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銀塩写真は滅びるのか?

[1] ひぽぽたます - 2005/05/29 10:40
本日、欧州のフィルムメーカーAgfaが倒産しました(泣)。このBBSに出没している方々ならば、銀塩写真に思い入れがあるかと思います。世の中はデジタル一本やりに動いていますが、昔からある、”写真機”の魅力にとりつかれた当方としては寂しい限りです。もう潮流は戻せないとは思いますが(レコードからCDへ・・・の様に)、消えつつある銀塩写真に対して哀悼の意を表す意味もあり、熱く語りませんか?・・・ってちと、哀悼の意を表すには少々、早いか・・・?(大笑)

[2] - 2005/05/29 11:45
1〜2年前のコダックの株主総会がもめました。経営者は会社の体力があるうちに写真フィルム以外の収益の柱を立てるため、CCDや平面テレビ用の光学フィルムの新製品開発に投資するつもりでした。しかし投資家が「フィルムで上げた収益を株主に還元するべき」「新規の投資は必要ない」として反対し、総会は紛糾。でも経営者は屈しませんでした。押し切って体質改善に努めています。でも、既に日本のフィルムメーカーと比べると相当出遅れています。ガリバーほど方針転換は難しい。

銀塩の銀も心配な資源です。鉛追放のため、ハンダに使われるようになりました。基本的に回収リサイクルするのですが、使用量そのものが増えるのでどうなることやら・・・イルフォードだったか?色素系のフィルムが昔あったけど、どうなったかな?

[3] ガラクマ(管理人) - 2005/05/29 13:01
フジの四特(浅沼・近江屋・美スズ・樫村)切捨てのお話は、時代の流れとはいえ、中小の製造・卸の会社には、他人事ではない恐怖です。
 倒産した近江屋・美スズの方々はどちらに、いかれたのでしょうか。がんばって下さい。

 ちなみに樫村は、ミード、スワロとか売ってるようですが、最後のあがきでないことを期待します。
 

[4] ロッド - 2005/05/29 19:10
私は電気オンチなので、今でも銀塩写真専門です。10年前に撮った月の写真を見つけまして、結構良い写りなので、天体写真に詳しい友人に見てもらったところ「デジタルではここまでの表現力は無い」と、お褒めの言葉をいただきました。まだ、それなりの特長を生かした使い方ができるようなので、元気を出してまた天体写真にもチャレンジしてみようと思いました。

[5] 西河原 - 2005/05/29 19:42
最近はディジタル一辺倒のところがありますが、レコードもそうですが、銀塩の良さは捨てがたいところがありますので、無くなることは無いと思っていますけれど、メーカーが倒産してしまうと困ります。

[6] yoshio_55 - 2005/05/29 20:38
銀塩写真は残るでしょう。
フィルムと言う、手で触れるものがあることが大事です。
データはちょっとしたミスで永遠に消え去りますが、フィルムではそのリスクが格段に小さいです。
もっとも、現像前に何かをやらかしたらパ〜ですが。
それに偽造しにくいのも利点です。

偽造と言えば、画像処理の得意な私は、デジカメ写真などで色々な合成写真を作って、
職場の人間をよく笑わしています。(´ヘ`;)

そのためか、怪しい心霊写真は一切信じません。
銀塩カメラの心霊写真でも必ず何らかの説明が出来ます。
それを苦しいこじつけで、悪霊だとか言っているのを聞くと腹が立つのでチャンネルを変えます。

[7] - 2005/05/29 20:45
追加情報。APSフィルムは規格統一に時間がかかりすぎました。製品化出来た頃にデジカメが台頭。フィルムサイズが35mm版の半分程度で画質的に劣る上に、専用現像焼き付け装置の普及の遅れから出してすぐに写真が手に入らないという状態が発生。デジカメに圧倒されて虫の息の規格です。新製品開発Grは大半が解散され、デジカメ・電子ペーパー・平面テレビなどの部材開発に転向しました。

