試作-・
シーロスタット
望遠鏡本体を動かしたくない----これが着眼点
長くて重い望遠鏡の鏡筒は、なにかと操作に不便で扱いに厄介なものです。加えて、風が吹けば揺らいで満足な観測が出来ない場合もあります。それを解決する方法として、鏡筒と架台を分離する事を考えてみました。
最初に狙ったのがシーロスタット構造です。回転速度が通常の赤道儀と違う点に注意したほか、別にこれぞと云った問題点はありません。シーロスタットからの光を別途固定された鏡筒で受ける事になるので、鏡筒部のブレは発生しません。
シーロスタット構造での太陽観測は良いとして、全天観測となると架台の構造が複雑になる点と、口径が大きい場合はそれ以上の大きいミラーなりレンズなりが必要になってくるので大問題になりますが、光学的な精度の確保を別にしたら(神経質になる程ではないと考えていますが、)コスト的にはそれ程負担にはならない範囲で出来るような気がします。但し、本当に**センチ以上の大口径となったらダメでしょうね。
このアイデアでは一点集中的な観測には常に普通の姿勢で楽々観測が出来るのでこれ程便利なモノはない、と得意顔をしているのですが・・・・。
その気になれば、常に問題は発生しないものです。