[掲示板へ戻る] [過去ログメニューへ戻る]

大型カセグレン鏡落下

[1] Shinba - 2008/01/27 21:32
ハッブルの破棄が延長されたと思ったら・・・・


以下 technobahn news から

米国の超大型スパイ衛星が制御不能、近く再突入の見通し
【Technobahn 2008/1/27 16:40】米国のスパイ衛星が2 月か3月にも大気圏に再突入し地上に落下することが26日、米政府関係の証言により明らかとなった。米政府関係者によるとこの衛星は既に制御を失った状態にあり、地球への再突入が正確に何時起きるか、また、地球に再突入した場合、どこに落下することを判らないとしている。

<中略>

 KH -12はジェーン・ディフェンス・ウィークリーの分析によると口径2.9〜3.1メートルのカセグレン式反射望遠鏡を搭載した光学方式の地球観測衛星で外見はハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)に似ていると見られている。通常、地上観測用の光学観測衛星はシリンドリカルレンズを使うのが一般的で、地上観測用の光学観測衛星に口径3メートルもの反射望遠鏡を搭載しているのは少なくとも西側が打ち上げた地球観測衛星の中ではこのKHシリーズの衛星を除くと他には見られない特徴となる。解像度は10〜15センチで米軍のスペース・ネットワークを通じて地上の状況を動画映像としてリアルタイムで地上に送信することが可能。

 大口径の反射望遠鏡を搭載しているために、衛星重量は19.6トンと一般的な大型衛星の約10倍もの重量を持ち、地球の周回軌道上にある無人の人工衛星としては過去を通じて最大級。

<以下略>



なにぃぃぃ〜っっ、そんな大きなカセグレン望遠鏡が地球周回軌道にあったのか。ハッブルより大きいじゃん。
こいつって天体観測用には不向きなんかしらん?
ハッブル老朽化で代替え必要なら、とりあえずもひとつ作って地上ではなく宇宙向きで使用すれば??
開発費は大幅安でできるんでは・・・・

閑話休題、ちょっと疑問は、

> 地上観測用の光学観測衛星はシリンドリカルレンズを使うのが一般的で、

ってトコで、シリンドリカルレンズって円柱レンズでは??
乱視矯正しか知らん・・・。
ここの部分の学術的意味が不明・・・デス。 どなかたご教授を。


あっ、関さんの深夜ラジオ便は今夜というか明朝1〜2時だ。録音は・・・・困難。すでにヨッパラー(^^;)


[2] ガラクマ(管理人) - 2008/01/27 22:29
 こんなものが地球を回っていたとは驚きです。解像度は10〜15センチってことですが、もっと小さなものが見えてるように思います。
こんなもので監視されているんですね、地球の方々。セキュリティとかで利用できれば、安心ではありますが。

 シリンドリカルレンズって、コピー機とかスキャナーで使ってるカマボコレンズもお仲間ですね。ラインスキャンするのでしょうか?

[3] まき - 2008/01/29 23:57
既に新聞にも載りましたが、ヒドラジンが満載・・というのが気になります.

http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200801281615

[4] まき - 2008/02/09 14:36
衛星の位置は・・
http://www.heavens-above.com/usa193.aspx?lat=0&lng=0&loc=Unspecified&alt=0&tz=CET

どこを飛んでいるかは判っても、どこに落ちそうか判るのは落ちるどのくらい前か・・?

#制御されたミールの時でさえ直前まではかなり広い範囲での予想しかなかった


[5] ガラクマ(管理人) - 2008/02/10 08:55
スペースシャトルで確保して、牽いて軌道を買えるとか、大気圏に突入する前に弾頭が無い誘導ミサイルとかで跳ね飛ばして軌道を上げるとかできないのでしょうか?
 そんなことは検討済みとかは思いますが、そんな検討結果まで知ることができれば、面白いのに。と思います。

[6] ガラクマ(管理人) - 2008/02/21 23:28
 先ほどニュースで画像出てきましたね。
中国の衛星爆破に対してスペース・デブリの問題がクローズアップされた後、この爆破。
人類は学びませんね。

[7] まき - 2008/02/22 00:54
中国の実験では高度800km以上なのでかなり長期間デブリが残るようですが、今回のは250km以下で比較的短時間に大気圏に落ちるようです。

それにしても、250km高度の衛星は迎撃できることを実証したわけなので、某国には脅威ですね・・

今回のSM-3はプログラムを変更されているようですが、こんごうにもSM-3は配備されているし・・・

[8] ガラクマ(管理人) - 2008/02/23 21:58
 普通考えると、四方八方に飛び散るデブリ候補の欠片のうち、
(1)水平より下方のものは、ある程度以下ならすぐ燃え尽きる?
(2)上方、前方に飛び散ったもので地球の引力圏脱出速度を上回るものは、宇宙空間に消えて行く。
(3)それ以外の大半は地球を回る楕円軌道となり、半周回ったところで大気圏に突入(し燃え尽きる)。

問題は(2)(3)の軌道上に他の生きている衛星がないかですね。
勝負は早いはずで、現時点でも致命的なものは表には出てきてないようですが、ただラッキーなだけでは無いでしょうか?

 やはりミサイル爆破ではなく、ミサイルで軌道を制御して欲しかったです。

[9] コメト(^0^; - 2008/02/23 23:51
加速されたデブリとかはより高い軌道に乗ってなかなか落ちて来ないん
じゃないか?と素人ながらに心配です。(゜ロ゜;
動画がここに↓ありますが、自爆タイプの撃墜は確かに迫力あります。
http://wiredvision.jp/news/200802/2008022222.html
しかし、命中精度が悪くても何とかなると思うとかなり陽気なやり方です。(^0^)

[10] ジーク - 2008/02/24 12:07
皆様、こんにちは。
非公式の個人的見解として述べますと、
爆破だけでは、脱出速度までの加速は無理だと思いますので、全て(1)と(3)に属すると思います。

爆破で散った推薬が、大気中で紫外線等によって、どの程度分解(無害化)されるのかが興味深いです。どなたか、化学に強い方にお聞きしないと...



[前画面へ戻る]