 2005/02/01 13:48
- 南天赤道儀の考え方は,いろいろと応用ができますね. 米国では,ドブソニアンにワイヤを付けて,南天赤道儀的動作を実現している方々もいます.
- [17] しんちゃん - 2005/02/01 20:36
- ミードのLX200には経緯台モードで長時間ガイドを行ったときに視野が回転するのを防ぐオプションがあったように記憶しています。どの程度の精度があるかはわかりませんが。
- [18] ひぽぽたます - 2005/02/03 12:25
- しんちゃん様 それはフィールドデロケーターですね。でもセレストロンだった様な・・・(不確化)。昔、天ガで個人の使用レポートが載っていましたが、赤経軸の動きに連動するシステムでしたので眼視では十分。写真では能力不足・・・そんな程度でしょう。でも経緯台で直焦点オートガイドが出来たら素晴らしいでしょうね!
- [19] しんちゃん - 2005/02/03 14:27
- ひぽぽたます様、そうです。フィールドデロケーターです。ミードのHPに出ていました。
http://www.meade.com/catalog/lx/lx_accy.html
多分国内では販売されていないと思いますが・・・。
- [20] 栗栖茂@浦島太郎かゾンビか - 2005/07/19 21:07
- 漏れの名前が出てる(笑)。今頃古いスレageたら迷惑でしょうけど、
sagaたら目立たんし・・w、シーラカンスの名前覚えててくれた方が
おられて感激しましたわ。ここどんな掲示板か知らないですけど。
星はほとんど見てないけどまだ生きてまつ。
一寸だけ申し上げますと私のはXY制御ていうより、日周運動の
方向に目分量で合わせて一軸の移動、速度は変わらないので合成
焦点距離で調節という滅茶苦茶なものですた。
あ、来栖でなくって栗栖です。赤道儀買う金が無かった昔の話、
古馴染みの方だったのせうか? どもお邪魔しました。
- [21] ガラクマ(管理人) - 2005/07/19 23:42
- 栗栖様。ご本人様、ご降臨とはビックリしました。ネットのなせる技ですね。
もし、まだ見ていただいておりましたら、当時のこと、その反響などカキコいただければ幸いです。
私以外は、真面目で星好き、古望遠鏡好きな民の掲示板です。
- [22] コメト(^0^) - 2005/07/20 02:29
- レトロ望遠鏡好きのみなさんこんばんは
私も若かりし頃、GOTO南天赤道儀を見て、いろいろ考えました。( ̄へ ̄;
ロッドさんと同じく↓
>カメラを赤道儀用のMDで回転させる装置なんて、自作したら使えるかもしれません。
と考えたのですが、考えが浅くて、高校生の頭では。。以下は失敗談です。
まっ、余興に聞いてやって、いや読んでやって下さい。
結局、ニュートンの鏡筒回転装置を経緯台に応用するのですが、ジークさん談↓
>米国では,ドブソニアンにワイヤを付けて,南天赤道儀的動作を実現している方々もいます.
と同じようなんですが、違うのは視野回転を止めることに応用することです。
GOTO南天赤道儀は日周運動は何とか追尾できます。
出来ないのは視野の回転を止めることなんですが、ニュートン特有の鏡筒回転装置が
あるので「コレハツカエル!」と思い付いた訳です。
上下棹の下の支点を中心にして強引に鏡筒を回転させてはどうか。。。と思い付いて
例のバレリーナ15cmRFTで少しだけ水平回転のクランプを締めてやってみました。
やってみたところ、もともと鏡筒回転装置も無いのでうまく動かず、耳軸を浮かせて
代用をこころみましたが★が視野から出たり入ったりするだけで実験意味なし!
後から考えてみんと、相当にスムースに動く鏡筒回転装置と、上下棹に強度が必要な
訳で「これなら赤道儀のほうがまし!」なのでした。
鏡筒先端だけで回転する方式もあるのですが、今度は主鏡中心が理想的に筒回転中央に
無くてはなりません。
そして何より、これをやると恐ろしい速さで視野が回転することを発見!?
