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とっつぁんは不思議に思ふ....。 o なぜだ!? ☆望遠鏡の巻☆

[1] ガラクマ(管理人) - 2008/07/02 00:07
 さて、望遠鏡、光学関係にも、私の無知さからか不思議に思うことがたくさんあります。

まず、今古スコなどで、話題の五藤光学さん。有効径をE.D=で表しており、たぶんEffective diameterの略と思います。その為EDレンズとよく間違われます。
 ところで、間違うあいてのEDレンズってなぜ”ED”なんでしょう?
私の記憶ではExtra Low Dispersionの略で、EDだったように思います。
ExtraってLowの前に付く副詞でしょう?そんな機能を特定しないような語の頭文字とか、普通使うでしょうか?
その為、UDとかLDとか、どっちがどうなの?ってことになってはいないでしょうか。
よっぽど、有効径のE.Dのほうがまっとうな略語のように思えてなりません。

とっつぁんは不思議に思ふ なぜにED(=低分散)?

[2] コメト(^0^; - 2008/07/02 01:51
Low Dispersionが先にあって、後からExtraを仕方なく付けたとかでは、、?
あんまし市民権を得ていない専門用語なので、もう何でもありになってるような気がします。
(古くは零式艦戦(ゼロ戦)とかの機体を構成していた“超超ジュラルミン”にも似ている、、)
五○のEDは厳密にはE.Dと記載していて、これはこれで正しく、後世にEDガラスも出現でした。
EDガラスは正確にはELDとか略して使いたいよな気がしますです。 (T□T)

でも先約のメーカがあったとかで(商標権)使えなかった、、ならEDでも通じんべ。。てなもんでは?
UDとかLDならULTLAとかLOWでこれは本来だった。コ○ワは↓
http://www.newton-club.co.jp/cgi-local/bw/cart.cgi?option=view&n=508
になってて、XD。ニ○ン、オ○ン○ス、ぺ○タ○クス(現H○YA)とかはED。(゜‐゜*)

ULE(Ultra Low Expansion)なる超低膨張ガラスのも違和感は無い。光学業界は造語にも似た
ネーミングが好きであり、専制主張のプライドも高そうです。
過去にもM−1がOM−1と改名させられたりして話題になってた筈。関係無いか?(笑)
だから!名高いBK-7もF2もショ○ト社の商標なので、他社では頭にKとかNとか冠している。。(脱線)
SDとかもSLDとかもあって、もう何がなにやら分からん。結局、みんな同じように見えて来るのは
各社共に損な命名だったのではないかとさえ感じます。。(゜ロ゜;

[3] ガラクマ(管理人) - 2008/07/02 23:31
 コメトさん。毎度です。
そうです。ELDでしたら分ります。そんでもって、ULDにLD、なんとなく分ります。
このような副詞、形容詞を略語にするのは型式でなら、理解できます。
フィルムでしたら、ネオパンSにSS、SSS。とか。

ところで、最近の望遠鏡の設計で分らないのが、屈折望遠鏡のアリ型金具付き鏡筒バンドです。
昔ある時期、五藤光学の屈折赤道儀の屈折鏡筒にはバンドがなく、止め金具にて止められていた時期があります。これはこれでスライドもできて、それなりにGOODでした。
 屈折は、どっちに向けても鏡筒を回す必要はありません。直焦点撮影でも、最近ならそれなりの回転金具が用意されており、チープに行こうとしたらTリングも止めのイモネジを緩めると回せます。鏡筒を回すことはありません。
 それなのに、重量増、不動点から遠くなりバランスウェートも重くなりがちで、コストもかかりなんのメリットも無い、屈折の鏡筒バンドは存在するのでしょうか?
鏡筒に、直接アリ型金具でなぜにいけないのでしょうか?
不思議です。

