ドイツの紙幣に見る光学機器

 紙幣のデザインには各国特有のポリシーがあるのだと思います。前ページの台湾政府発行の紙幣にビクセンの製品がデザインされてあって驚いたのですが、ドイツの場合は、ドイツで冠たる栄誉を獲得した各分野のエライ人が載っています。下の紙幣は生物学者の肖像です。コッホかと思って見たのですが違っていたのが意外でしたが・・・。
 生物の外、音楽、文学、植物、建築、小説、測量、これですべてです。但し、何故か 有名人といっても、我々が日頃耳にする世界的な有名人とは違って、少しマイナーな有名人です。下の肖像もコッホではなくて私共には馴染みの薄い学者です。同様に、音楽といったら真っ先にベートーベンを思い浮かべるのですが、登場人物は クララ・シューマン つまり シューマンの奥方 が載っています。クララ・シューマンもピアニストとして有名には違いありませんが、超有名かとなると首を傾げます。それならば彼女の陰の恋人だったブラームスの方が遥かに有名人です。
 然し、それはあくまでも野次馬的見方でしょうし、あえてモノを申す必要はありません。---ともあれ、紙幣に顕微鏡、という取り合わせに面白味がありましたので載せてみました。

紙幣の表

こちらは裏です。1マルクは現在50円位なので、この紙幣は
約1万円となります。



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