理由は皆様賢明な方多いのであえて公表を避けさせて戴きタシ!(アア、ハズカシ。。)
- [23] 栗栖茂@浦島太郎かゾンビか - 2005/07/20 22:07
- >栗栖様。ご本人様、ご降臨とはビックリしました。ネットのなせる技ですね。
>もし、まだ見ていただいておりましたら、当時のこと、その反響などカキコいただければ幸いです。
お言葉に甘えてあつかましく昔話など一寸書かせて頂くことをお許しください。あの経緯台追尾装置
は、赤道儀買う金が無かった学生の頃にどうしても火星の写真が撮りたくて考えた苦肉の策、後日に
村山定男先生から、56年に科学館の20cmで撮った写真級だと言って頂いて感激しました。あの接近の
ときは堀口さんが25cm赤道儀で凄い写真を撮られて腰を抜かすほど驚いたものですが、最近のCCDに
よる写真を見ていると文字通り隔世の感といったところです。
東京光学の方からホースマンの前板レールの部品を貰って、日本橋で買った正体不明の装置で動かす
ようにしました。アイデアは私のオリジナルではなくて、天頂儀だったかでは乾板を動かして写真を
撮るといった記事を本で読んで思いついたものです。拡大撮影で合成F200くらいで撮っていたと記憶
しますので、焦点深度はミリ単位もあり、おんぼろ経緯台にカメラの振動を伝えないために装置一式
は三脚に載せて望遠鏡に目分量で近づけて撮っていたものでした。日周運動の方向は三脚を傾けるこ
とで調節しました。あの装置は、作動はしないですけど、まだ物置の片隅に残っているかもしれませ
ん。冷却シュミットカメラとか・・・。
あの頃はアホな思いつきの機材を色々と作ったもので、後日天文ガイドの編集長をされた高槻氏から
は、「すべてにわたって拙速」と、おほめの言葉か皮肉かわからないような評価を頂いたりしたもの
でした。注射器を真空ポンプにするってアイデア出したときには「どんぶり鉢で現像するようなもの」
なんて言われて大喧嘩になったことも思い出します。
この掲示板はレトロ望遠鏡がテーマなんですか?? 管理人さんって、まさか私の昔馴染みの熊さん
ではないっすよね??? レトロ望遠鏡というと、10年くらい前に西村の15cm反経の復刻版というの
を買ったのですが、木製脚の曲がった形が本当にレトロで気に入ったわけですが、直接焦点ができる
ように筒外引き出し量が過大で斜鏡がケラれてしまっており、折角の苗村鏡が泣くというとんでもな
いコンセプト不明の超欠陥品、回折を招く不用意な突起なども光路にあるし、一体全体どういうつも
りで作ったのかと小一時間問い詰めたい気分でした。
話題になってる南天赤道儀は大学の天文クラブにあったので使ったことがあるのですが、今でも原理
がもうひとつよく理解できてません。
最近は星を見てないですねえ。派手な彗星とか流星群のときは古いIIでビデオだけは撮ってますが、
獅子座流星群のときは流石に驚くほど沢山撮れて、その後は流星群を撮る気がしなくなってしまいま
した。・・・なんてお言葉に甘えて年寄りが失礼致しました。
- [24] 今西 - 2005/07/21 12:17
- わー栗栖さんお久しぶりで、大感激です。ポタ赤や経緯台での追尾カメラなど、ドラえもんのポケットみたいに、次から次と、苦心作を見せて戴いて、いつも感心してました。私は星話では、インターネット博覧会(インパク)当時、「すばる」フォーラムに時々出てましたけど、最近はご無沙汰です。しし座流星のビデオ栗栖さんの見ました。モノクロやけど、沢山映ってましたね。
- [25] minoru - 2005/07/21 20:13
- 栗栖茂さん、ようこそいらっしゃいました。
雲の上の人と思ってた方にネットで会えてとてもうれしく思います。
このスレッドを立ててくれたロッドさんが知ったら大感激すると思いますよ。
ロッドさん、PC故障のためネットに出られないそうです。知らせてあげたくてTELしてるのですがまだ繋がりません。
>シーラカンスの名前覚えててくれた方がおられて感激しましたわ。
>ここどんな掲示板か知らないですけど。
http://ww81.tiki.ne.jp/~yumarin7/、ガラクマさんのHPのBBSで、>真面目で星好き、古望遠鏡好きな民の掲示板です。
みんな、楽しくさせてもらってます。ガラクマさんに感謝、感謝ですね。
月刊天文ガイド編「ポータブル赤道儀の作り方」に若かりし頃の栗栖さんの写真やポタ赤の製作例を拝見しました。
昔、参考にポタ赤もどきを作ったことを思い出させてもらいました。本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
ロッドさん、早くPC直して出てきて・・・
- [26] ジーク - 2005/07/21 22:52
- 栗栖さま,はじめまして.
