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アーサー・C・クラーク氏死去

[1] Shinba - 2008/03/20 22:36
今年か・・・来年か・・・・と、失礼ながら思ってましたが、とうとう亡くなられましたか。
またひとつ、時代が消えていく。
どんな分野にも、この人は特別ではないかと思える人がいるように思います。クラーク氏はそんなひとりでしょう。

科学的な裏付けがあり、上品で、飽きさせない作品。そんなものを書ける作家は少ない。
高齢ではあるけれども、突然斬新な作品を発表して最後に驚かせてくれるのではないかと思っていたのですが、残念です。

合掌。


[2] コメト(^0^; - 2008/03/21 00:11
そう。。。残念です。
SF作家でありながら肌で感じたことを現実の世界から架空の世界へ置き直すことの出来る
貴重な存在でした。
北極回りの砕氷船で来日したこともあり、頑固なジョンブルの片鱗を見せる作家でしたが、
保守的なハインラインとは一線を画す存在でした。爵位はナイトになってますナ。
アジモフ(誤訳:アイザック・アシモフ)と並んでシリアスな作家の一人ではありましたが、
他には大人のSFを書ける人材はそうはいなかったでしょう。

また、1970年代で、かの『2001年宇宙の詩』(原題訳)の解釈が出来る日本人も少なかった
でしょう。
それを考えると彼の存在自体がSFと言わず形而学上の大改革でありました。
キューブリック(誤訳:カブリック)が監督を務めたことが今だ気に入っていなかった気配があり、
芸術との狭間をどう埋めるかで“2001”の後に続く同シリーズを延々と書いたとも取れます。
理解されないこと夥しく、時代を先取りし過ぎた感がありますが、やはり“2001”はSFの原点。

少し、語られなかった事実をカキコですが、『SFマガジン』には今だ思い入れがあり、忘れない
内に偉大な先導者の足跡をここに転記、、、そして合掌。


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