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がめつい時計屋

[1] ロッド - 2005/02/17 22:24
今日、田舎の小さな時計店でエイコー77mm屈赤(昭和47年製ST−5000)をゲットしました!15年以上も前に目立つ場所に展示されてるのを見つけたんですが、その後無くなっていたので半ば諦めていました。そしたら、まだあったんです。ニコニコと人なつっこい笑顔(実は百戦錬磨の営業スマイル)で現れたご主人。(ガンコ親爺でなくてよかった)しかし、自宅のベランダに長年放置してあったので錆びているとの話。「これは一番高いやつでレンズが大きくて高倍率。当時10万円のやつなんです。」「えっ?昔のカタログで調べたら5万円でしたけど・・・その後値上げになったんですね」これ以上突っ込んで意地を曲げられたら困るのでダンマリ。そして実物見てビックリ仰天。ひどいサビサビのジャンク品じゃないですか!ジャンクと言ってもこれ以下のランクは無いほどの・・・。ABCDで言うと確実にDクラス。(Dと言ってもDウエルじゃないですよ)

それをご主人「5万円は貰いたいところだ」などとトンデモナイこと言うのです!(ST5000は当時の定価で5万円ですよ。定価10万円なんていう話はどこから出てくるんだ?)「私は1万円が精一杯です」と言いました。本当は3,500円と言いたかったが我慢。結局あーでもない、こーでもない、と長い長い交渉の末、結局2万円で引き取って来ました。そしたら、帰り際に古いバローレンズを持ち出して「これ付けると倍率が強くなるんだが、買いませんか?2,000円。」「それなら、もう何本も持ってるし、今のこの望遠鏡にも、ほら付いてるでしょ。これも無くてもいいんですが。」いやはや、参りました。。。

木箱入りで故障や欠品が無く、不思議とレンズのカビが無かったのが幸いでした。しかし、クロームメッキ部分はサビサビのボロボロ、三脚は腐ってて秋になるとキノコ(爆笑)がはえそうです。

この前、新居浜だったかに小さな時計店があって、そこにカートンスペースSPやアストロLN3Tがある、しかし店主が頑固親爺で「絶対に売らん!」と言う、との話題がありましたが、ガラクマさん、Shinbaさん、やっぱり時計屋さんは敬遠したほうが良さそうですネ。

 

[2] ガラクマ(管理人) - 2005/02/18 22:32
 営業の方も、いらっしゃると思いますが。
 私も、先日営業の研修を受けました。講師の人が、いうに基本はもちろんあるが、営業慣れした人が言いとばかりは言えぬ。素朴で垢抜けなくても生まれつきのキャラクタで、営業として成功する人もいるとのことです。そうだな。と思いませんか?。私も、いろんな営業の方とお話する機会がありますが(今日も数人とお話しました)、結局、人柄は利きますよね。
今日、人事異動の内示でしたが、一応技術続投になりました。自分を試す営業職も気になっていたのですが。。

新居浜のお店は、もう1,2年してから行ってみます。あそこの親父はがめついというより、頑固一徹。馬が合えば売ってもらえるのでしょうが、第一印象が悪かったようで。いきなし、奥さんから「バイヤーの方ですか?」ってとこから、始まりましたから。。
 大体、一級国道がそのお店のところで微妙に曲がっているくらいですから。。

[3] コメト(^0^) - 2005/02/19 16:36
私の例では地方にいると(地方の人ゴメン)望遠鏡と言わず、レンズとか自作品を集めるのに
苦労しました。
手っ取り早いのがまず眼鏡屋、時計屋、次に質屋の流れ品を買う方法でした。
双眼鏡などは眼鏡屋、時計屋では新品ばかりで高過ぎて手が出ません。その点、質屋のは
安く、中学、高校で良く行きました!(とんでもない生徒ですね!)
ほんとに質流れ品なのか疑問でしたが。。。

大中小と何種類か聞いたことも無いようなメーカのが有るのですが、いずれも良く見ると
どこかに欠陥があり、例えばプリズムの脈理が見えたり、泡があったりでこれは2級品で
しょう。見えもそれなりでしかなく、少しの衝撃で光軸、良くズレました。
それでもいじくり回して最期は単眼鏡が2個に落ち着き、まぁ、仕方なし。。。

それ以外で便利だったのが教材屋と言う奴で、良く学校に教材など売りに来るあの会社
です。どこに行っても首を捻られてたピッチに混ぜて使う松脂とかセーム革なんかも有って
ちゃんと在庫してました。無ければ言えば取り寄せてくれもしたようです。
今でも教材なら扱っている会社、どこにでもあるんじゃないでしょうか?  ! ̄ー ̄☆
10年位前の望遠鏡ならまだ型が変わる前の新庫品、あるように思えてなりません。
あまりこの方面に明るくない学校関係に売っているとも思えます。

[4] ロッド - 2005/02/19 21:11
コメトさん、教材屋。そうですね。私も実際○○理科という会社に言ったら裏の倉庫にアストロLN−6Eがありました。「これは・・・?」とたずねると、「ある学校から修理依頼で引き取って来た物です」とのこと。でも修理に応じてもらえず何ヶ月も放置されているのだそうです。「できたら譲ってください」と言って電話番号渡して来ましたが、そのままお流れ。

しかし、教材屋にしても眼鏡・時計屋にしても、中古望遠鏡の価値(相場)にまったく無知なので、ヤフオクでの落札額の話なんか全然、話として通用しないので困ってしまいます。今回の時計屋さんなんか「オークション」という言葉すら知らないんですから。新品で5万円したんだし、実用上支障が無いのだから、何十年経っても同じ5万円で売れると信じているのです。ホームセンターにすら行ったことが無いらしく、安物の11cm反赤が2万円台で売られていることも知りません。ですから、店内は不良在庫(デッドストック)の山。30年前の顕微鏡とかルーペとかいろいろあったけど、「定価販売」の原則は崩せないようです。昭和の昔にタイムスリップしたようで、レトロ好きの私にとって、それなりに面白い体験ではありました。


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