現在、本家のコダックで消滅したフィルム規格のボルタ版は東欧圏から細々と輸入されているそうです。将来は同様な事態に陥る危険性はあります。

銀塩が明確な優位性を持つ中〜大判フィルムはプロ用に残って欲しいのですが・・・

[8] ロッド - 2005/05/29 21:22
銀塩写真にかかわる道具で、現在粗大ゴミのように扱われているのが引伸機です。先日もリサイクルショップで見かけましたが、買う人はいないと思います。私は知り合いに無償で2台譲ってもらいましたが、10年ぐらい前までこれでモノクロ写真をやっておりました。当時でもモノクロはDP店に持ち込むと東京まで送るとかの話で、値段もカラーより高かったです。

ミニコピーフィルムで太陽の白斑や粒状斑が鮮明に描写された写真を撮るなんてのは、遠い昔の趣味になってしまいました。月面はプラスXで撮影し、マイクロドールX2倍希釈液現像だと、シャープで階調の広い気持ち良い写真ができますし、トライXにミクロファインの組み合わせも魅力的でした。ミニコピーにPOTAの組み合わせもやってみたかったんですが、上皿天秤で薬剤を測って調合しなければなりません。やはりモノクロにこそ銀塩写真の魅力があるように思います。

[9] yoshio_55 - 2005/05/29 21:47
写真の現像、フィルムの選択は奥が深く、楽しいものでした。
ネオパンSSSからトライXに変えたら粒状性が良く、天体はほとんどこれでした。
Xレイフィルムでオリオン座を写したら、輝星にハレーションが出て、
星座の形が強調されましたが、粒状性は非常に悪かったです。
パソコンで写真がどうにでも加工が出来る現在はそれなりに楽しいですが、
何となく味気なく、苦労はあっても古き良き時代が偲ばれます。(^。^;)

[10] Shinba - 2005/05/29 21:52
やっぱり滅びちゃうと思ってます。
大きな写真屋行くと、もう写真屋じゃなくてデジタルカメラ屋だもんなぁ。
地方の大きなカメラ屋では、置いてあるフィルムの種類が激減してます。気に入っていた銘柄がなかったので聞いてみると「わかっちゃいるけど数が出ないと置けません」といわれました。

ひょっとしたらフィルムなくなるかも・・・・と思ったのはちょっと昔の月刊写真工業で見た600万画素を誌面いっぱいに伸ばしたのを見たとき。その600万画素を手に入れてみると一層フィルムの運命が・・・・。
同じく月刊写真工業にあった記事で、営業写真のデジタル化について書かれた記事で、着物の着付けを間違えて反対に(左前ってやつ?)したのを修正する例を示してあったのを見たとき。あっこれで写真館もデジタルだなって思いました。

多分そのうちにフィルムは年一回の予約販売になって・・・・やがて予約も募集がなくなって・・・・・。途上国の製品をWebで買うようになって・・・・それもそのうち。
でも世界に残っているカメラの数を考えると、来年・再来年の話ではないとは思うけど。


[11] ガラクマ(管理人) - 2005/05/29 21:54
もちろん、私もデジカメ使いますが、CDMavicaがメインです。
私もケなした家電メーカーSony作ですが、8cmCDRを使って、フィルムのように、100円弱/枚のCDRにどんどん残していっております。
 使い勝手は今一でも、失敗でもそのまま残していくというフィルムライクのところが、気に入って使っている所以です。

 ところで、私が銀塩に期待するのはバックのボケの美しさです。今でこそ大型サイズのCCDが出てきましたが、ポートレートは銀塩の独壇場と思います。オリンパスの一眼デジカメはCCDサイズ小さいですが、専用大口径レンズを揃えたのは、ボケの美しさをちょっとでも銀塩に近づけたいとの現れと勝手に理解しております。

 原さんのおっしゃるとおり、大きなフィルムが銀塩の魅力。マミヤが作っている35o横長サイズとか、広がって欲しいものです。

              (井戸端にわか評論家より)


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