古天文ファンとして,COOLなご活躍を,しっかりと記憶しております.
当時は,医学生でいらしたと記憶しておりますが...(違ってたら御免なさい) お忙しいでしょうが,またCOOLな方向性を日本の天文ファンに指し示していただけると幸いです.
- [27] ガラクマ(管理人) - 2005/07/21 23:04
- 栗栖さん。またのおいで、ありがとうございます。
>管理人さんって、まさか私の昔馴染みの熊さん
ではないっすよね?
すいません。minoruさんのご紹介の入り口から御覧になると分かると思いますが、栗栖さんを憧れていた一介の地方の元天文小僧です。おこしいただき感激です。
今西さん。はじめまして。よろしくお願い致します。
私は、昔、自称天文小僧ではありましたが、寄り道が長く、記憶が新しいことに相当玉突き、押し出されまして、みなさんのカキコでレビューさせて頂いている次第です。
ただ、多忙な人生を送っており(ちょっとオーバー?)、自分の掲示板もなかなか対応できておりません。みなさんの共同運営って形で・・って甘えております。
これからも、いろいろカキコ。よろしくお願い致します。
- [28] ジーク - 2005/07/21 23:26
- 昔の記憶を辿っていると,懐かしいやら,シンミリするやら.たしか,栗栖様は六甲方面でご活躍でした. ご活躍のお噂は月惑の例会(電気科学館)か,室生で耳にしたか,記憶があいまいです. 昔の方が,天文ファンの定期的な集会活動が活発でしたね...
- [29] Shinba - 2005/07/21 23:42
- いやあーっ、伝説の栗栖さんがご降臨ですか。すごい掲示板になりましたなぁ、管理人さん。あの経緯台の接眼部で追尾する記事読んだときには、こういうのがアタマいいということだなぁと思いましたし、今でも仕事するときに頭に浮かびます。
もっと考えれば方法はあるだろう、あるいはすぐそばに解決法がころがってるだろうと。
今までいろんな事柄の解決策で、眼から鱗の経験してきましたが、栗栖方式はそのなかでも特に記憶に残るものです。こういうのを知った時は快感はあるものの、なんにも思いつかない自分がちょっと情けなくもなります。
- [30] YASU - 2005/07/21 23:52
- 皆様、そして栗栖様、こんばんは。
>シーラカンスの名前覚えててくれた方がおられて
いえいえ、この業界?では忘れている方いないのでは。
minoruさんご紹介の「ポータブル赤道儀の作り方」私も拝見しておりました。
クーデ式赤道儀はその後ミザールAR−1クーデ式に、光像式ガイディング装置はビクセンGAガイドアダプターに、その発想が引き継がれていったと認識していました。
その後の水素増感、私も注射器・三方活栓買いました。
ぜひ、他の話題もお聞きしたいと思います。
- [31] 栗栖茂@浦島太郎かゾンビか - 2005/07/25 20:26
- 管理人様、今西様、ジークー様、Shinba様、YASU様、暖かいレスを大変有難う
ございました。21日から東京方面へ行っておりましたので失礼しました。
管理人様のご趣旨がサイトを少し拝見して少しわかってきたのですが、レトロ
望遠鏡の資料だけでなく実物もコレクションされてるんですかぁ。西村のカタ
ログの写真がありましたが、あの頃工場へ行ったことを思い出します。繁次郎
社長さんが転倒してきた30cmの下敷きになられて重傷とか、当時金が無くって
何とか経緯台のマウントだけ買ったのですが、電車で運ぶには重過ぎるし当時
個人相手の宅配なんて無くって、家まで運ぶのに苦労した記憶があります。
そうそう、家に創刊直後からの天文ガイドが山のようにあって、愚妻から捨て
ろ捨てろと毎日責められてるんですが、私の記事の載った号は別に抜いてある
のと欠落も多いと思いますが、誰か置き場所のある方おられたら貰って下さら
ないでしょうかねぇ。取りに来て貰えたら一番有難いのですが送るのは梱包が