[4] コメト(^0^; - 2008/07/03 22:17
確かに鏡筒に直接のアリ型金具のオスでも良いと思いますです。(゜‐゜!
わざわざ鏡筒をシッカト握ったような鏡筒バンドは無駄でもあり、振動の原因とも取れます。
しかも最近の良い?鏡筒はアルミパイプの引き抜き冷間成型であり、板材を丸めたものよりも厚く
なりがちで、しかも圧縮効果で強度もあるんではないかと思います。
なぜにやらんかと言って考えてみんと、アリ型を鏡筒に取り付けるには鏡筒に穴ないしはネジ穴の
準備が必要。しかも2〜3ミリの板厚では直接のネジ立ては山数不足過ぎで強度不足、、、。゜ロ゜;!!
これを避けるには内部にナットをいれなきゃなんないし、締め付けにはナットを固定せにゃならん。
とどのつまりが細い?鏡筒の中央付近にゴツイ手は入らんので、結果、出来んことなのでワ? (T□T)
鏡筒の留め穴の反対側(直径方向)にもう一つ捨て穴を設ければ済みそうですが、これは開いたら
最後、蓋代わりのネジで塞いでも格好悪、、、てなもんかと思ふ、、(解決策ありそですがネ)(^0^)

[5] 削除 - 2008/07/03 22:53
投稿者により削除されました

[6] 削除 - 2008/07/03 22:55
投稿者により削除されました

[7] スークー - 2008/07/03 23:02
赤道儀だとファインダーの位置がアッチャコッチャになるから「回転装置代用」として鏡筒バンドはあったほうが便利と思います。

でもポルタなどの経緯台に取り付ける場合はなくもがなとも思います。

アリ型の上に鏡筒バンドが付いてるものがありますが、これなんぞはまさに屋上屋を重ねる行為で、私はあまり好きではありません。
架台から筒を外すのにアリ型の部分で外してもよし、はたまたバンドをパカッと開いて外してもよし、というようなもっていき方は一見便利そうですが、初心者などがまごつく原因ですので、殊に入門機では「一つの行為が行える場所は一箇所」を原則としてほしいものです。
(ひさびさに書き込んだのでまずい文章です)


[8] ガラクマ(管理人) - 2008/07/04 06:32
たしかに、東側から南の低い位置を見るときには、ファインダーが下になってしまいます。回せるにこしたことはないような。
コメトさんの書き込みのように、確かにバンドも止めにくいし。
なるほどです。

 ところで、今の鏡筒バンドは回しやすいような考慮がないようにも思います。ニュートン反射赤道儀なら、回すのは必須。
昔の大きいものは鏡筒回転装置、筒先回転機構が付いておりました。
タかハシシステム160では省略されましたが、回転用のハンドルがそれなりの機能を持っておりました。リングが抜けどめと位置合わせに役にたちます。
 最近の例えば200SS。極軸をきっちり合わせた後、またSS2000でアライメントした後、回す気になりません。だいたい2本止めバンドを設定するところで、回しより保持優先としか思えません。

 屈折でも、例えば古い五藤(D=60,Fl=1200他)のように鏡筒バンド省略ですが、ファインダー付きの接眼部が回ったりします。
鏡筒バンドのほうが単にコストが安く付くという理由だけでしょうか。
 赤道儀の2重微動が省略されたり、スリップクラッチもなくなり、ますますヒューマンインターフェイスがおろそかにされているように思えてなりません。


[9] コメト(^0^; - 2008/07/06 10:21
ニュートン反射赤道儀の鏡筒回転装置は見掛けなくなってしまいました。。。
これがあるとドローの位置が観察し難くなったら鏡筒回転して何とかなります。
観察姿勢は無理が無い方が嬉しく、ましてカメラでも接眼部に付けようものならこれはもう必須の
アイテムかと存じます。皆さんそれでも何とかなってるのを見ると、別の手段で逃げているの、、?
と思います。(^◇^;)

