試作ー4
小型反射経緯台
小型のシュミカセで気になるのはF値が大きい事、つまり暗い事。その結果として倍率が高くなり過ぎて、低倍率広視界が得られにくい事。ーーーこの辺がシュミカセの問題点です。これの解決には、やはり焦点距離の短い反射式ニュートン以外はありません。反射となると、すぐに大口径というイメージがありますが、小型にしても小型なりの利点が多々あります。
今回、その視点から小型の反射望遠鏡を考えてみました。
主鏡は100ミリ、F=5。ニュートン式です。架台は経緯台としてスカイセンサーで自動導入自動追尾を可能としました。大袈裟な三脚の代わりに卓上タイプとしてあります。フアインダーは7倍50ミリの60度ワイド、アイピースはLVの適当なミリ数を選びます。LVワイドもOK、因みに、ワイド22ミリで見るデイープスカイは凄い迫力です。(倍率は23倍。)
接眼部はスライド式です。鏡筒にはマルチプレート装着可能。モーターは両軸とも新型を付けてあります。
テーブル上の煙草と大きさを比較して下さい。
光学系が単純だと云う事は価格面で絶対の強みが出ます。量産効果を期待すれば価格上で他製品にヒケは取りませんね。
但し、試作が完成したと云っても、即生産とはなりません。目下のところはあくまでも「試作」の段階です。(念のため)