たいへん。愚妻というと、仲人は佐伯恒夫先生で、佐伯先生の知人の方の関係
で天文とは全く縁の無いヨメハン。一度星を見に連れて行ったら寒い寒いと車
から出ないし、室生の観測所の初期に連れて行ったらドロドロの進入路で車が
スタックして、エアジャッキで上げて板を敷いたり散々苦労してるのにヨメハン
たるや、「こんなところに連れてくるのが悪い」と車から降りようともしなか
ったです。誰に仲人してもらったんや! と小一時間・・・
その数年前に東亜天文学会(栗栖とかいう香具師が現役の天体写真課長様とか
いうアナクロな会・・・笑)の総会だったか例会だったかで、佐藤明達さんが、
悪妻貰ったら一生の破滅だから気をつけろ、なんて言っておられました。天文
の大先生の仲人ならさぞや天文に理解があるかと思いきや・・・(泣)
話が脱線しましたが、クーで式ポタ赤というのは作ってみただけのお恥ずかしい
ものでした。ただ実用的に多少とも意味があるかと思うことは、手動赤道儀で
短焦点反射をガイドするときには故意にバランス崩したり赤経軸の微動を思い
きり超長アームタンゼントスクリューにしたことくらいでしょうか。
そうそう肝心の惑星撮影用経緯台ガイドですが、最初はレールを傾けてました
けど、後で改良して、アイピースの後にミラー(プリズムの表面にアルミナイズ
したと記憶)つけて光路を垂直に落とし、カメラは真上向けて配置して移動の
方向は水平方向に(三脚の水平回転で調節して)、そのときの日周運動に合わせ
て回転・調節したのでした。いずれにしても単に天頂儀からのアイデア拝借で
す。光像式ガイドアイピースも光学器械の本に確か書いてあったものを簡略化
して作ったように記憶しています。
まあ単に金が無かったから苦肉の策を考えたってことです。今は田舎の病院で
働いてますけど、給料は全部ヨメハンの管理で、金の無いのは同じです。ふ〜
ただ、脳動脈硬化で、自分ではアイデアなんて全然出てこなくて、他人様のア
イデアに感心することばかり多い昨今です。
お言葉に甘えて、また大変失礼申し上げました。
- [32] 今西 - 2005/07/26 13:16
- 栗栖先生の再度登場で、大感激です。四ツ橋電気科学館や日本天文同好会時代は、よくお世話になり色々教えて頂きありがとうございました。熱血漢・智恵袋・バイタリティーの栗栖先生には、教えられる事が多かったですが、ちょっと凡人には、マネがでけんなぁーというのが、実感です。ポタ赤、経緯台追尾装置、中〜大判カメラ改造の冷却カメラ以外にも先生の発明品は、多々有りファイバースコープ利用の時計写し込み装置(1960年代後半日付時計写しこみ可能なカメラが存在しなかったので、胃カメラ用ファイバーで機械式腕時計の照明画像を35mmカメラのフイルム面隅に引き込む細工をされていた。)もユニークで、後年世界的な内視鏡手術の名医になられた先生の一端を彷彿とします。私の中学時代に佐伯恒夫先生の「火星とその観測」の自著サイン本を手渡しで、買った時は感激でした。あの電気科学館も、とうの昔に廃館になり、中ノ島に移ったと、「すばるフォーラム」のサブ司会者をやってました際読者の方から聞きました。http://www.sci-museum.kita.osaka.jp/~kato/dennkann.htmに、館の歴史が掲載されてますのでご覧ください。私は現在習志野自衛隊空挺部隊の近傍に会社も家もあり、健康管理も兼ねて、片道4km会社で一日2km最低毎日10kmは歩いております。残念ながら栗栖先生のような天才的発想・集中エネルギーは持ち合わせておらず発散系劣等性だったもので、今でもヒラリーマンをやってます。アマ無線やBCLにも熱中し、現ラジオ日経のワールドタムタム・・一時タモリさん司会にゲスト出演したこともありました。将棋にも相当熱中しましたが、プロの域迄は、行きませんでしたが、その過程で戦前に坂田三吉翁からアマ五段を允許された53歳年長の師に就けたのは、嬉しかったです。