ただ一つ気に入らないのが鏡筒の途中にこの回転装置がある時、光軸中心がいつも同じ位置かと
言って、多分、そんなことは絶対に無いと思えることです。回転のたんびに少し視野を修正すること
になるのを嫌う向きには評判悪いのでは? (;¬_¬)

やるなら鏡筒ごと回転する方式ですが、赤道儀から三脚、ピラーを含めてかなり強固でないと移動
してしまいます。しかも、大抵、このメカを採用すると動きが固くて、余計な力を加えないと回転し
ませんから、半端な精度では無い方が良い、、となります。
ここは比較的大型リングの嵌め合い構造で、強度も必要、安定度も必要、動作の硬さも必要と
なり、しかも軽くするとかとなるとどれかの基本要素を省略して作るしかないかもです。(×_×;

[10] ガラクマ(管理人) - 2008/07/06 22:28
以前から、鏡筒回転の時に視野がずれることを気にされる方のお話を聞きますが、みる対象を導入する前に、回転させておくのが基本だと思います。
だいたいの方向は分るはずで、そちらに軽く向けてみて接眼部が向く方向をみといて、一度鏡筒を東西の方向に水平の状態に戻してから、回転。
その後、おもむろに導入すると言うのが、小型反射望遠鏡の鏡筒回転の手順と思います。筒先回転でも導入前が基本と思います。

ただコメトさんのおっしゃるように、もう少し回転しやすくしないと使えませんね。
だいたい、露が付きやすい金属鏡筒と水を吸うフェルトの組み合わせはいかがなものかと思います。


[11] 削除 - 2008/07/07 00:06
投稿者により削除されました

[12] 削除 - 2008/07/08 00:06
投稿者により削除されました

[13] ひぽぽたます - 2008/07/08 00:09
鏡筒回転装置ですが、そもそも鏡筒バンドに締められた鏡筒自体だけを回すからおかしな事になる訳で。以前使用していたパララックス社製鏡筒バンドはバンド自体が二重構造になっていてクランプを緩めると内側のバンドがフリーに回転出来るような構造になっていました。クランプもバンド全体で締め付ける様な構造になっていて視野ズレは300倍程度で見ていても少なくとも対象物が外れる様な事はありませんでした。もちろん斜鏡のずれ等があるかもしれませんが、それはやわな鏡筒構造由来という事で・・・。国産で前述の様な構造を有する鏡筒バンドは販売された事は無かったのでしょうか?当方は購入した時にコロンブスの卵の様な驚きを覚えてものでしたが・・・。因みに個人輸入はかなり大変ですのでご入用な方は代行サービスを使った方が良いかも・・・。HPは以下の通りです。ご参照あれ!

http://www.parallaxinstruments.com/ring.htm

[14] コメト(^0^; - 2008/07/08 00:27
うん、これこれ!(^0^;
これなら抵抗無く鏡筒回転が出来、しかも視野ズレもありません。長らく私が求めていたものの
一つです。どうして国産ではこう言った基本的なパーツが売られていないのだらふか?
また、他のパーツも見せて貰いましたが、実用的かつ基本に忠実なお品ばかりで感動でした。
ひぽさん、眼からウロコでございますです。 ('◇')ゞ

[15] 削除 - 2008/07/09 23:19
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[16] ガラクマ(管理人) - 2008/07/09 23:24
私は、単純に保持は確実に、回転しやすくと言うことで、鏡筒に腹巻風に凹凸波板風の表面加工、またはシールでも張ってあるだけ(敷居すべり?)でも、相当違うような気がします。

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[17] ガラクマ(管理人) - 2008/07/09 23:29
↑すいません。鏡筒バンドと筒の位置がずれてしましました。

[18] 削除 - 2009/01/14 12:28
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[19] 削除 - 2009/01/26 20:18
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[20] ガラクマ(管理人) - 2009/03/20 23:33
 コロナドの太陽望遠鏡セットにTS2枚玉フローライトのセットがありましたが、初めて見たとき凄く不思議になりました。

狭いバンドパスフィルターを持った望遠鏡に色消しをこだわった望遠鏡が必要だろうか?・・・と

私が知らなかったメリットがあったのでしょうか?

