不思議な拾円紙幣

 戦後、いつの頃からかこの紙幣が使われるようになりました。当時の人々にとって最も馴染みのある紙幣です。ただこの紙幣だけはデザインが変わっていて、これまでの流儀を全く無視した奇抜なデザインでした。そんな事があって、使っている当時から何かと噂?が絶えませんでした。と云っても別にむずかしいハナシではありません。

 上のオモテのデザインをよく眺めて見て下さい。左の国会議事堂の箇所は大きな「米」という字に見えます。右の四角の部分は「国」とも読めます。つまり通して「米国」と読めるのですよ。
 国会議事堂の周囲が真っ黒です。暗黒の中に聳える国会議事堂は不吉なデザインです。更に、どっかの四隅を折り曲げるとアメリカ兵が睨んでいる形に見える----とも囁かれていました。