最近は漢字を基軸にした日韓中英語並行学習法を主張して、「国際漢字漢文協会」の必要性を論じて、http://www.success-poem.com/2005/06/post_802.html自ら韓中ワープロを叩いています。 天文の話に戻しまして、宇陀室生観測所の前に、能勢妙見山観測という時期がありました。これも結構熱心な参加者が、居たはりました。特に1970年のベネット彗星は綺麗やった。同好会の会長が藤田和久さんから、プラネタリウムの菊岡秀多先生にバトンタッチされた前後事でした。ご両人とも「星もと」http://www.hoshimoto.jp/なんかで、ご活躍されているようですよ。
また、先生の仕事の手が空いたおり、色々な、お話を楽しみにしています。
- [33] 栗栖茂@浦島状態 - 2005/07/29 22:30
- 今西さんって、多分あの方だと思います。だいたい覚えてる感じ。となると何だか内輪の掲示板みたいな感じですねえ。
妙見山はよく行きました。当時は車なんてなかったのでバスで。60年代の中ごろからですねえ。一晩星を見て、朝一番
のバスで戻って、池田でしたっけ、バス停の近くで「びっくりウドン」なんてぇのを食べた記憶。ベネット彗星のときは
何人かは車で登って、大西さんの車でしたか???誰かの車の中で寝てしまって、ふと目をさますと明るくなりはじめ
た空に小さくて物凄く明るいベネット彗星が見えていたことをよく覚えています。
68年頃は短焦点反射を持ってよく登ったように思います。当時古田さんが短焦点反射手動ガイドで凄い写真を撮っておら
れたので私も10cmF4でやったものです。回転椅子の軸を極軸にして、タンゼントスクリューの微動、極軸合わせは怪しげ
な極軸望遠鏡をつけてたか、その前は単に外側の中空の筒を肉眼で覗いてだいたい北極星に合わせてたか。無茶苦茶です
な。
数十年間天体写真やってきて、それでも真に衝撃的だったことというと、まあいくつもあるわけですけど、一番はなんと
いっても2415の水素増感。それまでも超増感という手法は沢山あったわけですが、そんなに相反則不規が改善されたわけ
でもなかったので最初はマユツバものだと思ってたのですが、コピーフィルムなみの微粒子フィルムがTriX以上になるの
ですから本当に魔法みたいに思った次第です。吸引式にカメラを改造して、1/100mm単位でデプスマイクロメータなど
使ってボディを測定して、カメラメーカーにフィルムゲート部分の本来秘密の寸法を教えてもらったり・・・。勿論その後
のCCDは凄いし、シュミットカメラの実用化とかIIで流星のビデオが撮れるようになったことなども凄いですけどね。
シュミットというと山田坂雄さんの、え〜っと会社の名前は何といいましたっけ、あそこが驚異的なものを製品化した
わけですが、あそこはシュミット作る前は教材用の単レンズの望遠鏡などを売ったりしてたんです。それを見たら驚異
的に見えるのでビックリして注目してたら、当時憧れてた小島信久さんとこに見学に行ったら小島さんの恩師だという
ことで、実はシュミットカメラを製品化する計画で・・・なんてことでビックリ仰天、まさかそんなものできっこない
と思ってたら出来ちゃったので本当に驚きましたですよね。
まあ私の場合には一番よくやってたのは70年ごろ、80年代中ごろになると天文から離れちゃった感じですから、ほんま
に昔話だけになってしまうわけですが・・・。ここのサイト拝見してるとなつかしい望遠鏡がいろいろと出てきますが、
ヤフオクで西村の経緯台が出ていたとは驚きました。木辺鏡とかは出てないっすかねえ。
また物置探してみて、今回の発端になった経緯台ガイド装置(の残骸)がもし出てきたら、またご報告にうかがいます。
- [34] ジーク - 2005/07/30 00:37
- 妙見山には,一度だけ,’72年のジャコビニ流星群の大出現が予測された夜に行きました.