[21] (^0^)コメト - 2009/03/21 11:32
実量を挙げて説明すると良いのですが、探すも計算もめんどいので略式で、、(笑)
単レンズの欠点に色収差がありますが、球面収差を考慮して設計すると一種類の解しか得られません。
かいつまんで言うと色収差もさることながら球面収差も大きいのです。 (´Д`;

これがアクロマートでは球面収差も各収差も格段に減らすことが出来ます。( ゜Д゜) (表現略記)
色収差も肉眼的にはF15以上ではさして問題にならないことは皆さんよ〜くご存知のところです。 
また、口径が小さい時は各収差もこれに(FL)に比例して小さくなるので充分実用となります。

ここでは太陽を観察するに高い倍率を考慮したかったのだと思います。
(今時のアクロマートは短いのばかりで低倍率を良いことに収差を無視しているのが多い、、)
そうなるとやはりフローライトクラスの性能を持ってきたくなります。( ̄ー ̄☆
しかし、実際にやってみるとそこまで必要なかった(=買う気が起きない位の差しか、、)
と思われます。

現実の妙で、新型?のは(ラ○ト社)単レンズです。
これで良いのでしょうがあのFL(=500mm)ですから実用には充分と考えて少しでもお安く
出来るメリットを取ったのだと思います。!(゜O゜;

実際、見てみんと先の物との差が感じられません。
また、心配したゴーストもフレアも出てますが違いが感じられませんでした。
初期のフローライトのノンコートのも気になりましたが、ゴーストが出ては同じです。 (ーー;

[22] ガラクマ(管理人) - 2009/03/22 03:56
コメトさん解説ありがとうございます。球面収差の件は理解できますが、アクロで十分じゃない?
当時でしたらBORG65mmアクロくらいで・・と思った次第です。
CaKの波長は393nm、この辺の波長の関係もありそうとは思います。また焦点距離400mm前後という制約もあったのかもしれません。
単レンズでも変わらないとは、また驚きです。
波長にピンポイントであわせた設計なのであようか?

ところで太陽望遠鏡ですが、HαとかCaKでなくても、光量が十分あるので、ある帯域のバンドパスフィルターを使うことでアクロマートもAPOも差が無くなるのではないでしょうか?
例えば赤いフィルターと赤外線カットフィルターを持った一眼デジカメ。色はあとで修正できるし。
最近日蝕を前に、お金の工面と機材のことを考えている毎日です。

[23] (^0^)コメト - 2009/03/22 11:01
ええ、アクロマートで不自由することはないでしょうネ。
フレアを考えると構成面の少ないレンズで、表面散乱の影響の少ないレンズが欲しい所です。
また、専用波長で設計されたレンズの意味がどの程度あるのか疑問です。(;¬_¬)

古典的アクロマートなら480nm(青)〜643.8 nm(赤)までを補正してありますが、393nmでは
かなりそれからは外れます。(・o・)
。。ならそれ用に設計されたレンズが必要と誰しも考えますが短波長ならアクロマートが適して
いる場合も多くて、ここではアポクロマートとかは設計波長が狭まって不適で考慮外です。

研磨の充分なレンズを使用し、光軸の良く出た鏡筒で、フレアー対策を満足なレベルにした
のが発売されている太陽望遠鏡なのではないでしょうか?
まるでコロナグラフの対物レンズみたいですが、この場合でも大気の透明度が悪い所で見た
場合と空気の澄んだ山などで見た場合ではかなりイメージに差が感じられます。
多々考えると光量に不自由しないので更なる発展は口径での分解能を期待したい所です。

ボーナスもろくに出ないのに日蝕観測行くなんて、、私は女房の説得が課題です。(笑)(^◇^;)


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