山上には沢山の人が...
夕方から登り,夜に到着.眼視では全く出現せず.諦めて4時頃に下山し,一番電車で学校へ登校. 授業中ほとんど眠りこけておりましたが,先生は見て見ぬふりで見逃してくれました.
- [35] ガラクマ(管理人) - 2005/07/30 17:20
- 出張に多忙もありましたが、なかなか栗栖様・今西様の濃いトークに、口を挟むも躊躇しておりました。お話に出てくる先生方も、お会いしたことがありませんが、みな憧れの方々でした。
私んところの掲示板は、継続的に自由に使っていただけるよう工夫しております。お気兼ねなしにカキコください。私も含め、みなさん歓迎しております。
栗栖様。西村の経緯台。調子よくありませんでしたら、こちらの方にご相談いただければと思います。
http://yumarin7.sakura.ne.jp/telbbsp/joyfulyy.cgi
今西様。高尚で崇高、高い文化性を持ったライフワークをお持ちで、尊敬いたします。
てんで比較にもなりませんが、今中3の息子も小学生のころから漢字に興味があり、13歳で漢検1級を取りました。今は受験勉強はしませんが中国語口座は欠かしません。いつの日かそのスジでお名前を拝見するかもしれませんね。私は日本能率協会のMBA教育
で四苦八苦しております(ご紹介の先生ではありませんが)。。
- [36] 今西 - 2005/07/31 15:56
- ガラクマ(管理人)様、ジーク様、栗栖様レスありがとうございます。私は高尚でも崇高でも無い、安月給の只のくそ親爺というか、くそじじいであります。家内に言わせると、「歩く粗大生ゴミ」だそうで、早くくたばって安い保険金にでも、換金された方が世界平和に成るのだそうです。栗栖さまの話にありましたように、趣味を良く判ってくれない家族は、累々と苦労して蓄積した「文化遺産」を場所取りのガラクタとしか解釈してくれず、結婚後手狭なマンションで、置ききれなくなったTRIO(後年KENWOOD)9R59DやDS,TX88や八重洲無線TR101B、JRC(日本無線)NRD501,ICOM71Dなど往年のアマ無線名機は、母親のボランティアで、川西市の無線家達に無料放出されましたし、マンションから戸建住宅に引越しの際、囲碁・将棋の1冊5〜6千円はした、古棋書や名人上手の実践集など数百冊も、可燃ごみで、廃棄されてしまいました。畜生クソーと当時は思い落胆もしましたが、結局「物に頼らず、自分自身をしっかり磨こう。心身健康、頑強ならば、いつでもゼロから再構築できるわ!」と悟り??前向きに生きる事にしました。やはり、趣味に生きる人間は日頃から家族サービスをきっちりやってませんと、酷い目に遭います。以上、ちょっと天文談から離れてごめんなさい。
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